相模原市に美術館が出来る!というウワサが流れてから幾年月ぞ。遂に!?今度はホント!?
とばかりに、私が去年(H20年)滅多に行くこともない市役所に最初に訪れたのは9月25日。
きっかけは「美術館」ではありましたが、市役所というところがどんなところか少しずつ見えて
きたのでした。

★私がH20年2月パブリックコメントとして相模原市HPより意見させて頂いたものです。↓

相模原市シティセールス推進指針案につきまして観光、文化サイドから
○相模原の新しい美術館について

私は美術をこよなく愛する市民の一人として参加させていただきたく存じます。
「政令指定都市化に伴う美術館の設立」なんて言葉が「スタート」では、かつての
「箱物行政」と呼ばれた「中身の無いただの立派なお飾り物件」が懸念されるんですけど〜。

どうせ作るなら、老若男女が憩い集える全国でも例を見ない「行列の出来る美術館」を
作りたいではないですか。ヽ(´▽`)ノ
その前に私自身いつもアートに感じていることを箇条書きに挙げてみたいと思います。

☆アートに対する素朴な疑問
1 「芸術的!」と「芸術」の違いは?「芸術」と「美術」の違いは?
2 「芸術品」ってなぜ高価なの?それとも高価だから「芸術品」なの?
3 「子供でも描けるよう様な絵」は美術館にはあるが「子供の絵」が美術館にないのはなぜ?
4 現在既に「名画」と賞されている作品は本当に「芸術」(先進的、独創的)なの?
  制作当時だったの?
5 「先進的芸術」が(保守的芸術もあるの?)その時代に評価されないことが多いことは
  美術史をみると分かる。(過去を教訓として学べない人類ではあるけど)
  少なからず学ぶとしたら、現在「芸術の一歩手前」に見えるものや「なんだコリャ!」
  「コレのどこが芸術なの?」「コレは芸術とは言えませんね」と呼ばれるモノに「魅力」
  を見出すことはできないの?

大きく「商業美術」とそれ以外の美術に分かれると思うけどそれ以外の美術だって、お金は
欲しいこともあるし、なることもあると思う。どこかで「本当の芸術」の「三要素」を聞いたことがあります。
(「嘘の芸術」もあるってこと?)「理解してもらえない」(作品が先進的な考えの結果だから?)
「何の役にもたたない」(芸術のための芸術)「お金にならない」(お金と交換すると商業的だから?)
これって、一理ある・・・のかな?
元々、アートって「イリュージョン」なんだから「虚像」で良いと思う。
美術の「濃い〜やつ」が芸術なんだろか?

◎サブカルチャー美術
世界から賞賛される日本のサブカルチャー(アニメやマンガ他)ですが制作者自身にその自覚が
ないところがすごいと思う。制作側の意図とは別のところに Cool ! はあるのか?Cool ! is イケてる!
◎モノづくり美術、カルチャースクール美術
凧。紙飛行機。・・・身近な手作り名人。(ハンズ大賞では多くのモノ作りマインドが開花したと思う)
◎かっこいい美術、かわいい美術、キッチュ美術、無意識美術
◎アウトサイダーアート
「アール・ブリュ」(生の芸術)
いろんな「美術」を挙げてみましたが、何にでも「美術」を付ければ・・・いいってもんだと思います。
「美術」ってやっぱり字から見ると「美しい術」ってことだから
美しく見せる術→送り手側から  美しく見る術 →受け手側から

ということで「美術」はコミュニケーションなんですね。
見る、見せると言ったけど、他の五感に訴える、感じるものではいかがでしょう?
そう考えると、自然音とか聞こえる全てを含む「音楽」も美味しい不味いを含めた料理だって、触覚や
心地よさも「美術」かもしれないですね。「美術」の送り手の有る無しに関わらず「美術」という考えを
根っこに持つことで、身の回りのいろんな事もモノも、もっと深く味わえたり、楽しめたりするのではと
思います。そんなアートの基本的な部分が楽しみながら分かったら世界も広がると思うのです。

↑ここまで
★とてもコメントにはなってませんねw 
「美術館ができる?!」というだけでウレシクていろんなことを考えさせられてしまったようです。

★それの「回答」を相模原市HPの中で見つけたのは6月でした。
http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/shisei_sanka/pubcome/boshu_kekka/009744.html

