武田神社〜太宰治〜

甲府市古府中町に武田神社(HP)がある。


武田神社は躑躅ヶ崎館跡に鎮座。


御祭神は武田信玄公。

 天正元年(1573年)4月12日、武田信玄は上洛の夢半ばに信州駒場で53歳の生涯を終えた。

 昭和14年(1939年)4月11日、太宰治は武田神社へ桜を見に行った。

けさは上天気ゆえ、家内と妹を連れて、武田神社へ、桜を見に行く。 母をも誘ったのであるが、母は、おなかの工合い悪く留守。武田神社は、武田信玄を祭ってあって、毎年、四月十二日に大祭があり、そのころには、ちょうど境内の桜が満開なのである。四月十二日は、信玄が生れた日だとか、死んだ日だとか、家内も妹も仔細らしく説明して呉れるのだが、私には、それが怪しく思われる。サクラの満開の日と、生れた日と、こんなにピッタリ合うなんて、なんだか、怪しい。話がうますぎると思う。神主さんの、からくりではないかとさえ、疑いたくなるのである。

太宰治『春昼』

JR中央本線甲府駅の南口に武田信玄の像がある。


昭和44年4月12日、武田神社例大祭日に除幕。

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