北区図書館の今
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  図書館をよくする会in北区(準備会)
資料で見る北区の図書館 9


新中央図書館における
サービスの考え方


6 新中央図書館におけるサービスの考え方

(1)資料提供に関するサービス
@資料収集
・ 豊富な資料で対応することを最優先に考え、毎年十分な資料を確保して魅力ある書架づくりにつとめる。開架書架をできるだけ多くし、区民が直接資料に触れることができるようにする。
・ 新聞・雑誌を充実し、新鮮な情報の提供につとめる。

A予約・リクエスト
・ 区民が望むときに望む資料を入手できるよう、資料の適切な選定と出版情報の積極的な入手に努める。また、カウンターワークやフロアワーク*1を通して区民の情報ニーズを把握し、選書に反映させる。
・ 北区立図書館ネットワークおよび相互協力を生かして、リクエストサービスの充実をはかる。

(2)レファレンスサービス
@職員によるレファレンス
・ 豊富な資料と的確なレファレンスによって区民の調査研究や学習を支援するため、レファレンス専門のカウンターを配置する。
・ 来館できない区民もレファレンスサービスを受けられるよう、電話、FAX、文書に加え、電子メールによるレファレンスも受け付ける。
・ 資料に精通した職員がフロアを巡回し、ホテルのコンシェルジュ*2のような存在として資料検索や調べ物のアドバイスを行うフロアワークを充実する。

Aセルフ・レファレンス
・ 利用者が自分自身で目的の資料に到達できるように、セルフ・レファレンス*3に役立つ多様なツールを用意する。
・ 資料の評価・内容が一覧できるように、所蔵資料目録を作成する。

B地区館に対する支援
・ 北区立図書館全館で充実したレファレンスを行うため、中央館の豊富な蔵書をもとに、地区館のレファレンスサービスを支援する。また、レファレンス事例集などのツールを作成したり、職員研修を行う。

(3)地域資料(郷土・行政資料)・情報サービス
・ 行政資料センターの統合をはじめとして、郷土資料、行政資料を収集・提供する。
・ 北区の事業に関連する図書・資料の展示、資料リストの作成配布を行う。
・ 区議会議員や区役所職員からの調査依頼を受けてレファレンスを実施する。また、施策を立案する際に役立つ図書・資料を提供する他、資料リストを作成し配布する。
・ 文化財担当との連携により、古文書を読み解く講座等を実施する。
・ 地域資料のデジタル化を進め、インターネットを通じて北区の情報を発信していく。

(4)コンピュータ・新しい情報通信機器を活用したサービス
・ 区民が情報を入手する際の選択の幅を広げるため、図書など紙メディア以外にも、インターネットやCD−ROMなどITを利用した情報検索ツールを備える。
・ 録音資料、映像資料なども、最新の技術動向に配慮しながら収集・提供する。
・ 区民のメディア・リテラシー*1の向上を支援するため、可能な限り自由な利用環境を提供する。

(5)学校への支援サービス
・ 学校図書館担当者との日常的な協議の場を設け、学校図書館の資料構成や読書活動の推進に対する助言を行う。
・ 学校図書館を対象に団体貸出を行い、新鮮で魅力ある資料を配送する。
・ 教員を対象として、区立図書館の利用方法や資料の探し方についての研修を行う。また、調べ学習や総合学習、メディア教育等に必要な資料の提供やレファレンス、教材作成の支援などを行う。
・ 情報リテラシー教育の一環として、区立図書館の利用方法や資料の探し方を学べるプログラムを作成し、児童・生徒を対象として実施する。

(6)利用対象者別のサービス
@児童サービス
・ 日常的・恒常的に資料探しの手伝いや読み聞かせなどのフロアワーク、おはなし会などのサービスを実施する。
・ 絵本、児童書の大幅な増加をはかり、団体貸出を積極的に実施するなど、児童の読書環境の整備に努める。
・ 乳幼児・児童関連施設と連携して、おはなし会やブックトーク、図書館の利用案内、団体貸出資料の貸出などの出張サービスを実施する。
・ 関連部署との連携により、乳幼児と保護者を対象とした読み聞かせや読書案内などのサービスを実施する。

Aヤングアダルト(青少年)サービス
・ 青少年の読書傾向に配慮した資料・サービスを提供する。
・ 複数の利用者が同時に利用できる閲覧室を用意するなど、グループ学習を支援する。
・ ヤングアダルトコーナーの企画・運営等への参画を通じた同世代との交流、その他の図書館ボランティア活動などを通じた多様な世代の区民との交流を通して、本に親しむ環境づくりをする。

B熟年者サービス
・ 熟年者の読書傾向に配慮した資料・サービスを提供する。
・ 身体的機能の衰えに配慮し、大活字本や録音資料などを収集・提供する。
・ IT研修などを通して熟年層のメディア・リテラシー(情報を活用するための技術)の向上をはかる。
・ 福祉施設への団体貸出(老人ホーム入所者、病院の入院患者に対するサービスの充実)や、リサイクル図書の活用も検討する。

C障害者サービス
・ 図書館利用に障害のある人たちに対するサービスを念頭に、特別なサービスという意識ではなく、一人ひとりにあったサービスを提供する。
・ ないーぶネットに加入し、点字図書や録音図書等に関する最新の情報を入手し、提供する。
・ 全国の公共図書館や点字図書館との相互協力により、図書館利用に障害のある人たちの資料ニーズに応える。
・ 筆談受付サインの設置や障害者向けの図書館利用案内の充実、障害者がセルフサービスで利用できる設備の導入など、障害者の図書館利用を支援する。
・ ボランティア団体との協働により、音読サービス(対面朗読)や点訳サービス、宅配サービス等を実施する。

D多文化サービス
・ 外国語(英語、中国語、韓国語など)で書かれた資料を収集・提供する。
・ 母国語での検索手段の整備や、外国語に堪能なボランティア等を活用したレファレンスサービスの導入は、将来的に検討していく。

Eビジネス支援サービス
・ 区内外で働く人や起業を考えている人など、いわゆるビジネス・パーソンの情報ニーズ、学習ニーズに対応すべく、ビジネス活動における調べ物や起業・創業に関する情報、法律改正の動き、仕事に必要な資格の取得などの資料を収集・提供する。
・ 資格取得をめざして勉強する人のために、落ち着いて閲覧・学習できる環境を用意する。
・ 豊富な図書・資料を活用したビジネス支援に関する講座なども実施する。

(7)イベント、講座、情報発信サービス
・ 今日的なテーマと図書館の資料とを結びつけ、図書館の利用促進につながる講座やイベントを開催する。
・ 「北区ニュース」や教育広報紙「くおん」、ホームページ等を通して、北区図書館に関する多様な情報を発信する。

*1 フロアワーク:図書館職員が館内を巡回しながら、利用者の質問に答えたり、本の選び方の相談を受けるなど、資料と利用者を結び付けていく活動をさす。
*2 コンシェルジュ:ホテルの受付、接客責任者のこと。ここでは、図書館利用者のレファレンスを受け付ける担当者のことをさす。
*3 セルフ・レファレンス:「レファレンス」とは利用者から寄せられた質問に対して、職員が図書館資料等に基づき資料および情報を提供することをさすが、ここでは利用者が職員の手を借りずに自分で求める資料・情報に到達することを意味する。
*4 メディア・リテラシー: テレビや新聞などの報道内容について、自主的に内容を判断し、報道内容の適否や限界などを見極めた上で、情報を活用する能力をいう。

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