★その後、文化国際課のKさんに直接、詳細なお話を伺うことができて(それが9月25日)
うれしかったのでメールをお送りさせていただきました。そのメール↓

文化国際課K様

先日は相模原新美術館構想についての詳細をお聞かせ頂きありがとうございました。
市のHPの方の検討委員会の最新会議録も拝見しまして、有識者の方々の真剣な取り組みと
「お飾りでない活用できる」という方針に重点が置かれておりましたので、そのように実現して頂けると
良いと思いました。

私の提案としましては、パブリックコメントでも触れていますが「発想」「創作」「製作」そして「新美術表現」
を育てる場としての「サブカル&アートクラフト」のフロアーが欲しいと考えます。
(「中身」の提案をできるだけ多く集める事で、その全体像の外郭をクリアにして、じゃあどんな施設、建物
にしてゆこうという逆算の発想です)

プラス日本が世界に名だたるサブカルチャー、アニメ、まんが、コミケフィギュア分野。これらは底辺の活動が
非常に広く把握するのも大変なくらいに若者の支持を得ているにもかかわらず、美術としての認知度は海外
から指摘されて初めて気づく等、歯がゆいかぎりに感じています。それら美術として未開発の分野を先取り
したいと考えています。私は海洋堂主催のワンダーフェスティバルというイベントを通しまして(1990年〜)
多くの実力ある作家さんやその分野での有識者諸氏と横のつながりを得てきました。

先日のKさんのお話の中で「人と人のつながり」が重要ということでしたので、私にも専門分野に置きまして、
広いつながりがありますのでぜひ協力させて頂きたく思いました。
なにしろこっちは「原石の産地」ですからね。 でも原石は加工しないと「宝石」にはならないんですね。
それに現地人は、その「価値」を知らないからいつまでも 石ころのままですw

↑ここまで
★私がやりたいことが「新美術館設立」の中に反映できるか?は難しいところです。
知り合い周辺の意見は「お役所というところはね〜」「、、まず、新しいことはしたがらないよ」「保守的なのは
当たり前としても権威主義だし前例とか実績とか経歴とかネームバリューとかないとまずだめ、、」
「縦社会の縦構造だから横で連携協力してやるという体制がない、、」「、、市民の声なんて言ってるけど建前」
「結局、どこかの知らない偉い人が持ってくだけだよ〜」「市役所がこんな状態ではムリっしょ、、w」
「私はもう二度とお役所関係と仕事したくないって思わされたことあるし、、」

等々、ことごとく市役所体制への市民の感想は手厳しい。
10月29日の美術館検討委員会の会議を傍聴させて頂くことができました。
http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/shikumi/kaigiroku/002979.html

★その感想をお送りさせていただきました。↓

先日の会議、美術好きの私としましては大変興味深く拝聴させていただきました。公的な会議を傍聴する
というのも初めての体験でしたので、なお更興奮していたかもしれません。

まず、ちょっと変と思ったことを二点。
会議の冒頭で「美しいものだけではなく、醜いものも見せる、、」という市側のまとめの朗読がありましたが、
「美術」のプロたちが揃っていてコレはおかしいでしょう。
もうひとつ、収蔵作品を公募展の賞金で買い集めるというのも変です。もちろん「イベント」としては面白いですが
「創り手作家サイド」の内情を知らない人の発想です。なぜか?を語ると長くなるのでここでは出来ませんが。

議会への提出文書としてまとめるだけなら机上論で良いのかなとの思いで、その先を聞き入ることにしました。
骨子等はすでに決まっており、前述の市議会へ提出用文書としての文言の解釈と、より良い表現表記の確認
だったように思われました。
ただ、専門家、有識者のみなさんであっても「アート」「芸術」「美術」という言葉の概念が一本化できていない
わけですから、今回の新美術館のために最大公約数的な概念の一本化は必要と思いました。
同じ言葉を聞きながら、委員各個人の頭上に思い描くビジョンがズレているというのはいけないでしょう?と
外からは感じました。

それには仮称でも良いので、呼び名を作ればイメージし易くなると思われます。今回も「アートセンター」という
意見が出ていました。前回の会議でも名称の重要性が上がっていました。
話題性や本当に(建て前でなく)「世界に発信」や「未来を育む」つもりがおありでしたら、現存の言葉(表現)に
とらわれることなく造語でも良いので、名称のブレインストーミングも必要と思います。

