蝉の渕〜「蝉碑」〜

群馬県甘楽郡南牧村砥沢の南牧川に南牧村指定名勝「蝉の渕」がある。
蝉の橋

旅客の往来も咎めすくなき御代なりける。とゝき山の麓なる砥沢の関屋ちかき辺りに蝉の橋といへるあり。
『蝉乃声』
「蝉」は、「狭水」の転訛といわれているそうだ。
峡谷を見下ろす。

流きよく水底のいさこをかそへ奇石つらなりて磨けるかことし木々は倒に茂ミかつらハみとりの色をたるゝ。
『蝉乃声』
岩壁はチャートだそうだ。
断崖の上に「蝉碑」があった。

閑さや岩にしミ入蝉の聲
出典は『奥の細道』 。
元禄2年(1689年)5月27日(新暦7月13日)、山寺で詠まれた句。
明和9年(1772年)、建立。高桑闌更書。
こゝに此地の社中風流の一簣を荷ひ、道に誠の志を記して鼻祖の霊魂を青松の陰にむかへ、碑面に蝉の高詠を刻て千載不朽の正風を留む。
『蝉乃声』
紅葉石だそうだ。
安永2年(1773年)、記念句集『蝉乃声』刊行。
平成19年9月7日、台風9号で渓谷の紅葉が流されてしまったそうだ。
平成20年3月27日、群馬県天然記念物及び名勝「蝉の渓谷」に指定。
線ヶ滝へ。
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