水のある庭
ウォーターガーデニングへのお誘い

 スイレンを栽培しているなら、一度はやってみたいこと。それはやはり池造りではないでしょうか。
 池にひっそり咲くスイレン、泳ぐ魚たち。なんとも優雅な景色です。
 しかし、土地に余裕のある家ならまだしも、住宅街で池など贅沢の極み。あこがれのモネの庭など、異国というより異世界の風景にしか見えません。しかし、そんな贅沢な池はムリとしても、日本的な小さな池くらいは、なんとかならないものか。
 そんな思いで、小さな庭に小さな池を作ってみようと思ったのですが、どうせなら庭全体を調和したものにしたい。ついでに、睡蓮鉢に入れたスイレンも、単にコレクションを並べたものではなく、庭の一部として調和できないか。
 ここでは、そうした水のあるガーデニングについて、筆者が実践したことを紹介したいと思います。
 なお、筆者はガーデニングマニアでもない完全なシロウトなので、作業は極力手を抜いてできるようにしています。おそらく誰でもできるレベルと思いますので、よろしければ参考にしてください。










スイレン置き場の造成

池の造成

水辺を彩る植物


庭の様子

 初夏の水庭です。ひまわりが咲くと、いかにも夏といった様子ですが、熱帯スイレンはこれからといったところでしょうか。池にはセルレア(カエルレア)だけが咲いています。背の高い植物はミニパピルス。

 駐車場と花壇の隙間部分に、ヘルボラを入れた30cmスイレン鉢を設置してみました。周囲にはワイルドストロベリーを植栽しています。庭のアクセントとして水鉢を利用する例はよくありますが、ほとんどが日陰での利用のようです。藻類の発生を警戒してのことと思いますが、タニシでも入れておけば日向でもほとんど藻類はでません。このスイレン鉢にはメダカ5匹とヒメタニシ3個を入れてあります。現在は子タニシが多数生まれ、鉢の中をクリーニングしてくれています。


 07年8月の庭です。さすがに植物が生い茂ってきました。池の上側にあるスペースへの植え込みも終わり、あとは成長を待つだけです。このスペースには、漢蓮のほか、ハナショウブ、アコルス黄金、ヒューケラ、ホスタ、ジャノヒゲ、スノードラゴン、モッコウバラなどが植えてあります。クローバーは茂りすぎで、そろそろ間引き時期かもしれません。それにしても、今年はあまりの猛暑で、庭に出る気力がそがれまくりです。

 同じく8月の池です。植えてある3種がようやく揃って開花しました。やはり夜咲のプベスケンスが最後です。夜咲は水温が必要なため、そもそも開花時期が遅いですが、この原種は花自体もややつきにくいため、余計に遅くなりがちです。また、葉が非常に焼けやすく、睡蓮鉢だとはみだした葉がことごとく焼けてダメージを受けやすくなるのですが、今年は池に入れてあるので、あまり問題になっていません(無しではないですが)。そのおかげか、蕾の付き具合もだいぶ良好です。
 白い花がプベスケンスで、夜7時から朝9時過ぎまで咲いていました。写真はもう閉じ始めていますが、開花時間の長いスイレンです。