夏 の 自 転 車
風鈴の音に足をとめると、自転車が一台立っていた。
強烈な日差しの中で、新しいとはいえないその自転車の赤と
暑苦しいほどの緑が、やけに眼にのこった。
自転車がとまっていたこの家は、もう取り壊されてしまったけれど、
たまにこの絵を引っぱり出して眺めてみれば
あの夏の空気が少しだけ、戻ってくる。
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画文帳
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その時撮った写真をもとに描いたもの。
かなり前のものなので、思い入れだけはある絵です。
2002.5.6.