| ● 山域・山名 | ○奥秩父 国師ガ岳・甲武信ガ岳 2592m,2475m |
| : 登山日・ 2005.6.25〜26 | : 山旅形態・ 一泊二日(テント泊) |
JR信濃川上駅から、川上村営バスで終点川端下で下車。峰越川上牧丘林道を行き大弛峠の天場泊。 翌日、国師ガ岳に登り甲武信ガ岳まで縦走し、西沢渓谷入口に下り山梨交通バスでJR塩山駅へ。 6/25(土) JR国分寺駅発6:53−高尾駅発・着7:22/7:25−小淵沢駅発・着10:19/10:36 −信濃川上駅着11:27−信濃川上駅発11:20(川上村営バス)−川端下着・出発11:54/12:00 −廻目平12:35〜13:00−ピックアップ地点13:55(車)−大弛峠14:35 6/26(日) 起床3:30−出発5:00−前国師岳5:35〜5:40−国師ガ岳5:55〜6:00−国師のタル7:35〜7:45 −東梓9:15〜9:20−富士見9:45−ミズシ10:25〜10:35−千曲川西沢への分岐10:45 −甲武信が岳11:00〜11:10−甲武信小屋11:20〜11:45−木賊山11:55−戸渡尾根分岐12:00 −二つのコブ=新道分岐13:10〜13:20−徳ちゃん新道登山口14:30 −西沢渓谷発15:46(山梨交通バス)−JR塩山駅着16:55−塩山駅発17:05(ホリデー快速ビュー山梨) □歩行時間 ■写真−1 ■写真-2 | ![]() 川端下から廻目平への途次・屋根岩(手前は高原野菜畑) 大弛小屋 四月末の山行計画は金峰を越え大弛峠でテント泊。翌日国師、甲武信が岳の山頂を踏み西沢渓谷に下り、バスにて 塩山駅へと向かうというものだったが残雪の為大弛峠で断念することになってしまった。今回は、言ってみれば そのリベンジ。大弛峠から国師、甲武信を越え西沢渓谷へと繋ぐ計画となった。 で、大弛峠もしくは国師へ向かうルートを色々調べた結果、信濃川上から川端下(かわはげ)に行き、林道を辿って 峠へ向かうことに決定。自分の資料によれば歩行距離は8km。歩行時間はせいぜい四時間。川端下出発は 12時で充分!と、みたのが誤りのもとだった。 普通電車を乗り継いで、JR小海線信濃川上駅で下車し、小さな駅舎を抜け駅前に停まっていた村営バスに乗り込む と直ぐにバスは出発。登山客は単独行のオッサンが(僕を含めて)四人。途中部活を終えたらしい地元の中学生を 何ヶ所かの停留所で拾い、降ろし、梓山でオッサン一人下車。秋山まで戻り、川端下へと左折...する 所の案内標識に「大弛峠まで18km」の標示を見つける。何かの間違いでは?と思おうとしたが、間違いは 我が方にあることは明らか!川端下のバス停(トイレとベンチあり、水道栓はあるも使用不可)から大弛峠 まで16km強。昔、金鉱山がらみで栄えた集落(川端下千軒といわれた川上村最古の集落)には、高札所が あったりして興味深い。(因みに梓山も信玄の頃、梓千軒と謳われていたそうだ。) 強い日差しを浴びながら舗装路を歩く。暑い!暫く歩くと斜め右前方にギザギザした岩稜を見せる 「屋根岩」、そして前方高みには金峰の山頂・五丈石が見えてきた。川端下は信州側からの金峰山 (きんぽうさん)への歴史ある参道口だったのだということを改めて実感しながら、朝日岳へと伸びる 山稜を眺めつつ高原野菜の畑脇の道路を進み、三十分ほどで廻目平。広い草地の駐車場には何台 かの車が止まっていた。ここで、ザックを降ろし昼食。オッサンが一人やって来て挨拶しあう。その後 もう一人。二人とも金峰山小屋から金峰へと向かう由。 昼食を終え廻目平の二股を左へと入る。大弛峠を越え牧丘から塩山へと至る峰越川上牧丘林道だ。 道は始めは舗装路だが、やがてダートとなる。