右脳を使えば生き方が変わる

 

今の世の中で特徴的なことは、誰もが「良くないことだ」「改善の必要があるな」

と感じている事柄が、いっこうに改まらないことです。

この事態を変えるには、「社会の枠組みを根底から変えなければ・・・」と言われていますが、

人間の頭の中を変えなければ仕組みなど変わるものではありません。

 

そのためには、もっと右脳を使う必要があります。右脳を使うと脳内モルヒネがどんどん出てきます。

右脳を使う生き方をすれば、人間はどんなつらい状況でも前向きに考えて生きられるのです。

不快にも否定的にもならずに生きられれば、今健康な人はますます健康になる。

若さを保つこともできるようになります。

 

また、右脳を使うと心が落ち着き、争い事もぐっと少なくなる。

そうすれば、ほうっておいても世の中は良い方向へと向かい始めるでしょう。

dol-pine

どうすれば右脳をもっと使えるのか。

昔から右脳をうまく使ってきたのは古今の名僧と言われる人たちです。

しかし、そういう立派な人たちのまねをしようと思っても、私たちに簡単にできることではありません。

 

歴史上、右脳をもっともうまく使ったと思われるのは、

18世紀の天才作曲家モーツァルトです。

モーツァルトはこう言っています。

「全曲は一瞬のうちにでき上がる。あとはそれを楽譜に写すだけ」と。

 

時間芸術である音楽の全体像を、一瞬のうちに思い浮かべるというはなれ業は、右脳にしかできません。

右脳というのは、いわゆる才能と関係が深く、

それも今の研究によれば、50歳くらいまで成長は止まらないといいますから、

才能のある人はますます伸びていきます。

 

その意味でモーツァルトという人は、一種の右脳の化け物だったのかもしれません。

dol-pine

人間が生まれてから学んだり、経験して得た情報や知識は、みんな左脳にストックされます。

だから誰もが左脳はそれなりに鍛えていると言えます。

これに加えて右脳をうまく使うことを覚えたら、つらいことが楽しくなり、脳内モルヒネもどんどん出るので

能力も増幅されて、2倍、3倍、或いはそれ以上に使うことができるのです。

 

右脳と左脳を比べてみると、例えば脳内モルヒネに関係しているのは、圧倒的に右脳なのです。

生きている脳の働きをとらえるPETという診断機器を使ってアルファ波の出ている脳を調べてみると、

決まって右脳が活動していることがわかります。

 

左脳は言語を操り、何かと損得を計算し、喜怒哀楽をも包み込んでいるのです。

では右脳は何をやっているのか。

従来の説でうなずけるのは右脳の創造性や感性、直感力といったもの、それと図形認識などの機能。

これらは実験によっても確かめられていることです。

dol-pine

しかしもう1つ隠された重要な働きが、実は右脳にあるのです。

それは過去の人類が蓄積してきた知恵が、遺伝子情報としてストックされているということです。

右脳というのはそういう役割を持った「先祖脳」だと思うのです。

先祖から受け継がれた遺伝子レベルの情報の全てが入っている、というのが私の考え方です。

 

また人は時に、自分が行ったこともない場所なのに、なぜ来たことがあるようだと記憶していたり、

経験していない遠い過去の事件を正確に語ったりすることがあります。

 

さらに、奇跡としかいいようのない超人的で特殊な能力の発揮など、事例として多くはありませんが、

間違いなく起きているこの種の出来事を、今の科学は合理的に説明できません。

でも右脳を一種の先祖脳と考えれば納得がいくのです。

dol-pine

右脳と左脳の間には、脳梁と呼ばれる橋があって、2つの脳はお互いに連絡しあっている。

人間が生きて活動する大半のことは左脳の機能で十分に間に合いますが、

肝心なことは右脳が教えてくれる。右脳が左脳に情報を流すのです。

なぜ左脳に流すのかというと、右脳は言語をほとんど知らないからです。

 

左脳に損傷を受けると言葉がしゃべれなくなる。

右脳でスプーンを認識しても「これはスプーンである」と言えなくなってしまいます。

でも絵を描かせるとちゃんとスプーンの絵を描く。

これで右脳が形として物を認識していることがわかります。

 

逆に右脳が損傷を受けても、左脳が健在ならば言葉を失うことはありません。

スプーンをみて「スプーン」と答えることはできる。

でも絵を描かせたらぐちゃぐちゃで、わけのわからない絵しか描けなくなります。

 

また私たちにはこういう場合があります。

すべてわかっている、わかっているのだが言葉にならない、うまく表現できない・・・・・

そういうもどかしい感じの時、その想念や事柄は右脳情報が左脳に届いているのに、

左脳が言葉や論理として処理しあぐねているのです。

dol-pine

右脳使いの名人というのは、そういう時に右脳情報を言葉や論理ではなく、

たとえば絵や音といったちょっとしたヒントでもって、感性でわかる。

意外性に富んだ思考や行動で成功するのは、そういう人たちなのだと思います。

 

「私は考える時言葉では考えない。躍動する形、イメージで考える。

それがまとまると努力して言葉に置き換える」

というアインシュタインの言葉は、彼が右脳人間だったことを表しています。

 

いかに右脳が優れていても、左脳がうまく機能しなければ物事が完成しないのは明らかです。

アインシュタインのいう「言葉に置き換える」というのが左脳の作業です。

 

だが左脳ばかり鍛えても、右脳が活用できなければ、論理展開ばかりで飛躍はないのです。

右脳と左脳を比べた時、右脳のもつ潜在パワーは左脳の10万倍と推定できます。

その根拠は後でふれますが、左脳中心で生きることは、

自分の持つ能力の1%も使わない、もったいない生き方なのです。

 

「脳内革命2」(春山茂雄著)より

 

サンマーク出版様より許可を頂いて記載していますので

無断転載・コピー等は固くお断わりします

 

 

 

 

LessonTopicsContents

dol