童謡「花かげ」の碑〜「友情の石ふみ」〜

甲州市塩山上於曽の向嶽寺前に小さな公園がある。
公園に童謡「花かげ」の碑があった。

花かげ
十五夜お月さまひとりぼち
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桜吹雪の花かげに
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花嫁すがたのお姉さま
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くるまにゆられて行きました
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童謡「花かげ」は、桜吹雪の頃このあたりを人力車に乗って嫁入りする姉の姿をうたったものです。
作詞者大村主計(かずえ)は山梨県牧丘町の出身であり、ゆかりのこの地に昭和32年郷土の文芸振興を目的として詩碑が建てられました。
童謡「花かげ」の碑に並んで「友情の石ふみ」があった。

親しき友の石ぶみの
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たつ塩山の秋の空
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流るる雲に石碑に
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草むす日など想いつゝ
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友情の石ふみ
童謡「花かげ」の詩は、郷土の詩人大村主計が20歳の時、一夜で書き上げたという。
それは彼が少年のころ、姉はるえが嫁ぐ日、向嶽寺境内の桜並木をとおって旧大藤村へ嫁入りする後姿を涙ながらに見送った切ない想い出が脳裏に刻み込まれていたからだと言われている。
この詩は、戦前から歌われていたが、戦後、松田トシ、川田三姉妹が愛唱して全国的に知られるようになった。
昭和32年、この詩を顕彰して詩碑が建立され、その除幕式には、徳富蘇峰、サトウハチロー、堀内敬三等多数の文化人が参列した。
このおり、主計の詩友西条八十は
親しき友の石ふみのたつ塩山の秋の空
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流るる雲の石ふみに草むす日など想いつつ
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と、詩碑のたつ塩山の地名を織り込み、二人の友情の絆の強さを詠んだ。この友情に溢れ詩情に満ちた作品の所在は早くから知られていたが、この度その真筆が発見されたことを機会に塩山ロータリークラブ創立30周年を記念してここに記念碑を建立する。
平成14年4月18日
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