松原公園 〜若山牧水〜

嵯峨沢温泉から国道136号で船原峠を越えて土肥温泉へ。
土肥温泉に松原公園がある。
大場美夜子の句碑があった。

なめらかな海に裳(すそ)を引く春の富士
昭和36年の春、土肥を旅して詠まれた句。
富安風生の門下で、俳誌『雪解川』の主催者。
私は知らなかったが、『ホトトギス』の重鎮だそうだ。
若山牧水の歌碑があった。

ひそまりてひさしく見ればとほ山のひなたの冬木かぜさわぐらし
大正7年2月に詠まれた歌。
第12歌集『渓谷集』に収録、「二月七日今度はわれ一人にて土肥へ赴き月末まで滞在す、その時の歌のうちより。」とある連作の中の一首。
昭和45年8月、建立。
大悟法利雄『牧水歌碑めぐり』によれば、58番目の牧水歌碑である。
島木赤彦の歌碑もあった。

土肥の海漕出てゝ見れは白雲を天に懸けたり不二の高根は
『柿陰集』に収録。
島木赤彦は大正14年1月28日より7日間土肥に滞在したそうだ。
昭和36年12月、建立。
船原峠にも赤彦の歌碑がある。
松原大橋に牧水の胸像があった。

奥村良宏製作。
奥村良宏は昭和11年宮崎県都城市に生まれ、多摩美術大学卒、菊池一雄に師事。代表作は宮崎県東郷町に建立された牧水像。
牧水像の下にも牧水の歌碑があった。

花のころに来馴れてよしと思へりし土肥に来て見つその梅の実を
大正14年5月、初めて初夏に土肥を訪れ、家族と「牧水荘土肥館」に宿泊して詠まれた歌のようだ。
「私の旅日記」のトップページへ
