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■チケットについて
チケットは、NFL.comでも紹介されているオンラインチケット業者 Ticket Plus を利用しました。75ドルと50ドルという二種類の席があったのですが、円安ということもあり50ドルの席をチョイス。これが大失敗だと分かったのは、自分の席についたときでした。
なにしろ二階席は展望台と見紛うほどの高さで、選手は豆粒にしか見えない! 肝心なところで出費をケチった自分を恨みましたね。今後、プロボウルを観戦される方は、予算が許す限り高い席にすることをオススメします。
ちなみに、オンラインでは75ドルまでのチケットしか買えませんが、観戦ツアーだとサイドラインの席(200ドル)をチョイスすることも可能なようです。NFLの公認旅行代理店ではランドオンリー(航空券がないタイプ)のツアーも扱っているようですので、ご興味のある方は英文メールで問い合わせてみてはいかがでしょうか。代理店名は、プロボウルの公式サイトで紹介されています。
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プロボウルのチケット。 実際のサイズはほぼ 10cm×5cm 。
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■ホテルから会場へ
会場となる アロハスタジアム は、ハイウェイのH1とモアナルア・フリーウェイが交わるジャンクションのそばにあります。ワイキキからはH1だけでも行けるのですが、途中からモアラウナに乗ったほうがスムーズに行けるようです。スタジアムが近づくと「↑STADIUM 」というサインがたくさんあり、指示に従えば迷うことなくアロハスタジアムに着くことができます。
ハイウェイを降りると、すぐに駐車場の入口です。午前10時前にはアロハスタジアムに着きましたが、駐車場はすでに5割方埋まっていました。駐車料金は3ドルで、入口のゲートで支払います。やはりテールゲートパーティーを楽しんでいるクルマが多く、どうやらチケットを持っていない人も少なくないようでした。
アロハスタジアムの周辺にはマクドナルドやタコベル、ピザハットなどが軒を並べています。私は タコベル で、新メニューの『ステーキ・ケサディーリャ』にトライしてみました。スカパーのNFL中継で、ガンガンとCMが流れている例のヤツです。結果は……、少なくとも、ステーキを名乗るのは如何なものか、という厚さの肉しか入っていませんでした。でも、ゴルディータはいつもの美味しさで大満足。タコベル、日本にも進出してくれませんかね。
■チケットをピックアップ
さて、アロハスタジアムの印象ですが、妙に鉄骨がゴツゴツしています。外周の通路も屋根が少なく開放的で、いかにもハワイらしいスタジアムです。チケット売り場は正面にあり、そこの「WILL CALL」カウンターで予約していたチケットを入手しました。
この WILL CALL とは、予約済みのチケットを引き取る専用の窓口で、アメリカのスタジアムでは必ず見かけることができます。ここで予約確認メールのプリントアウト、チケット購入に使用したクレジットカード、フォトID(パスポート)を提示してチケットを受け取ります。
この列に並んでいる時、なんと当日券が発売されていることに気が付きました。パッカーズの試合では当日券が売っているところなど見たことがなかったので、ちょっと面食らいましたね。実際、観客席を見渡しても端っこのほうの席は若干空いていました。これが例年のことなのか、今年に限ってのことなのかは、残念ながら分かりません。
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アロハスタジアム。 手前の白い屋根のところがチケット売り場。スタジアムの入口は、左下にいるアロハシャツの人が歩いていく方向にある。
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■各チームのファンが勢ぞろい
さすがはプロボウル、道行く人たちのファッションもバラエティーに富んでいます。主だった有名選手のレプリカジャージは必ず見ることができますし、私が着ていったファーヴのジャージもチラホラ見かけました。パッカーズファンは相対的に多いような気がします。たしかグッズの売り上げも全チーム中5位くらいだったはずですし。
会場付近を歩いていたら、バイキングスルックのオヤジが、なにやら私に話し掛けてきます。普段はライバルでも、今日ばかりは味方同士。すかさずニコヤカに右手を差し出すと、オヤジも二カッと笑って握手をしてくれました。オヤジの奥さんが楽しそうに「アッハッハ」と笑っていたのが印象的でした。
また、各チームのマスコットやチアもそこら中を歩いています。ご存知のようにパッカーズにはマスコットもチアもいないので(あの応援団はチアとは呼べないでしょう)、パッカーズファンの私にはとても新鮮です。この日は気温が20度ほど。ハワイの日差しの元、チアの開放感タップリの服装が輝いておりました。レイブンズのカラスも初めて見ました。KCのマスコットはなんでクマなんでしょうね?
