今週のトリビア

このページはフジ系列で放送中の『トリビアの泉』に関することを紹介するページです。

今週のお題:クラシック音楽

今週のトリビアでは、キワモノ系のクラシック音楽が紹介されていました。

一つは「演奏するのに18時間かかる曲がある」というもので、これはジムノペティで有名なエリック・サティ作曲の「ヴェクサシオン」という曲でした。

この曲は非常に単調なフレーズ(約1分20秒くらい)だけで構成されているのですが、楽譜にはなんとこのフレーズを「840回繰り返せ」と書かれているのです。


1分20秒 = 80秒

ですので、これを840回繰り返すと、

80秒 × 840回 = 67200秒

これを時間に直すには3600で割ってやればよいので、

67200秒 ÷ 3600 = 18.66666…

となり、演奏し終わるまでに、約18時間強かかることがわかります。

ちなみに「ヴェクサシオン」とは「いやがらせ」という意味だとか。
なるほど、確かに。

もう一つは「4分33秒間全く演奏しない曲がある」というもので、こちらはジョン・ケージが作曲した、その名も「4'33"」という曲でした。

初めて知った方は「なんだ現代芸術を語った、単なる手抜きじゃないか」と思われるでしょうが、このジョン・ケージという人はなかなかいろいろなことを考えている人だったようです。この「4'33"」も、いわゆるイージーリスニングやBGMといった音楽に対する彼なりのアンチテーゼであったようです。

ただ、この曲が初演されたときのコンサート会場は怒号に包まれたようですけど…。 この曲に関するエピソードは数多く残されており、インターネットでもたびたび話題にのぼるので割と有名な話なのかと思っていたのですが、意外と知られていなかったようですね。私としてはビックリでした。


高尚なイメージのあるクラシックの世界で、きわめて対照的な作曲でアプローチをした二人ですが、実はおもしろいエピソードが残っています。

1963年に、サティの「ヴェクサシオン」を実際に演奏しようという試みが持ち上がりました。なにしろ演奏時間が18時間もかかるため、とても一人では演奏することはできません。(一人挑戦したピアニストがいたそうですが、15時間演奏し続けたところで、幻覚症状があらわれ、断念したそうです。やっぱり…)

そこで、複数のピアニストを使ってこの曲を演奏しようという計画が持ち上がったというわけです。(番組では実際に日本人ピアニスト3人が交代で演奏していました。)

そして、この計画を行った張本人こそ、「4'33"」を作曲したジョン・ケージだったのです。この計画は無事に成功し、これが「ヴェクサシオン」の世界初演となったのでした。


さてさて、実はこの「ヴェクサシオン」も「4'33"」もCDになっているってご存知でしたか?

サティ:ピアノ・ソロ作品全集

↑このCDの Disc2 の 10曲目に入ってます。
Disk1 の 1曲目には有名なジムノペティも入っているので、まぁ許せるかと。

「ヴェクサシオン」のほうは、全部演奏するとCD21枚にもなってしまいますので、さわりの部分だけしか収録されていませんが、「4'33"」は本当にこれだけしか入っていないCDというものが売られています。

ケージ:4分33秒

↑これがそう。ジャケット画像ないらしいです。すみません。
しかし誰が何のために聴くのだろう…

えっ? 売り切れ?
しょうがないなぁ。ではとっておきのものを紹介しましょう。

cover 4'33" [FROM US] [IMPORT]
John Cage

↑同じ「4'33"」と思うなかれ。
なんとこちらにはアンプ(?)の「シャー」という音が入ってます!
お買い得(笑)

実用性は皆無に等しいかと思いますが、ネタとしては秀逸だと思いますので、ユーモアセンスのある方、購入してみます?