Tactics/Keyゲーム評論集『永遠の現在』発刊について

Tactics/Keyゲーム評論『永遠の現在』表紙  本評論集は、恋愛ゲームも新たな文学の一種との基本的認識に基づき、作品論的見地から、恋愛ゲームのテクスト、ゲーム構造などを論じ、その価値を追究するための論考を発表してきたthen-dの取組をまとめたものです。
 作品のテクストを丁寧に読むことにより、最も日陰者の扱いで語られることの多い恋愛ゲームの中に、これだけ豊かな世界が広がっていることを示し、我々の生(性にあらず)に切実な課題が含まれていることを認識し、これらの作品の価値を理解することを目的としています。
 また、このような価値を見出すことができたのは、何よりも作品自体の言葉に対する信あってこそのことです。それだけの言葉が紡がれた作品に、まず感謝を述べるとともに、それらの言葉を切り刻む高慢さを自戒しつつ、本評論集を上梓したいと思います。
 さらに、本評論集の企画に賛同いただいた方々より、幅広い観点からご寄稿をいただき、より重層的にTactics/Key作品や恋愛ゲームへの理解に資することをも射程に入れております。
 本評論集を通じ、より多くの方々にTactics/Key作品及び恋愛ゲームの価値について認識を新たにしていただければ幸いです。(「まえがき」より)

 <仕様>判型:A5 左綴じ 432ページ
 <即売会頒布価格>1,800円
 <頒布実績及び今後の頒布予定>
  1.即売会参加申込状況
   次回の即売会参加は以下のとおりです。
   (1)コミックマーケット75(2008年12月28日〜30日)に自サークル「theoria」にて申込済。
     12月30日(火) 3日目 西て−03bに配置。

  2.即売会販売実績
   (1)コミックマーケット72(2007年8月17日〜19日)に参加。本イベントが初出。
   (2)第6回文学フリマ(2007年11月11日(日)東京都中小企業振興公社秋葉原庁舎)
     White氏のサークル「GameDeep」様で委託頒布。
   (3)コミックマーケット73(2007年12月29日〜31日)に参加。
   (4)コミックマーケット74(2008年 8月14日〜16日)に参加。
   (5)TokyoBookManiax(2008年10月12日(日) 東京都中小企業振興公社秋葉原庁舎)
     White氏のサークル「GameDeep」様で委託頒布。

  3.同人ショップ委託販売実績
   「とらのあな」様にて委託販売を実施。
   2007年9月中旬から11月上旬にかけて販売し、現在は完売の状況。

 寄稿、イラスト等をいただいた協力者の一覧はこちらになります。
Tactics/Keyゲーム評論集『永遠の現在』目次

2007年7月27日確定

Produce / Main Writing : then-d(theoria
Cover Illustration : 疏水太郎
Illustration : いさく、かんでたくま。、柊二、疏水太郎
DTP Works / Photo : くわね(豆満江開発機構)
Co-operation : C.F(豆満江開発機構)

まえがき

目次

凡例

1.『ONE〜輝く季節へ〜』に対する拘泥
  (1) 『ONE〜輝く季節へ〜』私論・試論・恣論(1999/05/16)
  (2) 『ONE』〜視点の問題を中心に〜(2001/02/12)
  (3) 『ONE』と経験(身体的関係性と経験・後半)(2000/08/13)
  (4) 身捨つる程の恋愛ゲームはありや(2003/08/17)
  (5) Sweetheart,Sweetsland 〜長森瑞佳論〜(2006/8/11)
  (6) 七瀬留美小論(2007/07/07)

2.『MOON.』という始まりの場所
  (1) 自己規定としての記憶と物語化(自己の物語化及び物語の交錯論−1)(2001/12/30)
  (2) 全ての始まりの場所としての『MOON.』(2007/6/20)

3.『Kanon』――輪唱の如く、輪廻の如く
  (1) 恋愛ゲームへの、4つの視点からの考察(1999年恋愛ゲーム総括)(1999/12/26)
  (2) 『Kanon』における身体的関係性(身体的関係性と経験・前半)(2000/08/13)
  (3) 記憶の捏造と偽史の共鳴―川澄舞(自己の物語化及び物語の交錯論−2)(2001/12/30)
  (4) 反物語化と意図せざるものへの接続―沢渡真琴(2007/05/27)
  (5) 『Kanon』における家族の様相(2007/06/24)

4.『AIR』をめぐる逡巡
  (1) 私的『AIR』論 恋愛ゲームを遠く離れて(2000/12/30)
  (2) 全体性への希求と個別性への帰結(自己の物語化及び物語の交錯論−3)(2001/12/30)

5. 通過してゆく『CLANNAD』と遠い未来への志向
  (1) 〜既視感と記憶と光たち〜『CLANNAD』追究への取りかかり(2004/08/13)
  (2) 自己のコミュニケーションの彼方へ―『CLANNAD』論―(2004/12/30)
  (3) 彼方の記憶(『CLANNAD』論)(2005/12/30)
  (4) 『planetarian』小論―ロボットという作品―(2006/11/12)
  (5) 『智代アフター』試論―Life is like a “Pendulum”―(2006/12/29)
  (6) 競走馬と麻枝准作品との微妙な関係(2006/12/29)
  (7) 『CLANNAD』と『智代アフター』における「あちら側の世界」観(2007/04/29)
  (8) 『光見守る坂道で』第16話とゲーム本編との連関について(2007/06/03)