私なら「超美術館」(仮称)にします。(「既存」からの脱却には、そのくらいの気持はいると思います)
名称を頭に置きながら考えればイメージし易いですね。名称の他に愛称が必要と思うし、そっちで有名になる
方が効果的。(ブランド化すればミュージアムショップも有利でしょう)
「新しい発想を生むような」を欲しながら「既存の考え」の中からの「良さそう」なところのつなぎ合わせでは
「未来の人たち」に申し訳ないです。

委員の方々も仰っていましたように、実質第三機関による運営努力と学芸員の資質が開館後の宇宙航海の
現実的なところを握っているのかな?と思えました。「入れ物じゃなく人」ということですね。
美術館を宇宙船に例えるといいですね〜。

あとパブリックコメントから入った市民の声は新鮮なうちに伝えるべきと思います。

↑ここまで
★後日、「市役所にはアートを解かる人がいないんです」とお聞きしたときは驚きでした。
市役所には「移動」とかもあって、そこの課の仕事に慣れた頃他の課に移動されたりすればいつまで経っても
「素人」のままでしょう。つまり、「その道に素人」の人たちの集まりなの?と思ってしまいます。癒着等による
汚職疑惑等が立つ事に「監視の目」が厳しいのでしょうか?

★10月29日の会議の傍聴席でご一緒したのは女性議員のOさん(遅刻して来たのにすんなり入れたので
どういう方なのかな?と最初思いました。開始15分前には署名してなくてはならない)と大学院のレポートで
「相模原市は創造都市になれるか-相模原市における創造都市ポテンシャルの評価-」という題名で、いろいろ
取材してるというYさん。で、Yさんのレポートを拝見せてもらったのだけど、概ね「ムリっしょ、、」みたいな結論?w
(端折過ぎですが)でも、足で稼いで良く調べられたんだな〜と感心しました。

★その後、Yさんに小田急相模原のギャラリーseedで、市内のアート状況とか私の活動とかの取材を受けました。
取材中の話の中で”新「相模原市」新宿メガキャンペーン”というのを去年、市の広報課が独自にやったらしい
というのを聞いて調べてみました。
http://www.voiceblog.jp/artfestaro/304209.html

http://www.youtube.com/watch?v=qpc15AGScEY
(舞台で太鼓を叩いた学生さんには、いい経験になったと思いますが)
★どういう経緯で、こんな効果の無いと思える(いかにも田舎がやりそう)なイベント展開になったのか広報課へ
メールさせて頂きました。↓(他の課の方にお聞きすると結局日比野氏は相模原出身のお弟子さん?に任せた
のはいいけれど、そのお弟子さんは市内のアート情報の取材とかは全くされなかったそうです)

相模原市 広報課様
新「相模原市」新宿メガキャンペーンの親善大使に幼少を相模原で育った片山右京氏に依頼されたのは良いと
思います。
しかし、キャンペーンポスターに日比野克彦氏を採用されたのには、どのような経緯がありましたのでしょうか?
聞くところによりますと一千万円を投じられたとのことですが、あのポスターの評判は市内では良かったのでしょうか?
あのような感じでしたら、市内の中学生にやってもらっても良かったと思われます。
日比野氏にどのくらいのブランド力があるのかは存じ上げませんが、「新 相模原」の「新」を本気で考えておられるの
でしたら、ブランドに頼ることなく、ぜひ市内の新進デザイナーなりを採用されるのが本筋かと思いました。

もう去年の終わってしまったことですが、これからはぜひともよろしくお願いします。
相模原市ファインクラフトプロジェクト「絶対少年団」代表 佐藤眞人

↑ここまで、返事は次の日来ました。↓

佐藤眞人 様

メール拝見いたしました。
ご質問とご提案につきまして、次のとおりお答えいたします。

はじめに、日比野克彦氏の採用についてですが、氏は、舞台美術やパブリックアートなど多岐にわたる分野で
活躍されている実績と経験豊富なデザイナーであること、また、近年では地域の特性を生かしたワークショップなどの
活動も各地で精力的に行っていることなどを考慮し、当該キャンペーンのプロデューサーをお願いすることといたしました。