■ビバ、アメリカ! 演出満点のオープニング
さあ、いよいよ会場内です。選手が豆粒にしか見えない二階席ではありますが、フィールドの様子が一望できるというメリットもあります。まずはおなじみの選手紹介。なにしろスター選手ばかりですから会場も盛り上がります。そして、恒例の国歌斉唱。観客が一斉に立ち上がり、星条旗よ永遠なれを合唱します。
その国歌が中盤に差し掛かったころ、突然、一羽の鳥が目に入りました。
「ムムッ、あれはハクトウワシじゃないか!」
そうです、アメリカの国鳥としておなじみの ハクトウワシ が、その羽を優雅に広げながらフィールド上を舞っていたのです!
観客席からも、「オーッ!」っという歓声が巻き起こります。一体どこへ飛んでいくんだと思っていたら、フィールドに立っていた男性(鷹匠?)の腕に舞い降りました。いやはや、アメリカのエンターテイメントはいつも驚かせてくれます。
突然のハクトウワシにザワめく観客席、そして国歌斉唱もほぼ終盤です。
「来るぞ、来るぞ、来るぞっ、来たーーーっ!」
轟音を響かせながら、F15イーグル戦闘機の編隊がアロハボウル上空を飛んでいきます。
「ウォーーーッ!」
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アロハスタジアム上空に飛来した四機編隊! ホノルル空港に隣接するヒッカム空軍基地から飛来したと思われる。
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もう観客は大興奮! 戦闘機の飛来は予想されたものの、その前に予想もしなかったハクトウワシを見せられていたから、もう大変。みな一様にハイテンションの高揚感に包まれてしまい、会場はもうすっかり出来上がってしまいました。これだけでもプロボウルに来た目的の半分は達成された想いです。
■いよいよ試合開始!
さあ、ついに待ちに待ったプロボウルのキックオフ。AFCのレシーブで始まったこの試合、キッキングチームには我らがアーマン・グリーンの姿も見えます。AFCのリターナーはティム・ブラウン(OAK)、29yd ラインまでボールを戻します。
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イーグルスのデヴィッド・エイカーズによるキックオフ! NFCの左から2人目がアーマン・グリーン。黄色いヘルメットを被っているのが分かる。
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第1プレー、QBリッチ・ギャノン(OAK)のプレーチョイスは、おーっとファンブル! ヒュー・ダグラス(PHI)がリカバーし、そのままタッチダウンか!? 残念ながらギリギリ2yd ラインで止められました。
いきなりのターンオーバーで、NFCのチャンス。RBは我らがグリーンです。さあQBカート・ワーナー(STL)のプレーは、グリーンにハンドオフ。軽くカットを切って、レフトタックルを突いて、、、いきなりの先制タッチダウン! 初選出のグリーンがファーストプレーでTDを挙げました。私も思わず「アマーン・グリーン!」と声援を送ります! う〜ん、こちらサイドじゃなかったのが残念だ。
■フランクス頑張れ!
先制のTDを挙げ、さらにFGで追加点を加えて10-0とリードするNFC。それに対しAFCも、ギャノンからWRマーヴィン・ハリソン(IND)の55yd TDパスで追い上げます。
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マーヴィン・ハリソンの55yd TDレシーブ。完全にNFCディフェンスを振り切って独走状態。
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その後シリーズは進んで、NFCの攻撃は自陣7yd から。私の席からも見下ろす形でよく見えます。セカンドダウン&7、ワーナーのターゲットは、タイトエンドに入ったブッバ・フランクス。黄色いヘルメットにズバッとパスが通った、と思ったらなんと インターセプト! CBデルタ・オニール(DEN)が6yd ラインまで戻してしまいました。私の横にいたオークランドおやじは大喜び!
