ハワイ旅行記
1日目 成田からホノルルへ
2002年12月4日ホノルルマラソンの参加者で満員になったJALの1080便は予定より25分遅れて20時40分成田空港を飛び立った。客室乗務員はアロハシャツ風の制服を着ていて、臨時便のため応援にきたのだろうか、50歳過ぎの管理職風の男の客室乗務員が2人もいた。離陸後50分ほどしてお絞りとジュースと豆菓子が配られ、続いて夕食が出された。和食と洋食を選べるが、洋食の機内食は食べ飽きたので和食を食べることにした。
夕食
この後、機内灯が消され睡眠の時間になる。時計を7時間進めて寝ようとするが座席が狭いし時間が早いのでなかなか眠つけない。ボーっとしているうちに短い夜が明けて機内灯が点灯され、お絞りとレゾッチャの袋に入れられ菓子パンと林檎ジュースが運ばれてきた。
軽食
機内で1夜を明かしたが日付変更線を通過したので出発と同じ日付の12月4日7時37分、予定より10分あまり早くホノルル空港に到着した。入国審査の際パスポートにイラン、パキスタン、ヨルダンなど物騒な国のスタンプがたくさんあるので係官からレポーターかと聞かれてしまった。首にデジカメと大きなビデオカメラをぶら下げていたせいか税関検査ではスーツケースを開けられてしまった。カップラーメンを入れておいたので没収されるかと思ったが肉類が入ってないので大丈夫だった。
ホノルル空港到着口
ターミナルの2階で全員が揃うのを待った後、バスに乗ってホノルル市内の観光に出かける。晴れているが気温は20度で常夏の国にしては意外と涼しい。空港の前から市内に向かう道は高速道路になっているが、アメリカでは高速道路はすべて無料だという。しばらく走ると左手の丘にピンク色の建物が見えてきた。軍人と家族専用の病院だという。ハワイの人口は125万人で以前は日系人が一番多かったが、軍人が増えたので今は白人が一番多くなっているという。
軍病院
高速道路を出てしばらく一般道を走った後左に曲がり、パリハイウエイを北に向かって走る。この付近には日系人が多く、いろいろの宗派のお寺や日本人墓地が見られる。やがてバスは山道を登り始める。山には毎日雨が降るので道の両側には鬱蒼と木が生い茂っている。オーストラリアの松やインドの菩提樹、中国の竹など、見られる植物はほとんどが外国の植物でハワイ原産の植物は追い払われてしまっている。木の幹に長さが30cmのある丸い葉の蔦が這っているがポトスだと言われてびっくりした。鉢に植えられたポトスの葉は5cmそこいらだが、気候が良いのいでこんなに育ってしまうのだ。
9時40分ヌアヌパリに到着した。手元の高度計は310mを示していてたいした高度ではないが、展望台からの眺めは素晴らしく、カイルアの町やマカプウ半島、ワイナマロ湾が視野180度にわたって広がっている。ここはコウラウ山脈の切れ目に当たり、一年中強い風が吹いている。昨年訪れたときは吹き飛ばされそうになるほどの猛烈な風だったが、今日は珍しく穏やかだった。
ヌアヌパリ展望台からの眺め
1795年カメハメハ大王の軍とオアフ軍との戦いのさい、大砲など近代的な兵器の前に敗走したオアフ軍の兵士はこの丘に追い詰められ全員崖からつき落されたという。カメハメハ大王ハワイ全島を統一しハワイ王朝を樹立した偉大な王と称えらているが、残酷なことをしているものだ。
崖から落とされるオアフ軍の兵士
来た道を引き返し、パンチボールの丘に登る。道端にはブーゲンビリアが咲き乱れている。ハワイは温暖なのでブーゲンビリアは1年中咲いているという。月下美人もたくさん生えている。時期が来ると一斉に咲いて見事だという。中腹からのホノルル市街の眺めは素晴らしい。
ブーゲンビリア 月下美人
丘の頂上に来ると道の両側に芝生に覆われた広場があり、四角い石の板が並んでいる。戦死した兵士の墓だという。スペースシャトルの事故で亡くなったオニヅカさんの墓もあり、花が捧げられていた。墓地の先端の高くなった所には大きな建物があり、写真を撮りたかったが素通りされてしまった。
墓地
続いてカメハメハ大王の像に向かう。この像はハワイ旧裁判所の前に建てられており、大勢の観光客が訪れて記念写真を撮っている。
旧裁判所とカメハメハ大王像 カメカメハ大王像
旧裁判所の中に入ると展示室などがあり、奥の法廷の中で見学に来た高校生が模擬裁判をしていた。日本の裁判所と比べるとずいぶん開かれている。
模擬裁判
カメハメハ大王の像と道路を挟んでイオラニ宮殿がある。この宮殿はハワイ王朝最後の王カラカウアが即位して8年目の1882年に建てられた宮殿で米国内にある唯一の宮殿である。内部は豪華な装飾が施されているというが残念ながら今回は見る時間がなかった。
イオラニ宮殿
最後に免税店によって時間をつぶした後、ワイキキショッピングプラザの中にある中華料理店でウェルカムランチを食べる。大きな春巻、麻婆豆腐、肉野菜炒め、ご飯、ビーフン、プリンが出た。室内の装飾は立派だが味のほうはイマイチだった。
中華料理店
食後旅行中の注意やマラソン当日の説明を聞いてから1時間ほど自由行動になる。まずショッピングプラザのウインドウショッピングをするがどの店も客が少なくて閑散としている。高い場所代を払って人を雇ってよくやっていけるものだと不思議に思うほどである。このあとカラカウア大通りに出てぶらつく。歩道には一見してランナーとわかる日本人が大勢歩いている。ホノルルマラソンに参加する日本人は18,000人もいるというからテロ事件以来客足の遠のいたハワイにとっては救いの神だ。
15時に集合、いったんヒルトンハワイビレッジによったあと、昨年と同じワイキキパークサイドホテルにチェックインする。風呂に入って一休みしてから夕日を眺めにアラモアナ公園に向かう。しかしホテルを出る時間が少し遅くて公園に着く前に日が落ちてしまった。
方向音痴なのに道を変えて引き返そうとしたら、道が曲がっていたので方向がわからなくなってしまい、暗くなってきたのであせってしまった。やみくもに歩いているうちに運河に出たので何とか帰ることができた。こういうことは何度もあるが最後はなんとかホテルに戻れているから今ここを歩いていられるのだ。途中セブンイレブンで夕食用にカルビ弁当を買う。鶏肉と牛のあばら肉が入っていて3.85ドルだった。おいしく量もあるので店に入って食べるよりずっと良い。