バイオグラフィー

1964年、神奈川県に生まれる。3歳頃から漫画家になることを夢見る。高校卒業時にはグラフィックデザインと油絵を開始。大学では工業デザインを学び照明オブジェクトのデザインに興味を持ち、照明デザインを器具としてではなく空間の一部としてトータルでデザインすることができるとして建築デザイン事務所に入社し、その後グラフィックデザイナーへ転身。

1994年に高校の美術部時代の先輩に誘われグループ展に参加し、初めて絵画作品出展。赤で女性を描く「Flammable」を制作し、以後シリーズとして続く。

2004年、アートマネージメントオフィス・マユミインターナショナルのお誘いにより The Melbourne Affordable Art Show(メルボルン/オーストラリア)に出展。以後、オーストラリアでの出展活動が始まる。また同年、東京で初の個展も開催。


 

Toshi

Toshiaki Shibuya

- 渋谷 宗昭 -
生年月日:1964年8月15日
星座:獅子座
血液型:AB

   
Why Red?

赤で描く理由

「なぜ赤で描くのか?」
私の絵を見てくれる人たちに、よくそう聞かれます。
自分でもよくわからないのです。自分自身は青緑系が好きであるし、着る服もグレーか青系が多く、自分の中にはあまり赤が存在しません。
なのになぜ赤ばかり使うのか?
赤は女性を美しく、情熱的に、魅力的で、そしてセクシーに見せるのではないかと思うのです。

女性を赤く描くようになる以前は、鮮やかな色を何色も使って人物画を描いていました。何枚も描いていくうちに、いつのまにか無意識に赤を多く使っていて、それに気づくと今度は意識的に赤を多用するようになりました。青い人物画も描いたことがありますが満足出来る絵にはなりませんでした。

さらに過去へさかのぼってみると、記憶の中にいくつかの「赤」に対する思い出があります。その中でも最も印象的な赤の記憶は、20代の頃のある夜、たまたま見たテレビで放送されていた「ウーマンインレッド」という映画です。赤いドレスを着た女性が通りを歩いていく。鮮やかな赤いスカートを揺らしながら......。その光景を主人公の男性が見とれている...... というワンシーン。 そのワンシーンの中の女性を私も見とれていました。しかしそのシーン以外は全く覚えていないのです。
その体験は、何年もの間、私に何も影響しないのですが、気づいてみるといつの間にか女性を赤く描くようになっていました。赤く装った女性を美しいと感じるようになったのは、さかのぼって考えてみるとあの映画が原点にあるのだといつのまにか思うようになっていました。

ところが、このコメントを書くにあたって、先日あらためて「ウーマンインレッド」を全編見てみました。
しかし私が印象的に感じたあのシーンはその映画の中には出てきませんでした。
私の人生に大きく影響したあのシーンが。
女性が通りを左から右へ歩いてゆき、赤いドレスが風で炎のように揺れているあのシーンは今でもハッキリと覚えているのに。
あの夜、いったい私は何を見ていたのだろうか?

 

   

裸婦を描き続けている理由

 

大学のデザイン学課程2年のとき、「あかり」というテーマの課題で乳白色のアクリル板を熱で曲げて波打たせた3枚を重ねて”風で揺れるカーテンから漏れる月明かり”のような照明器具を造りました。

Light object

3年では、都市計画として水中の建物物の模型を作成し、壁、ガラス窓、ガラスで挟んだ水の壁、床の段差を全て波の曲線で設計しました。

4年では、ペンを持つ手が自由に動くままメチャクチャに描いたその線の中から拾った線で車をデザインするという課題がありましたが、曲線が多すぎて僕の技術では車に到達させられなかった。

Under Water Project

卒業課題では、夏の日に大陽光線で路上につくられたコンビニの幟旗看板の揺れる影をヒントに壁に揺れる布の影を投射する装置を制作しました。

waving shadow

思い返してみると、どうやら僕は曲線が好きなのだということに気づきました。そのことに気づいたのは1999年のグループ展で、裸婦と布を重ねた写真作品を作り、制作コンセプトを書いてる時でした。大学を卒業して13年目にしてようやく気づいたことになるのですが。

女性の体は自然の産物の中で、美しい曲線の集まりで造られている作品の1つである。曲線好きの僕が裸婦を描き続けている理由は、きっとそこにあるのだと思う。

     

 

コメント

Toshi salutes the beauty of the female body in all works.The venusian quality is further enhanced by his use of light interspersed with the passion of red, this presenting the viewer with the duality of creativity, the essence of woman, and the movement of life.A dynamic, thoughtful and enlightened artist whose work truly speaks to us through its expression.