6. Tactics/Key作品以外への言及
  (1) 記憶を巡って(2002/12/29)
  (2) 『D.C.〜ダ・カーポ〜』論序説 失われた"Fine"を求めて(2003/09/07)
  (3) 現実感の形成について(2004/10/17)
  (4) 記憶喪失あるいは始まりはいつもレベル1(2007/05/05)
  (5) 『シンフォニック=レイン』感想(2005/02/0518
  (6) 『Wind -a breath of heart-』感想(2004/09/122005/02/141823
  (7) 『マリア様がみてる』シリーズにおける視点位置の考察への試み――『優駿』との比較を念頭に置いて(2004/05/03)
  (8) 悪食的映像食記〜then-dの場合〜(2003年10月期のアニメ視聴状況)(2003/12/28)
  (9) 『うた∽かた』感想(2004/10/163012/23
  (10) 『フタコイ・オルタナティブ』感想(2005/07/08)

7. 特別寄稿
   Tactics/Key作品論
     Tactics/Key諸作品におけるジュブナイル的主題の変遷と展開―通時性と共時性―(その1) (Pinsyan)
     『ONE』雑論:自分を現実からデリートしないために (佐分利奇士乃)
     えいえんの在処――えいえんは届いたか? (火塚たつや)
     AIR そら (C.F)
     帰ってきた恋愛ゲーム〜『CLANNAD』プレイ記〜 (みずぴん)
     『ヒビキのマホウ』のセカイ観 (simula)
   Tactics/Key作家論
     麻枝准の文体論/序論 (cogni)
     麻枝准の上下感覚 (疏水太郎)
     ロストジェネレーションと麻枝准の時代 (秋風碧)
   恋愛ゲーム状況論
     ONE on the contexts――『輝く季節へ』という選択肢 (大石玄)
     わはーでもわかるノベルゲーム入門 (四方都)
   恋愛ゲームをめぐって
     古典的・背景的 (中田吉法)
     視点を動かす (佐分利奇士乃)
     『SNOW』とデザインパターン (秋風碧)
     選択肢の果てに(『シンフォニック=レイン』) (hajic)
     声優批評入門 (夏葉薫)
     兄の罪とその赦し――『ONE』と『シスター・プリンセス』 (くるぶしあんよ)
   恋愛ゲームを語るという事
     10 Years After――「永遠」のゲーム『ONE〜輝く季節へ〜』 (雪駄)
     美少女ゲーム評論という欲望 (東浩紀)

あとがき

※リンク先のthen-dに関する文章は、ページ上の文章に加筆修正のうえ本誌に掲載しているため、誌上では必ずしも同じ文章とはなっておりませんことをご了承下さい。

作業履歴
更新日等 更新内容
2008/10/12 TokyoBookManiacsにおいて、サークル「GameDeep」様にて委託頒布
2008/08/15-17 コミックマーケット74にて頒布  サークルGameDeep、theoria
2007/12/29-31 コミックマーケット73にて頒布
サークルGameDeep、(liliane.jp)、theoria&豆満江開発機構
2007/11/11 第6回文学フリマにおいて、サークル「GameDeep」様にて委託頒布
2007/11/上旬 「とらのあな」様への委託分が完売。
2007/09/18 「とらのあな」様において委託販売開始。
2007/08/17-19 コミックマーケット72にて頒布
サークルGameDeep、liliane.jp、theoria&豆満江開発機構
2007/07/27 全ての原稿を印刷会社に入稿。
2007/07/07 「七瀬留美小論」完成。予定していた全ての原稿を脱稿。
2007/06/24 「『Kanon』における家族の様相」完成
2007/06/20 「全ての始まりの場所としての『MOON.』」完成
2007/06/03 「『光見守る坂道で』第16話とゲーム本編との連関について」完成
2007/05/27 「反物語化と意図せざるものへの接続―沢渡真琴」完成
2007/04/29 「『CLANNAD』と『智代アフター』における「あちら側の世界」観」完成
2006/12/28 「智代アフター試論―Life is like a “Pendulum”―」および「競走馬と麻枝准作品との微妙な関係」完成
2006/11/18 「競走馬と麻枝准作品との微妙な関係」暫定稿完成
2006/11/17 「智代アフター試論―Life is like a “Pendulum”―」暫定稿完成
2006/11/11 「planetarian小論―ロボットという作品―」脱稿
2006/11/03 構成の再検討を行い、『MOON.』および『Kanon』に関する章立てを行う
2006/10/29 「『智代アフター』試論 ―断章―」(全体のうち第1章部分のみの暫定版)を発表(杜の奇跡10、Game Deep # 24に寄稿、サークル:豆満江開発機構)
2006/10/13 本ページTactics/Keyゲーム評論集『永遠の現在』(仮題)制作ご協力のお願いを公開

課題
更新日等 更新内容
2007/05/31 「水瀬家への招待と反発―家族の再構成」脱稿予定
→作業履歴2007/06/24「『Kanon』における家族の様相」として対応
2007/04/30 「七瀬留美小論」脱稿予定
→作業履歴2007/07/07にて対応
2007/03/31 「反物語化と意図せざるものへの接続―沢渡真琴」脱稿予定
→作業履歴2007/05/27にて対応
2006/12/28 「競走馬と麻枝准作品との微妙な関係」脱稿予定
→作業履歴2006/12/28にて対応
2006/12/28 「智代アフター試論―Life is like a "Pendulum"―」脱稿予定
→作業履歴2006/12/28にて対応
2006/11/11
「planetarian小論―ロボットという作品―」脱稿
→作業履歴2006/11/11にて対応
2006/10/18 『Kanon』章立ての必要性について(『MOON.』同様とし、全作品で章立てを行うか
→作業履歴2006/11/03にて対応
2006/10/15 simula氏から、『MOON.』に関する章立ての必要性について指摘あり
→作業履歴2006/11/03にて対応

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