Teiji Taguchi 「Out of The Line」 06

Roulette

★田口悌治作曲

田口悌治(ギター) シーマス・ブレイク(サックス) デヴィッド・キコスキー(ピアノ)

スティーヴ・ラ・スピーナ(ベース) アダム・ナスバウム(ドラムス)

 

★この曲は始めから拍子のアイデアが有って、4拍子を軸に ||4−2、4−3、4−4、

4−5||4−2、4−3、4−4、4−3|| という風に数学的に構成されてます。サビは

メロディーの流れにまかせて3と2と5の拍子を組み合わせてみました。

 

★コーダ(エンディング)は7拍子になりますが、ここには特別なトリックが隠されてまして

Cmaj7,B♭maj7,Fmaj7,Gmaj7,Amaj7の5個のコードが4−3の7拍子で演奏されるので

例えば、最初4拍子だったCmaj7は次に出てくる時は3拍子になる、というわけです。

アルバムのライナーノートにもある様にキコスキーが「Mathematics !」と叫ぶわけです。

 

★シーマスにはソプラノサックスで吹いて欲しいとオーダーしておいたのですが、ソプラノ

の調子が悪いから今日は持って来ていないとの返事、僕の頭の中では「忘れて来たんじゃ

無いの?それともあまりソプラノを積極的に使う方じゃないのかな?」などと勘ぐってしまい

ましたが、「大丈夫!ソプラノが無くても、そんなフィールでやれるから!」と言うシーマスの

言葉を信じてレコーディングがスタートしたのでした。

 

★曲全体は爽やかなボサノバフィールになってます。ここまでややこしい事書いといて

言うのもなんですが、ふわっとリラックスして漂うような気持ちで聴くと良いと思います。

 

★タイトルの由来は、まず初演が"Roulette"という昔から僕がお世話になってるジャズ

クラブだったというのと、変拍子でくるくる目が回るからルーレットみたいだというのを掛け

ました。