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カート・ウォーナーから フランクスへのパス! |
横からオニールが! 鮮やかなインターセプト! |
次のプレーであっさりと、スーパーリングをゲットしたRBカーティス・マーティン(NE)がタッチダウン。ついにNFC逆転されてしまいます。その後も、今シーズンのリーディングラッシャーであるRBプリースト・ホルムズ(KC)が1本決めて、第1クォーターで早くもAFCが21点先取です。大味な試合ですなあ。
■暑い、寒い、もう大変
正直なところ、この辺で試合への興味は薄れてきてしまいました。いくらパッカーズがNFCとは言え、別にNFCが勝たなくてもいいよな〜、と思い始めたのです。しかも、厳冬の日本とは別世界の気候が、私のカラダをむしばみ始めます。
アロハボウルは観客席の屋根がさほどせり出してないため、第1クォーターの途中で私の席にも陽が当たるようになってきました。最初は爪先だけに当たっていた日光が、その内にヒザへ、そして太ももへ、終いにはアタマに当たりはじめ、ついに全身が南の島のキツい日差しにさらされてしまいました。慌てて、ABCストアで買ったコパトーンの日焼け止めをヒザのあたりに塗りこみます。
こうなると、正直言って「暑い! 熱い!」。しかも雲で太陽が翳ると、とたんに海からの寒風が体温を奪っていきます。暑い、寒い、暑い、寒い……。その強烈な寒暖差に、病み上がりの私は確実に体力を奪われていきました。「もうダメだ……」。なんとかハーフタイムまでは頑張ったのですが、気持ち悪くなってしまったため後半の観戦続行は断念。泣く泣く、アロハボウルを後にすることに決めたのでした。
■フィールドレベルは凄い
でもせっかくハワイまで来たのですから、少しは選手の顔も見たい。ハーフタイムの間だけと思い、一階席に行ってみました。観客席の階段をフィールド近くまで降りてみると……、これは近い! ランボーフィールドよりもサイドライン側が狭いようで、選手が座っているエリアまでの距離が近いのです。目視で15mくらいでしょうか。選手の表情がハッキリとわかります。たぶん、この辺の席は200ドルのはず。高いだけのことはあるなあ。
後半が始まったら退出しなければなりませんので、持参した一眼レフで選手を取りまくります。ファインダーを覗くと、うわぁ、いるいる! リッチ・ギャノン、トム・ブレイディ、シャノン・シャープ、ジェボン・カース、などなど、初めて生で見るスター選手ばかりじゃないですか。こりゃあ、すげえ! NFC側にも行きたかったのですが、時間がありません。それでも大満足です。
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2年連続のプロボウルMVPに輝いたギャノン(OAK) |
若きエースQB、スーパーMVPのブレイディ(NE) |
後半の開始が近づくと、係員が「席についてください」と場内整理を始めました。一階席のチケットを持たない私は外の通路に出なければなりません。出口に向かうと、レプリカジャージを着たファンに混じって、パーティードレスのような派手な格好をした女性がいるではないですか。「いい女はスタジアムにいる」そうですが、誰かが連れてきてるんでしょうね。
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AFC側サイドライン。リッチ・ギャノン(OAK)、シャノン・シャープ(BAL)、プリースト・ホルムズ(KC)らが並ぶ。こっちを向いているのは誰? 分かる人、教えてください。 |
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ベンチに陣取るディフェンス陣。左からジェイソン・ギルドン(PIT)、ジェヴォン・カース(TEN)、マーセラス・ウィリー(SD)。左端に立つのは鉄人ブルース・マシューズ(TEN)。 |
■さらばアロハボウル
後半が始まったので、私も観客席から通路に出ました。いつも思うのですが、なんでアメリカのスタジアムって試合中でも通路に人がいっぱいいるんでしょう? フットボールのみならず、野球やバスケットでもそうです。まだ売店の辺りにはモニターもありますが、ひたすら携帯で話している人もいます。自慢話でもしてるんでしょうか。
それでも、スタジアムを後にする人は少なく、出口はドアが半分だけ開いた状態です。そのドアをくぐり、多少の未練を残しつつも会場を後にしました。この時間だと、さすがに駐車場を出るクルマも数えるほど。試合終了後の大渋滞は何回も経験済みなので、スンナリ球場の外に出れたのが嬉しかったです。こうして、私のプロボウル現地観戦は終了したのでありました。
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