let me sing to the august sky, easy sorrow still hits you

15年ひとっとび。せっかくpostscriptというブログがあったので知らなかったことを書いて整理しておこう。
(※postscript というのはフリッパーズのプロデューサーと当時担当だった者とで2006年夏に期間限定で公開されたブログ。その後もカジヒデキの情報用に残ってはいるが現在放置状態。後述するが、やや情報に不正確さがありそう。内容は網羅的なものではなく、思いついたものを適当につづったもの、のように見えた。)

時系列的なこともいろいろと新しいことがでてきてはいたが、それよりも気になったことから。

まずはファーストのちらし?
見慣れた曲目が並ぶなかで一つだけ見慣れないものが。

7.そうはいっても飛ぶのはやさしい

我々の知る7曲目は「ピクニックには早すぎる」というタイトル。曲がそれほど多くあったとは考えづらいし、ここまで出来て差し替えも考えにくいので、スリープ・マシーンのように発売前にタイトルが変わったものと思われる。
当然知らないものなので検索をかけるとイヴァン・ヴィスコチルという作家の小説の邦訳タイトルだということがわかる。出版の時期を見ると「文学の冒険」シリーズのものでは間に合わないので、小沢が読んだのは白水社の『現代東欧幻想小説』 というアンソロジーなのだろう。
(※スリープ・マシーンは当初「泡いっぱいの日々を」というタイトルであった。ボリス・ヴィアンの小説のタイトルからのものであろう。日の目をみなかったものの、このタイトルで版権もとられている。なぜか近年の音楽情報サイトではこちらのタイトルがとられているものが散見される。)

 

『パチパチ』に掲載された日記風の記事で名前の挙げられていた仮タイトルも判明した。
以前の推測どおりなので特に目新しいことはないが、一つ謎のタイトルもあるのでここに書いておこう。
以下AIRスタジオで録られたセッションテープのタイトル。
注目すべきはやはり2番。
細かいところでは、5番もタイトルにエキスクラメーション・マークがなく、コンマで区切られたのみ。6番は"s"が。

1."WILD WILD SUMMER"  ワイルドワイルドサマー/ビートでゴーゴー 00:05 04:15
2."JAZZiE"   05:44 08:40
3. "STEVE" 偶然のナイフエッヂカレス 09:35 13:20
4."RUPERT" 青春はいちどだけ 13:50 17:00
5."CAMERA, CAMERA, CAMERA"   17:50 21:50
6."SOUTHBOUND EXCURSIONS" 南へ急ごう 22:25 25:20

 

1990/12/06 PARCO最終日というところに
love and dream, again
というタイトルも書かれていた。"are back"となっていないということ。書き間違いかもしれないが録音されているもののMCから聞き取ったものなので実際に録音ではこのタイトルで紹介していたのか? 言い間違いなのか書き間違いなのかややこしい。

 

レコーディングはされたが、リリースされなかったもの。

90年1月〜2月のレコーディング
・Hello(インスト・ヴァージョン)
・Papaboy & I (英語詞、Cloudyは日本語なのでロリポップ・ソニックではないTFGもの、未発表)

90年9月のレコーディング
・グリコCMのプレゼン

ライブ録音・映像
・そのひとつが先ほどの90年6月10日のマルチ・トラックを使用した録音。
・同年12月のパルコ劇場は未編集ながら、フルで映像が残っています。
・さらに、最後のライブになった東京FMホールではスタッフのカメラが回っていました。

一番上のに関してはライブ盤にほぼ収められるものの、それにもれたものを以下に。
03 フレンズ・アゲイン
06 ワイルド・サマー/ビートでゴーゴー
07 恋してるとか好きだとか
09 コーヒーミルク・クレイジー
10 ラテンでレッツ・ラブまたはサマービューティー計画
アンコール2
01 jean's not happening 1990

一番下のに関してはラジオで放送があり、また、一部ライブ盤に収められたがそれにもれたものは以下のとおり。
(ただしこのセットリストはslideとlove trainが知ってか知らずか抜けており、完全なものではないところに注意。ひょっとするとこのブログ全体に言えるかもしれないところが少々不安。)
9月19日 東京FMホール 公開録音ライブ 26日21時全国O.A.
Aquamarine

ちなみにリリースされなかったものでブログに登場しなかったものに
slide
のギター・バージョンもある。CMでのみ公開された。

 

解散のために企画はあったものの実現されなかったもの?

・9月26日から30日 レコーディング
・11月よりNTTキャンペーン(牧瀬理穂)のタイアップ・ソング
・92年4月 三ツ矢サイダーのCF出演?タイアップ・ソング
・92年春 cherry redよりリリースが予定されているThe Last el Albumに参加
・マイク・オールウェイの新レーベルとのジョイント

解散の経緯を説明した、とある記事と齟齬をきたすことになる。レコーディング中に決裂した様子を伝聞で記事にしていたような気がしたが、それはやはりでっちあげでヘッド以降のレコーディングはなかったということか。

ブログには登場しなかったが、『Olive』誌でJリーグのどこかのチームの曲も作るかも、といった談話が掲載されていたと思った。

 

 

おまけ。

件のブログではないが、長らく読みたいと思っていたファーストアルバムの本人解題を『ミュージック・マガジン』06年9月に見つける。小さすぎて読めない箇所多数なのだが、非常に魅力的であったので翻刻(??)。
ばからしいことしてるな、という方。コピーください。
セカンドアルバムの際のミニブックともども。

1ハロー/いとこの来る日曜日
ネオ・アコースティックという視点からすこし離れてやってみました。結果的には、モンキーズ+モノクローム・セットのホンキー・トンク風であるとか、ハーパース・ビザールのロック風とかいう感じになっています。4ビートのイントロも付け加えて、ちょっとアメリカを■■しました。

2ボーイズ、トリコに火を放つ
ギターとヴォーカルだけで静かに始まり、一転して■■なリズムになります。パーカッションとのからみや楽しいギター・ソロ部分、そしてラストの盛り上がりなど、フリッパーズの魅力を全編に散りばめた曲になっていると思います。

3すてきなジョイライド
■■■■■■メロディのフォーク・ロック・ナンバー。今回のレコーディングではバーズやプライマル・スクリームなどを意識して、12弦のエレクトリック・ギターやタンバリンを■ったりしました。ヴォーカル・レコーディングの第1曲目ということもあって、■入れには結構■■しましたが、想像より良い上がりになったような気がします。

4コーヒーミルク・クレイジー
elっぽいと言われることの多い、ボサ・ノヴァ調の曲です。この曲のレコーディングは3回目で、慣れすぎたせいか■■■■とまどいました。イギリスのチャートに出たり、ラジオでかかったりしたので思い出も多く、愛着のある曲です。

5僕のレッド・シューズ物語
この曲は、フリッパーズの曲の中でも、かなり■■の曲で、私たちの■■してきたイギリスの■■をうかがわせる曲です。■■のデモ・テープではフェルト・タイプのアレンジ・スタイルをとりましたが、今回はそれとは違ったハードなギター・サウンド■■■■■■■に■■しました。■■するスピード感と甘いメロディのコントラスト■■■い曲です。

6奇妙なロリポップ
ロリポップ・ソニック時代のテーマ曲です。ある時期のモノクローム・セットのような■■■な部分と3コード・ポップの部分のコントラストを中心にした曲です。■■さんのパーカッションが■■■■を■■上げてくれました。

 

残念ながらここまで。以降は掲載されていなかった。