∽私の思い出∽
私が小さい頃は着せ替え人形というと2代目リカちゃんでした。
おもちゃが大好きだった私は、よく近所のおもちゃやさんに
こえだちゃんの新商品や指輪のセット、ぬいぐるみの入荷具合を見に
ほぼ毎日通っていたと思います。初めてフローラを人形コーナーで目にした時、
私は目を疑いました。こんな自分の理想通りの人形があるなんて!!
お店のおばさんが寄ってきて私に言います。(たしかこんな感じ)
「今日入荷したばかりなのよ。珍しいでしょう。〜なんたらかんたら」
そう、当時フローラのように髪がべらぼうに長く金髪で緑目、すらっとした美しい体の
明らかに西洋人と思われる着せ替え人形は皆無でした。バービーは発売されていましたが
髪遊びが大好きな私にとって髪が短いバービーは心惹かれるお人形ではなかったのです。
私は全速力で家に戻り、必至で父に自分の見てきた人形が如何に素晴らしいかを
訴えました。私の訴えが通じたのか強引に引っ張って行ったのか憶えていませんが
その日のうちにフローラを手にしていたように思います。
フローラを手に入れた私はリカちゃんとは明らかに違う扱いで、
無心にひたすら髪をいじって遊びました。美しい長い髪はリカちゃんの髪とは違い
私を大変満足させてくれました。フローラを手にした私は新たな着せ替え人形に
欲を出す事はなく、知り合いの子にあげる高校生の時まで大事に大事に持ち続けました。
もちろん、母が勝手に私の人形をあげる約束をしてこなければ思い出の人形は
今でも私の手元にあったと思いますが、当時の私と同じように一心不乱にフローラで遊んでいる
姿を見ると、フローラもまたそのような状況を喜んでいるように思えて
私のフローラに対する断ち切れない未練がすーっと消えていきました。
数年後、就職してネットの世界を知り、再びフローラと出合った私は
フローラの魅力に再びどっぷり浸かり、今に至ります。
それにしても、緑目フローラを探すのは大変。
やっとの事で状態のいい子数体、箱入り数体と集めてきましたが、
欲しい服を着ている子はまだまだ沢山いるしカスタマイズも楽しみたい。
私のフローラ道はまだまだ続きます。