Josephine Davis, 美術評論家(オーストラリア)

 

The women are dancing off of the canvas in a way, almost alive. His exhibition at CoZmo's Cafe was a great experience to have his paintings come alive in the red light atmosphere of the cafe. In combination with live music and dance shows at the cafe, Toshi's paintings completed the circle of creativity I was searching for.Its nice to know that a man such as Toshi has such sensitive expression and respect for women in his work.

Ronna Wagenheim, CoZmo's Cafe & Gallery オーナー(青山/東京)

   

 

履歴

"Art Collection 2008" @ Collingwood ギャラリー(メルボルン/オーストラリア) - 2008年10月
"Art Brisbane 2008" @ Brisbane Convention & Exhibition Centre (ブリスベン/オーストラリ) - 2008年5月
"Art Melbourne 2008" @ Royal Exhibition Building (メルボルン/オーストラリア) - 2008年4月
在メルボルン日本国総領事館内展示 (メルボルン/オーストラリア) - 2008年3月
"AI - Perspectives on LOVE" @ Collingwood Gallery (メルボルン/オーストラリア) - 2007年10月
"ART MELBOURNE 07" @ Royal Exhibition Building (メルボルン/オーストラリア) - 2007年4月
"Art Collection 2006" @ Collingwood Gallery (メルボルン/オーストラリア) - 2006年4月
"ART MELBOURNE 06" @ Royal Exhibition Building (メルボルン/オーストラリア) - 2006年4月
"ART SYDNEY 05" @ RHI & Hordern Pavilion (シドニー/オーアストラリ) - 2005年8月
"MELBOURNE AFFORDABLE ART SHOW 05" @ Royal Exhibition Building (メルボルン/オーストラリア) - 2005年4月
"from TOSHI's Portfolio"(個展) @ CoZmo'S Cafe (青山/東京) - 2004年9月
"from TOSHI's Portfolio"(個展) @ CoZmo'S Cafe(青山/東京) - 2004年7月
Design Festa vol.19 @ 東京ビッグサイト(東京) - 2004年5月
"MELBOURNE AFFORDABLE ART SHOW 04" @ Royal Exhibition Building (メルボルン/オーストラリア) - 2004年4月
"Flammable - Decade" in "For Five (グループ展)" @ 神奈川県民ホール(横浜/神奈川) - 2003年12月
"Flammable 03" in "For Five (グループ展)" @ 神奈川県民ホール(横浜/神奈川)- 2003年2月
Design Festa vol.16 @ 東京ビッグサイト(東京)- 2002年11月
"Flammable 02" in "For Five (グループ展)" @ 神奈川県民ホール(横浜/神奈川) - 2002年6月
"Flammable - Anybody Seen My Baby?" in "For Five (グループ展)" @ 神奈川県民ホール(横浜/神奈川) - 2002年2月
"Merry XXXmas" @ ダイアモンド地下街(横浜/神奈川) - 2001年12月
"Francesca" @ ギャラリー La Mer(銀座/東京) - 2001年9月
"Red Influence (Woman in Red)" @ ダイアモンド地下街(横浜/神奈川) - 2001年2月
"Flammable - Jump, Back & Good Start" in "For Five (グループ展)" @ 神奈川県民ホール(横浜/神奈川) - 2000年11月
"Flammable Complex Lines" in "For Five (グループ展)" @ 神奈川県民ホール(横浜/神奈川) - 2000年6月
"Flammable 99 - Curves without a Shred of Clothing on" in "For Five (グループ展)" @ 神奈川県民ホール(横浜/神奈川) - 1999年6月
"Flammable 98" in "For Five (グループ展)" @ 神奈川県民ホール(横浜/神奈川) - 1998年6月
"Flammable 97" in "For Five (グループ展)" @ 神奈川県民ホール(横浜/神奈川) - 1997年6月
"Flammable" in "For Five (グループ展)" @ 神奈川県民ホール(横浜/神奈川) - 1994年5月