釣り、南アルプス某川 2002/07/4〜2002/07/5。

今回選んだ渓は標高3000メートルを超える山の麓。
入渓地点1200メートルからゴール地点の1500メートルまで登ることになる。
朝7時頃に現地着、余裕ぶっこいて歩き始める
入念に国土地理院の地図で調べ、釣行6時間+車止めまでの歩き1時間半と見積もる。
これが後々大変なことになるのである。
日帰りの2日連続釣行なので泊まったわけではありません。
今回も完全一人旅。
写真はたくさん撮ったが写りの良いものだけということで。



朝8時頃、歩き始めてしばらく。

今回もご多分にもれずこんな川を選んでしまった。

ハイ、キチ○イです。

今回は熊に遭う可能性は少ないが大嫌いな岩登りはある。

よくわからないと思うが両側は切り立った崖。

林道は川から100メートル以上も上にあり事実上ゴールしない限り
川からの脱出不能。


いわなさん、おはようございます。

気分良く釣り上がり。

上の岩のような場所はあんまりなく『お、いい感じ』などと思っていた。

この時は。

なんか、笑ってない?こいつ。


絶好調。

まだまだ、僕ご機嫌である。

渓はきれい。魚は居る。

ちょっと格好つけたカメラアングル。

この辺りから魚の写真をあんまり撮らなくなってきた。


昼過ぎ。

わー、なんて思いながら崖崩れの写真を撮った。

軽量化のため昼飯は無し。

この辺で手持ちのペットボトルのポカリを使い果たした。

午後3時には車止めに戻れる予定なので、まあ大丈夫かなんて。

念のために地図で確認。

もしかして半分も来てねーんぢゃねーの・・・・・。

不安を覚えたのはこの辺り。


光の感じがないす。

予定より送れているにもかかわらずマイペースで進む。

魚釣れるんだもん。

よってます。

この辺で午後3時。

空腹感が襲う。

この際『焼いて食っちまおうか』などとよこしまな考えが。

朝、おにぎりをひとつ食べただけ。


さすがにあせる。

進めど進めど、林道に這い上がる道が見えない。

汗。 汗。汗。汗。汗。汗。

もう時計は4時を回っている。

おまけに昼食抜きで歩き続けたため血糖値が低下し目が回るようになる。

さらに飲み物もないため軽い脱水症状に陥る。

ここまでで朝から一度も用を足していないのである。

タックルをしまい、歩くことだけに専念し始める。

これはなんで撮ったのか記憶にない。

危険な状態。


泣きそうになっている。

周りを見渡すと暗い。 時計を見ると6時前。

川で日が暮れたら、林道を見つけるのは不可能。

半遭難である。

食料なないし、座り込んだらヤバイと思いひたすら進む。

直後這い上がれそうな道を見つけ、気力だけで30メートルよじ登る。

林道で小さな水を見つけ1リットルほど一気飲みした。

風呂上りのビールより美味かった。

この後車止めまで真っ暗な林道を一時間十分歩くことになる




トンネルの中。

なんだか良くわからないと思うが林道にあるトンネルの中。

この通り電灯なんていう文明の利器はないのである。

あまりのも真っ暗で怖かったので写真なんか撮ってみたのである。

真っ暗なトンネルを歩くのは勘弁していただきたい。

この赤く光るものはフラッシュが反射したものと思われる。

念のため。

お、おら、ごわがったよー。




翌日も来たのである 。

林道から撮った写真。

標高2000メートルくらいの地点だろうか。

写真に写っている沢は標高2600メートルくらい。

7月だというのに残雪がある。

この沢の頂上は3100メートルを越える高山。

当初、この沢に入ろうと思ったが入らなくてよかった。

一度は行ってみたいと思っているのだが。

いつになったら溶けるんだろう、雪。


ここ、釣れます。

ムネアカアリのフライにパクっと来たっすよ。

かわいい奴め。

昨日の教訓を生かし、あまり動かずのんびりと釣った。

まわりの山を眺めたり、川でぼーっとしたり。

仕事をサボった甲斐があったと思わせる瞬間。


鳥の巣発見。

川原を歩いていたら足元で突然バタバタと音がした。

ふと見ると鳥の巣が。

どうやら、卵を温めていた親鳥を脅かしてしまったらしい。

申し訳ない気持ちになる。

写真だけ撮らせて頂いた。

逃げた親鳥を調べてみたらキセキレイという鳥だったみたい。

次回来る時には雛が生まれているだろうか、巣立ちしてたりして。

楽しみ。


なんか黒い。

水たまりみたいなところで悠々と泳いでいた奴を岩陰から隠れて釣った。

いやらしいことをしてしまった。

何と言われても釣ったもん勝ちである。

しかし黒い。

ガン黒系。


目指す尺には足りず。

尺(30センチ)には足りない。

大きいように見えるが24センチ程度。

まだまだ先は長い。

というか東京に帰りたくない。

仕事サボってこんなことしてすみません。

でも、楽しいからまた来ちゃおう。


花。

ガラにもなく花の写真なんぞ撮っちゃうのである。

とても綺麗だった。

おそらくヤマホタルブクロと思われる。

こういう花を見つける。

川を彷徨い歩く楽しみのひとつである。

遭難はイヤだけど。