レンゲツツジの群生なんぞもあるが退屈で単調で遠回り のルートを黙々と歩く。テント泊の荷物ながら、偶々前日、池袋のサンシャインでの恒例のアウトドアバザール で安く手に入れたグレゴリーのザックの背負い心地がなかなか良い。 しかし、峠までの距離と時間が気になる。何台目かで擦れ違った車が停まり、峠までは随分あるよ と関西弁で話し掛けてくれた。そのオッサンの助手席にはザック。12km位でしょうねとは応えたが かなり不安。追い抜く車、バイク。 丁度1時間歩いた所に、良い感じの岩があったのでザックを下ろし小休止。車のエンジン音が下から してきたので、立ち上がり手を振ると止まってくれた。...この際、1時間でもショートカットしたいという 意識が起こした行動だった。 こころよく便乗させて貰い、気持の中では三時になったら降りると決めた。若い人だったがダートの 運転もスムースで、かつてヒール&トゥやシフトダウンなんぞで車を動かしていた頃を思い出したりして いた。 そこから40分ほどすると、道端に何台もの車が駐車し出してきた。ウム?と思う間もなく大弛峠。 (歩く)楽しみを奪ってしまったようで...と恐縮する彼に、とんでもない!と応答する僕。色々な意味 で、何故か申し訳ないなあという気持になった。 小屋で、テント一泊の手続きを済ませ、指定された6の天場でテント設営。のんびりし、四時から 夕食の準備。車で来た中高年グループが下の天場にテントを張り、宴会状態となるも七時前には就寝。 ...彼らの一人が歌っていた石川さゆりの歌の歌詞が忘れられない。「北へ帰る北の群れはなぜかひとりで...} ■写真−3 ■写真-4 | ![]() 国師が岳からの北奥千丈。 国師が岳からの金峰。 3時30分丁度に起床し、朝食、荷物整理、小屋の水場で旨い水を汲み、テント撤収。 5時出発。小屋横から登る。登路の殆んどが木製階段。登り始めてすぐ「夢の庭園」経由のルート分岐があったが 、従来のルートをとる。途中、カメラ機材を担いだオッサン二人と擦れ違い、奥秩父の最高峰・北奥千丈岳 への分岐・三繋平で登山者と出会う。 前国師山頂には、小屋から35分。間近に北奥千丈。国師へはここから15分。稜線には花も終え結実へ の準備に入った石楠花の群落。国師の山頂で展望を愉しんだ後、いよいよ甲武信へ。 今は通行止めになっている天狗尾根の分岐(石楠花新道方面を示す標があった)までは緩い下りだが、 そこから方向を変えた登山路は急な下りとなり、原生林の中を、延々と下りに下る。下りながらも幾つかの コブを登りかえしたりしながら最低鞍部の国師のタルに7時35分に到着。行動食のジャムパンを食べる。 ここまでで予定より1時間近く遅れていた。東梓、両門の頭(右=南が崖となって切れ落ちていて 展望地となっている)を越え、富士見へ差し掛かる頃、前方から人の声。三繋平以降、誰とも会わなかった のだ。ヘルメットを携えた5〜6人の中高年グループはこれから国師へと向かうらしい。.富士見の頂上 で、またしてもハーネスにガチャをぶら下げた同様のグループ。訊くと東沢の西俣を登りつめたとの こと。 ミズシへの登りはこのコース中、最もハードだった。山頂はとても狭く樹木に囲まれ展望ゼロ。 ここからの下りは、わずかな距離ながら露岩の上を下るので展望も得られ、それなりに気分が良い。 快調に歩き、千曲川の源流分岐で十人近いグループと遭遇。オバサンに次の小屋まで、どの位か 尋ねられる。次といっても...?なので、訊き返すと、国師のそばの、と言う。大弛までは5時間、 と応えると、毛木平方面へと向かって行った。途中、十文字小屋へと向かうのか?? ピッチが上がってきて甲武信が岳山頂(直下はザレ化した岩塊)には分岐から15分。