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ディスクレビューのページ |
2000年11月から/2003年リニューアル/ (C) All rights reserved. とかなんとか/ |
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East River Pipe「Garbageheads On Endless Stun」手に入れてから、何気なく引っぱりだしてはず っと聴いているEast River Pipeの新作。ニュー ヨークの片隅にあるアパートの一室での宅録、 ローファイなネオアコサウンドから、人生の成 熟を感じさせる音の仕上がりに。マージらしい って言うか、やっぱココにも、場末の酒場の片 隅で、何度も繰り返されるよな話に宿るちょっ とした真実がある。さりげなく押し付けがまし さがなくやるせなく、じんわりうたが染みてく るんだよなぁ。アコーディオンやビブラフォン のアレンジも優しく、ゆっくりとたゆたう時間。 |
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Pedro the Lion「ACHILLES HILL」夕陽に向かってワオーンと吠える、その後ろ姿。 背中の曲線センチメンタル。ジッとただ動かず に何かを待つ。まだ来ない物語を待っている。 しわがれて、くたびれて、ざっくりギターとヨ レた唄メロ。それもまたロックと呼ぶのかも知 れないし、何にせよこの茜色に光るたてがみの ようなサウンドが示す器のデカさ!今作もやっ ぱりスローにグダグダと抜けきらない叙情が しみじみと胸に迫ってくるのでした。ワオーン。 |
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Matt Marque「Nothing Personal」これが出たのは春の日のこと。シカゴの唄うた いマット・マーキーが紡ぎ出すシンプルな叙情 冴え渡る一枚。[nothing personal]だなんて意 味深なタイトルでも、やっぱりその唄はどこ か軽やかに佇んでいて、よく見れば寝癖もつ いたまま。ツボを押えた音作り、ポクポクと 朴訥なグレン・コッツエのドラミング、絶妙 に配置され唄に寄り添う、ピアノやノイズの さじ加減!それはゆっくりゆっくりと染みて くる徒歩のリズム。花曇りの空に響き渡って、 風の匂いを運んでくるよう。 |
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U.N.P.O.C「fifth column」雲を掴むような音。陽光の端をかすめるよう に流れる雲を一日中見つめていたくなるタイ ム感。モクモク膨らむ音像に、人生なんてモ ラトリアム!なスキップからメロディが零れ ていきます。並んでるのは60'sサイケオムニ バスに入っててもおかしく無い曲ばかりで、 ライブじゃ決して再現できそうにないギミッ クやコーラス・口笛もまた素敵です。そうい やグラスルーツに「今日を生きよう」って名 曲があったけど、U.N.P.O.Cのこれはさしずめ、 「今日はもういいや」となる名盤なのです。 |
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CHIB「moco」東京郊外から、Fatcatへ。隣では猫が寝てる。 静まり返って更新されない掲示板。真夜中の 遠景を喚起させる、ツジコノリコの音世界を 夏草の香り漂う一本道に配置したかのような サバービアな音の連なり。選び抜かれたサン プルやノイズの間に、アコースティックな響 きがこだまする。遠くの方にぼんやり漂う光 はいつだって届かない原風景であったことよ。 いつも個人の呟きのような音に満たされてい くのはどうしてなんだろうなぁ、と。 |
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BOYRACER「CHECK YR FUCKING HI$TORY」 [EP]ギターポップ・エクスプロージョン!とい ってもはインディーポップルールはきちん と守って走る優しいBOYRACER、アコーステ ィックの22曲入りカセットと同時にこのEP が出ました。満載のアノラック感と、干し たての洗濯物のような日なたの匂いを振り まきながら、ノイジーなギターにぽこぽこ と飛び跳る甘いメロディは決して洗練に向 かわない!まだ夏は始まっても居ないのに、 ずっと夏は終わらない!ってそんな気分。 うわー、久しぶりだけど、やっぱ凄いイイ! と思ってたら、一昨年にアルバム出してた 事を知らなかった不届きな僕は、走って買い に行きたいデス。ルールは守って。笑顔で。 |
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the hang ups「〃」もし、アナタが朝、自転車で陽気に歌を口 ずさむ怪しい男を見つけても、そっとして おいて欲しい。それは、the hang upsのニ ューアルバムを聞いている僕かもしれない のだから。と、いうワケで、瑞々しいそよ 風ハーモニーで青春の甘酸っぱさ、ホロ苦 さを奏でるこのバンド。等身大に見えても アレンジの切り口は実に鮮やか。折り畳め ばきちんと収まるポケットサイズながら、 堂に入ったポップソングが溢れてる。路地 から街へ、ボクからキミへ。そっと胸を駆 け抜ければ、おはよう、なんてスズメ達と もご挨拶。 |
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Britta Phillips & Dean Wareham |
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BOBBY CONN WITH THE GLASS GYPSIES |
