2004年IAU24時間走世界選手権大会

タカリュウ・レポート

2004年10月23日AM10〜24日AM10  ブルノ(チェコ共和国)
     http://ultramarathon.czechian.net/ms_eu2004.html



ロシアのピンクマダム と,
日本代表4美女(大神田幸子,加村雅柄,佐田富美恵,稲垣寿美恵)

 

2003年10月のウーデン(オランダ)大会に続く,2回目の24時間走世界選手権大会.日本男子代表6人の5番目でタカリュウ代表入り.

(1)大会の様子

*コース*
1周1.35636kmの周回コースを,くるくる無限に走る.コース幅が2mくらいの狭い部分も多く,さらに狭いコースを直角に曲がる部分も多い.1周に12回も直角の曲がり角がある.
「極めて走りにくいコース」
前日コースを見たときは,正直記録をねらうのは無理なコースか? と思い,とにかくしぶとくいかに順位を上げていくかを考えようと,決意.

*天候*
スタート時は小雨.雨は数時間で止み,あとはずっと曇り.気温10〜12℃という感じだったが,曇ったぶん夜中の冷え込みが無くて,助かった.

*参加者*
男女で170人ほど.参加国は数えていないが,20数カ国.24時間走の歴史的にヨーロッパの国が中心.アジアは,日本・韓国・台湾.アメリカからは,USAとブラジルだけだったか?

*日本チーム(総勢15人)*
ランナー:男6人,女4人
サポーター:5人(日本から3人,フランス在住1人,チェコ在住1人)

日本チームの24時間走は,基本的に24時間立ち止まらなくても走り続けられるように,サポートの準備を整える.エイドでの飲食も,飲み物はペットボトルで手渡ししてもらい,走りながら飲む.食べ物もこぼれにくい容器に入れて手渡ししてもらい,走りながら食べる人もいる.おにぎり,パン,カレーライス,おかゆ,そうめん,チーズ,チョコレートなどいろいろ食べる.
見たこと無いと信じがたいかもしれないが,数秒の無駄を惜しんで24時間走り続ける人もいる.そのため,ランナー・サポートスタッフが一体となっての戦いが,24時間休む間無く続くのである.

(2)個人戦結果

★男子個人記録 (参加94人) http://ultramarathon.czechian.net/word/men1.xls
1位 関家良一 <神奈川> 269.0850km(道路日本新記録)
6位 櫻井要  <愛知>  241.4491km
13位 高田龍二 <茨城>  229.8628km(自己新)
20位 黒田宗治 <鳥取>  219.0120km
27位 田中克祐 <神奈川> 213.0695km
43位 八重樫智彦 <愛知> 202.6286km

★女子個人記録 (参加48人) http://ultramarathon.czechian.net/word/women.xls
1位 稲垣寿美恵 <愛知> 237.1546km(日本新記録)
5位 大神田幸子 <東京> 215.8242km(自己新)
13位 加村雅柄  <東京> 204.6320km
17位 佐田富美枝 <大阪> 200.5959km

タカリュウは男子個人で13位.世界の強豪が集まった中での93人中13位は,我ながらすごい成績だとビックリ.記録229.8628kmは自己記録を2.7km更新.
特筆すべきは,男女とも日本勢が優勝したこと.
昨年2位の関家くんは,今年は10kmの大差で優勝.終わったときは大泣き.
ちなみに関家くんは,8月「トリビアの泉」で郵便配達と競争ひょうひょうと220km走り,タモリさんを感激で涙させ満開をもらった男.
女子の稲垣さんは23時間過ぎでトップに立ち予想外の優勝.237kmの記録は,女子日本記録を10kmも上回り,女子世界歴代4位のとてつもない記録.

(3)団体戦結果 (国別に上位3人の合計記録で競う)

★男子団体記録 (参加16カ国) http://ultramarathon.czechian.net/word/men_team.xls
1位 フランス 745.7258km
2位 日本   740.3969km(関家,桜井,高田)
3位 ロシア  704.8768km

★女子団体記録 (参加10カ国) http://ultramarathon.czechian.net/word/women_team.xls
1位 ロシア 661.5589km
2位 日本  657.6109km(稲垣,大神田,加村)
3位 USA 635.9325km

日本チームは,男女とも銀メダル.タカリュウは日本男子の3番目の記録で銀メダルに貢献.
20時間あたりでは日本がトップになり,金メダル争いの中,日本チーム3番目のタカリュウは大きなプレッシャーを受けながら,死ぬほどつらい肉体をなんとか動かし続けたのだった.
表彰式で銀メダルもらったのは嬉しかった.   
                 それにしても,安っぽい銀メダルであった・・・

(4)タカリュウの感想

一生に一度かもしれない世界大会出場,
「最後まで絶対にあきらめない走り」
を目標にのぞんだのであるが,自分自信で満足できる走りができた.
有名な人がごろごろ居るのに,さすが世界大会と実感.この場に立てただけで感激.

レースは前年優勝者が途中で崩れてしまったりなど,ここ一番の大勝負で強者が実力通りの力を発揮するのが難しいのも,24時間走.そんな中,崩れず実力を出し切った(と思っている)走りができて満足.13位という予想外の好順位につながったと思う.
正直,ラスト4〜5時間の肉体的・精神的つらさは半端ではなく,今まで経験したことのないとてつもないつらさだった.残り45分で「こんなに頑張っている自分」と思ったら,涙が出てきてしまった.

最後に,サポーター無しでは戦い続けることができない24時間走.10人のランナーと共に24時間戦い続けてくれたサポーターにみなさんに対して,感謝,深謝,激謝,溺愛の念に絶えません.特にタカリュウの担当として,超わがままな注文(下記参照)の全てに超人的な活躍で応えてくれた伊藤則雄さんに,親愛の情を捧げて終わりにします.

  注:超わがままな注文の例
     「ぬるめでミルクたっぷり砂糖入りの濃い紅茶をいっぱいお願い」
    「Ziplokの四角い容器にラップをかけてこぼれにくくして,ぬるめのネギたっぷりのみそ汁お願い」

Special Thanks to

  井上明宏 (チーム代表)<東京>
  黒田琴美 (エイドスタッフ)<鳥取>
  伊藤則雄 (エイドスタッフ)<東京>
  有田せいぎ (エイドスタッフ)<フランス・北海道出身>
  辻本豊  (エイドスタッフ)<チェコ・大阪出身>

おわり     


チームジャパンの面々 大会前日:2004年10月22日ホテル前

後列 : 高田龍二,黒田宗治,八重樫智彦,田中克祐,櫻井要,井上明宏,関家良一
前列 :有田せいぎ,黒田琴美,大神田幸子,加村雅柄,稲垣寿美恵,佐田富美枝,伊藤則雄  

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タカリュウの記録

229.862km 自己新記録            
従来の記録は,227.131km (学芸大:2003年11月8日〜9日)

 前半:121.4km(52.8%)   後半:108.5km(47.2%)

    0−100km:9時間51分   100−200km:10時間35分

 平均速度:6分16秒/km   平均時速:9.58km/h

 

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写真のページ

チームジャパン「ウルトラ地球防衛隊」
会場・スタート前の緊張と,ロシアのピンクマダム
チームジャパンの激走
表彰式 (個人戦)
表彰式 (団体戦)
ブルノの街スナップ

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「ランナーズ」 2005年1月号
24時間走世界選手権の記事

(1) 47ページ   (2) 49ページ

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2004年12月31日:高田龍二記
 

『2005年ヴェルシャッハ24時間走世界選手権レポート』
   2005年7月16〜17日ヴェルシャッハ(オーストリア)

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