海と旅
  南大東島(その2)



表紙の画像 :南大東島




台風時の「南大東島西港」。直立岸壁に打ち寄せる波で、その波しぶきは数十メートルの高さまで達する。

サトウキビ畑の多い南大東島。島の周りが小高い丘になっていて、中央部がへこんでいる。池(沼?)もある。サトウキビ畑の一角に小さい鍾乳洞があったりもする。鍾乳洞と言えば、山口の秋芳洞のように周りに白い岩がゴロゴロする「カルスト台地」のようになっているのか、と思って出かけたら、そうではない。普通の洞窟だった。
その入り口のところで大変に珍しい地層を見つけた。それはレンガ色の基調の中に黄色や白、赤といった原色に近い層が僅か1ミリくらいの厚さで重なり合っていた。 もともと南大東島は隆起環礁の島である。島の出来方が特異なためにこういった地層も見られるのだろう。
私は植物の方も全くの素人でよくはわからないが、沖縄本島から300キロ以上も離れている孤島「南大東島」は珍しい植物も沢山見られるようである。


南大東島の旧空港。
いまは新しい空港が出来て39人乗りの飛行機
が運行しているようだ。

画像は、HP「南西航空写真館」
http://www.mars.dti.ne.jp/~ogntorii/photo/
のご好意により掲載しています。

波を観測するための配線コードを西港岸壁の左側斜面のところに固定した。普段の海は穏やかなものだ。夜になって、そこに出かけてみる。街路灯などは全くないので、懐中電灯だけを頼りに歩いていく。
海釣りをしている人がいる。上を見上げれば、満天の空がそこにあった。これほどにきれいな星空を見たことはこれまでにない。海釣りの人の手元に置いてある灯かりが唯一の人工の光だ。その人の影がガリバーの如く大きく動き、しばし不思議な時間を過ごすこととなった。 (完)



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