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こわい。 今朝のことだ。 「はい。今日は金曜ですか。」 竹薮は面喰らった。なんだ? 「教室掲示、金曜になってますが。」 教務嬢は、明るく、「あら違ってる?ごめんなさい。今日は木曜よ。」と答え、掲示を剥がし、新しいのに張り替えたが。その間、件の生徒は憮然とした態度のまま。 彼が去ってから、竹薮は名前をクラスを確かめた。竹薮は知らない生徒だが、何かの折に竹薮のクラスに登場するとも限らない。きけば、世界史の偏差値は70をこえるそうだが、まあ、それでも人におはようと声をかけられて、おはようとかえせない「非常識」な奴なわけだ。 教務嬢に「おどろいたね」と声をかけると、教務嬢いたく喜び「先生もそう思われますか。わたし、毎日これなんですよ。そのたびにカチンとくるんですけど、来る日も来る日もこれだと、私の方が変なのかと自信がなくなってくるんです。」 いやあ、その通りだよ。 以下、今年度、竹薮が実際に見た話、あるいは聞いた話を列記する。 *何や電話でみっしりやりとりしていた教務嬢が「承知いたしました。」とにこやかに電話を切って、「ふざけんな!」とのたまった。 *とある生徒。「すいません。先週のK先生の授業休んだんですけど、プリントありませんか」「お預かりしてないから、今週でて貰ってくれる?」「予習したいんですよ」「でも、ないもの」「どうすればいいんですか(半切れ)」「・・・・・誰か友だちに借りてコピーすれば?」「・・・・・」と黙って去る。しばらくして「すいません。借りて来ました。コピーして下さい。」「それはできないよ」「だって、ほんとは先週の授業で僕が貰うはずのものだから、コピー代はそっち(予備校)が負担するのが当然じゃないですか。(かなり切れている)」その後、すったもんだがあった挙げ句、教務がおれる。 *母親登場、 *母親から電話「こどもが教室の冷房が寒いといってます。ちょっと気をつけてやっていただけますか。」 *父親から電話「こどもが小テストの採点が納得いかないといってます。もっと話を聞いてやって下さい」 もうこのくらいでいいですか? だせば幾らでもありますよ。すごいでしょ、ほんと。 以前にも書いたが(偏差値の話)世の中は学力を問題にしすぎだ。 竹薮は今朝、おはようといわれてもおはようと言えない生徒と、その会社員がリンクしてしまった。直リンクだ。勉強さえできればなんでもいいと思っている。そして、本能的にそれは嘘だとわかっているので、コミュニケーションにおそろしく臆病で、なにもできない。いくら世界史の偏差値が70でも(今どきの偏差値70なんて全然どってことないさ)そんなの、コミュニケーション能力がなけりゃ、ただのオタクじゃんか。ガンダムだのエヴァだのは世界史にかわっただけだ。 いいですか。 もう一度いいます。 学力低下なんてどーでもいいとこまできてるんです。 まじで。 それを、親御さんは気付いてない。 だいたい18にもなった子どもの暑さ寒さをなんで面倒みる?そのぐらいのこと自分で調整できなくてどうする。もしできないなら、なおさら自分でこまらないと気をつけるようにならないだろうよ。眼鏡忘れたら、一番前に座れよ。エアコンが寒けりゃ自分でいえよ。だいたいその校舎のエアコンのコントローラーは教室内にある。自分で上げ下げしろ。そうやって、子どもの問題解決能力を奪っていることを気付いているか、親よ。 竹薮は、あんなんが家の中にいるとおもうとぞっとするが、平気なんだろうか。 幸い、そういうのは口煩い竹薮なんぞ、敬遠してくれるので、竹薮はばかだけど、コミュニケーション能力はある連中ととっくみあっている。しかし、横目でそういう困ったやつらをみながら、呆然とする。 もう、日本を支えられる若者なんていないんじゃないか。 どーでもいいんだって!! (051110) 前へ/次へ |