キャンペーンの結果につきましては、広告部門で延べ700万人を超える人々への広報宣伝効果があったものと
推定しているほか、各種メディアにも数多く取り上げられ、キャンペーン終了後の市内観光施設の入場者数や
物産直売所などの売り上げが増加したと伺っており、本キャンペーンについては、一定の成果を上げることができたと
考えております。

次に、ご提案の市内の新進デザイナーの採用につきましては、市内の人材育成の観点などにも配慮し、今後、同様な
取り組みを行う際の選択肢の一つとして検討させていただきます。
貴重なご意見、ご提案ありがとうございました。今後とも、市政へのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

以 上 
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
相模原市 企画部 広報課

↑ここまで
★確かに「市役所にはアートを解かる人がいない」というのが解かりました。だから「経歴や実績」等の「書類」
からの抜擢でその「中身」については全く触れていません。しかも、結果については「推定」「伺っております」で
効果の「収支決算」があやふやに感じます。その後、広報課をお訪ねして担当の方に直接「相模原市の未来」に
ついて話し合うことが出来たので良かったです。これからが楽しみです。

★先の美術館検討会議の中で上がった「現在美術」という言葉に感激したので、文化国際課へ提案のメールを
お送りさせて頂きました。↓

「小さな小さな美術館」をご提案します。I propose the MINIMUM MUSEUM plan.

まず、市役所自身がファインクラフト(アート)に理解ある姿勢を示して欲しいと思います。
それには自分たち(相模原市)が推し進めようとしている「現在美術」(ファインクラフト)の作品や作家に普段から
接する機会が必要と思います。特別な会場やイベントは必要ありません。市役所の入口ロビーの真ん中に、半坪の
専用ショーケースを設置する。それがミニマムミュージアムになります。相模原の美術館はここから始まります。

そこを通り過ぎる人たちが、そこを通り過ぎる際に目にして頂ければ良いのです。
そこに展示された斬新な作品たちを見ることで、誰かの何かの新しいヒントを生むかもしれません。
ファインクラフトは、見る人によって、それほどのパワーを秘めた作家作品であるということです。

私たちファインクラフトプロジェクトの「新しい表現」は「かわいい」「かっこいい」なんです。
これらは、未だ美術表現としては教科書にも載ってない、しかし日本独自のエッセンスで、主にマンガやアニメの
発展の中で熟成されてきました。今では KAWAII は世界的な言葉にさえなっています。

”百聞は一見にしかず”ですよね。見て頂くのが一番手っ取り早いと思います。
そこで、前述のミニマムミュージアムの設置をお願いしたく存じます。感想箱を置いて、みなさんの反応がお聞き
できれば、なお幸いです。

相模原市ファインクラフトプロジェクト「絶対少年団」代表 佐藤眞人

↑ここまで。Kさんの「美術館が無くても美術館活動はできるんです」という言葉が素敵だったのです。専用ケースは
カッコイイの私が自作するし、展示作品については知り合い作家さんが喜んで協力してくださるでしょう。
そのご返事はすぐに頂けました。↓

美術館活動について、貴重な意見をありがとうございます。

アート市について、よりアート性の高いアート市のご提案を頂きましたが、橋本地域の有力者に確認したところ、
橋本では郵便局や病院、神社等で様々なフリーマーケットが行われており、新たなフリーマーケットを始めるので
あればこれら、実績のある場所から始められたらいかがかとのことでした。

市では、美術館の活動について、何も決まっていないため、私としては何もできない状態ですが、情報を得るために
商業サービス課にアート市のことを聞きに行ったりなどできることのみやっております。
(もちろん、課内でフリマの企画等は出せないので、あくまで佐藤さんの質問に答えるためにしたことです。)

ショーケース形の展示ケースについては、大変面白いアイデアだと思います。
市の施設に置けるかなどの検討は、美術館の検討結果が出てから行いたいのですが、商店街や駅の建物など、
民間施設ならもっと早く検討できるかも知れません。

美術館の検討結果が出ましたら、資料を持って、順次いろいろな施設の担当者に会ってみたいと考えています。
現時点では、表立った活動できませんが、地道にやっていきましょう。

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相模原市 文化国際課 

↑ここまで。ヽ(´▽`)ノウレシイですね。楽しいこと、新しいことが動き出すかもしれません。Change! な時です。


( `・ω・´)=3 まだまだあるんですが、仕事もあるので逐次UPしていきます。今後の展開も期待が高まります。