数人の登山者が休憩していた。 写真を撮り、甲武信小屋へと下る。 ■写真−5 ■写真-6 | ![]() ミズシへの登り 甲武信が岳山頂 11時20分。小屋に到着。テラスのベンチにザックを下ろし昼食。小屋の入口脇に設けられた流しで水 を汲む。1リットル50円の湧水は、冷たく旨い。小屋のオヤジ達も自分達の昼飯のカレーを食べる。 国師方面から来た自分に、国師方面に向かった八人パーティの動向を訊ねてくる。千曲の分岐で出会った グループだとわかったので、その時の様子を話す。毛木平方面に向かいつつ十文字小屋へと道を変え るか、梓山へ下るか...。序に西沢渓谷入口のバス停まで四時間で行き着けるか訊くと、多分大丈夫! というので、ザックを担ぎ下山開始。西沢へは木賊山を越えなければならない。最後の登りに向かって 歩き始めると、中年の夫婦登山者に、巻き道はないかと尋ねられる。雁坂峠まで行くのなら破風山へ 至る巻き道はあるけれど...と応え、15:46発のバスに間に合うために先行する。彼らは最終のバス 17:39目指して、ゆっくり歩くと言う。 木賊山は小ピークというよりも立派な山容を甲武信が岳山頂から見せていたが、ザレた山肌の登り こそあるものの、10分強で山頂に到着。戸渡尾根の分岐もすぐで、とにかくズンズン歩く。急な下り となるが、時間の配分がわからず歩けるだけ歩く。コースタイムに関する次の判断場所は、近丸新道 と徳ちゃん新道の分岐の連続する小ピーク。そこまで、どれくらいで歩けるか?とは言ってもそこまでCT で二時間以上。 暫く下った所で、昼食を摂っている夫婦登山者に遭遇。訊けば登りの途中。バス停からの時間を訊ねる と、その地点まで三時間掛かったとのこと。この時点で一時過ぎ。...二時間半で下れれば可能だろう、 ということで気持にやや余裕が生じた。 細い急坂をセッセと下り、何人かの登山者と擦れ違い歩いて行くと、ちょっとしたコブ。連続してほんの小さな コブ。二つの新道の分岐だ。そこに若いカップルが小休止していた。東沢を登って僕よりも早く甲武信小屋の テラスで休んでいた人だ。どちらを行くか迷っていたが「徳」を下ることにした彼らに同調して、小休止の後、 僕も「徳」を下ることにした。 始めは,岩混じりのヤセ尾根だったが、高原状の明るい樹林の道となり、ザレ気味の急峻な下りの後は いかにも麓が近いという感じのジグザグ道となり、西沢渓谷へ向かう林道状の道に降り立てた。登山口 には廃屋化した西沢山荘が建っていた。 結局、休憩を含んで小屋から2時間45分で下ってこれたのだった。 そこからゆっくり歩いて、バス停の脇の食堂でザル蕎麦なぞを食い、15時46分発のバスを待った。 ■写真−7 ■写真-8 | ![]() 甲武信小屋 木賊山からの甲武信が岳 □ 感想 再び車の助けを借りてしまったが、国師登山は僕にとっては永年の忘れ物だったのだ。ようやく 達成できたことを素直に喜ぼう。 塩山から利用した「ホリデー快速ビュー山梨」は、自由席ならば運賃のみ。しかも特急と殆んど 同じの乗車時間というリーズナブルな電車だった。さらに全10両中、前3両・後3両・計6両が自由席の 二階建て車両で快適な座り心地!!...いつか、この電車を利用するという発想での山旅を計画 したい!と思った。 大弛小屋の水:1リットル100円。甲武信小屋の水:1リットル50円。 国分寺−信濃川上(JR)2940円 塩山-国分寺(JR)1450円:ホリデー快速で八王子まで1時間10分。停車駅・ 大月、相模湖、高尾、八王子、立川、三鷹、新宿。 信濃川上-川端下(川上村営バス) 580円 西沢渓谷入口-塩山 (山梨交通バス)1020円 幕営料:一人400円(大弛峠):甲武信小屋では300円。 |