瀧門寺
〜夜琴亭松十〜
神奈川県足柄下郡真鶴町岩に瀧門寺という寺がある。
瀧門寺に
夜琴亭松十
奉納の掛札があるというので、訪ねてみた。
多寶山瀧門寺
茅葺きである。
山号額
曹洞宗
の寺である。
夜琴亭松十奉納の掛札
観音堂に掲げられ、長年雨風にさらされていたそうだ。
観音堂も今はない。
享保18年(1733年)、夜琴亭松十は岩村に生まれ、伊東新井村の叔父池田弥平衛の養子となる。
安永8年(1779年)5月、夜琴亭松十が師匠の無壁庵呑吐
(のんど)
、友人稲葉泰乙
(たいおつ)
を伴って瀧門寺を訪れて連歌の席を催し、それを誌して観音堂に奉納した。
若水や古郷忘れぬ瀑布の恩
松十
朝日戴く屠蘇のさかつき
泰乙
天明元年(1781年)、呑吐没。
文化2年(1805年)10月、松十没。行年73歳。
伊東市新井の
宝専寺
に墓がある。
寒き夜の夜着かふるにも念仏かな
以上は真鶴町文化財審議委員会委員長湯本満氏の「夜琴亭松十奉納の掛札」解説による。
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