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hymie's basement「〃」2ターンテーブル&マイクロフォン、さえ あれば確実にモテる!と勘違いしていた思 い上がりを包み込むように鳴っているメロ ディ。それは霧の5次元スクラッチャー、 FOGことAndrew Broderと、Jad Fair顔の WHY?ことjonathan wolf、彼等二人の仕業。 生音と電子音が丹念に織り込まれ染め上げ られると、布団の中のハイテンションと実 験が見事に結実し、エレクトロニカとヒッ プホップとやるせなさを行き来する。肩の 力が抜けきったコラージュと満点の歌心に、 クラブでの体育座り感を助長されるような 優れたシロモノ。 |
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SUFJAN STEVENS |
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The French |
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Daniel Johnston |
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Matt Eliott 「the mess we made」マットエリオット?そうそれはサード・ア イ・ファウンデーションの本名、帰ってき た絆創膏のしたの三つ目の目。どのくらい が果たして首を長くしていたのか分からな いが、そういう人達はこの4AD・暗黒まっ しぐらの曲群に目が無い筈で、冒頭の歪ん だピアノから気付けば彼の部屋に招待され てしまっているのだ。そこでは窓の外にじ とじとと雨が降り続き、部屋の中の少女の 人形は片足だったりするのだろう。壊れた オルゴールは、同じ小節を繰り返し、新し い曲を奏でているかも知れない。屈折こそ 我が美学、と言わんばかりの暗黒絵巻8曲。 ストリングスや雨の音、古いピアノ。予兆 めいた符号。限りなく美しく暗く。 |
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Xiu Xiu 「A Promise」これ最強!ジャケの通りの丸出し加減!レ ッツプレイ!エロなのか芸術なのか、芸術 なのかエロなのか。そんな毛一本に賭けて いたどうでもいい熱い時代を思い起こす! 事も別にないが、とにかくジャケに反して 内容はひたひたと後ろから迫ってくるよう な、あの世で残念会を開くような、後ろ向 きの形容詞が光り輝くような、妙ちくりん なジャンクのフォーク。コーラスもボソボ ソとうらめしいし、鞭打つようなSEやひゅ ーどろどろな逆回転、ラップ現象のような 突然のノイズもナイス。何にしても西海岸 からこんな音が出来ているのは事実で、ジャ ーマンサイケやディス・ヒートのクールさ にUS・SSW、例えばブライト・アイズの パーソナルな激情を配合した新しい音には 断固注目したい。このまま全裸でいてね。 真夜中にコレかけて語るなんてどうですか? |
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Arab Strap 「Monday at the Hug & Pint」メイン・ストリームから零れ落ちるヌルヌル とした情念を極上の詩情に変える魔法。魔法 というより口車にのせるようなイカシタ百戦 錬磨の手練。倦怠感も打ちひしがれた横顔も おいてけぼりのやけっぱちのダンス。1曲目 なんてもうリグレット!本気を出したアラブ ストラップは凄かった、果たしてエイダンと マルコムは時代のアンチヒーローとなりうる のか?そんな事より飲んだくれていた方がい い。その実リアルな生活と、疲弊し傷つけあ った後にも足下に転がるロマンスを見つめる 事のできる地に足のついた志が眩しい。何も やり遂げず、何も始まらない、全ての騒ぎ 明かした夜明けのために。 |
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Ooberman「Hey Petrunko」帰り道にウーバーマンのCDを買ってきた。 おとぎの国のフリーソウル。部屋に流れだす と、その郷愁あふるる歌の輝きは湖面に面影 を写し出し、アメンボ達もそれぞれに悲しい 夢を見た。大名曲ブロッサム・フォーリング から不遇の自主レーベル時代、そしてまたし てもイマジネーション魂漲るアルバム。例え ばホリーズのバス・ストップ、あのアルバム の夜の裏街道かもしれない。あの日乗らなか ったバスの景色、古きよき遺跡や、湖面から 顔を出すカメと目を合わせながら…。夢想 するのはいつの日か。このアルバムが終わる 頃、季節もいつしか秋の始まりに到着なのです。 |
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M.WARD 「TRANSFIGURATION OF VINCENT」ハロー悲しみ。僕の懐かしい友人よ。マッ ト・ウォードの新作は、端正で誠実につま 弾かれる歌に変わりは無く、うすぼけた酩 酊の世界の中にも悲しみを際立たせてる。 ボウイのLet's danceが、酒場で流れるワルツ にそっと足踏むみたいで丸っきり形を変えて 奏でられるように。何気ない壁の落書きに心 震える時があるように。素直なトム・ウエイ ツっていうか。それは一本のお酒にまつわる 漂流のストーリー。蒸留された30年もの。 じんわりマイルド。 |
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CARMONA「NU」まるで紫の履歴書、その似顔絵に惹かれて見 れば、今月の掘り出し物発見!こ、こ、これ は、ポールと言うよりエミット・ローズ!! 「恋はひなぎく」!ギターの音、ピアノの音 まで生き写し。甘いと言うより憎めない甘っ たれ。うつむき加減のポップ魂。ボーカル、 そのコーラスにもこぼれた虹のひとかけら。 やっぱり彼も、曇ったガラスに指で字を書く のだった。ああ、あなた…。今日もランチは 大盛りです。 |
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