中東旅行記
14・15日目 ベイルートから成田へ
いよいよ帰国の日になった。まいにち見所が多くて疲れてしまったが、帰らなければならないとなると名残り惜しい。今日は12時発のマレーシア航空MH157便に乗る予定であったが、50カ国の元首が集まるサミットが行われるというので空港に向かう道路が8時から閉鎖されることになり、マレーシア航空は出発を9時半に変更した。出発前にまた海岸通りをウォーキングしようと思っていたのにできなくなってしまった。
朝食をとらずに6時にホテルを出発、空港に向かう。道は空いていて12分で空港に到着してしまった。出発ロビーの天井にはサミットに参加する各国の国旗が取り付けられている。旗の裏側が白いので違和感を感じるが、国旗の模様は表側だけが定められているので、これが正しいのだろう。搭乗手続きを待っている間にお弁当のパン2個とジュースを飲むが、連日大食いしてきたので胃が広がってしまい物足りない。
レバノン空港出発ロビー
8時50分マレーシア航空MH157便に搭乗した。夕方の便がなくなったのでその客も乗るためオーバーブッキングになり、運良くビジネスクラスの席に座ることができた。9時48分に離陸、15分後に朝食を運んできた。ビジネスクラスとなると食器まで違う。メニューはサンドイッチ2個とヨーグルトで、さきほど食べたばかりだが逆に空腹感が増していたので全部平らげた。
朝食
時計を1時間進め、9時46分にカイロ空港に着陸した。1時間足らずのフライトだったが、さすがビジネスクラスだけに実に快適で座っていることが苦にならない。これに慣れてしまうとエコノミーには座れなくなってしまうような気がした。着陸前に窓から外を眺めると高層ビルが林立していた。近頃はどこの国に行っても同じような風景になってしまった。
クアラルンプールへ出発するまで3時間も待たなければならないのでトランジットカードをもらい出国ロビーへ出る。トランジットカードを見せるとレストランで軽食を食べられるというので腹は減ってなかったが時間つぶしにサンドイッチとジュースをもらう。トイレの傍にイスラム教徒の礼拝所があり、一人の男が大きな声で礼拝を呼びかけていた。騒がしいロビーであるが遠くの方まで声が届いているのには驚いた。
カイロ空港出国ロビー
12時25分に搭乗、引き続きビジネスクラスの席に座ることができて離陸前にマンゴジュースをもらい、その後お土産の洗顔セットをもらう。本当はエコノミーなのに悪いような気がした。13時31分離陸。離陸後40分ほどしてラムのケバブとジュースが運ばれてきた。ケバブのたれに甘味がありおいしかった。続いてパンとサラダが運ばれてきた。パンは選べるようになっていたのでナンをもらった。そのあとメインディッシュが運ばれてきた。3種類の中から選べるので見かけで選んだら肉ではなくナスで菜食主義者用の料理であった。
ラムケバブ ナンとサラダ
メインディッシュ
食後時計をマレーシアの時間に合わせて6時間進める。19時になるので寝ようとしたが、ビジネスクラスの席といえども眠れない。レバノンの時間では15時なのだから当然だ。ボーとしているうちに2時10分になり機内灯が点灯され、2時40分に早めの朝食が出された。あまり食欲がないが頭をすっきりさせるために平らげる。
朝食
4時41分クアラルンプール空港に到着した。ここで東京行きのMH便に乗りつくのだが6時間も待たなければならない。出国ロビーの2階に足を伸ばして座れるシートがあるのでそこに行って休む。
クアラルンプール空港出国ロビー
11時10分クアラルンプールを出発。今度はエコノミー席だが後方の席だったので5つの席のうち私1人しか座ってない。12時15分昼食を持ってきた。ビーフステーキにソバといなり寿司がついている。それにアイスクリームが出るのも嬉しい。時計を1時間進め、誰も移ってこなかったので3人分の席を使って横になって休む。16時40分にパンとジュースが運ばれたが、食欲がないのであとで電車の中で食べようとポケットにしまいこむ。
昼食
18時35分成田空港に到着。15日間の旅は無事終わった。毎日見所が多く、添乗員とガイド、それに天気にも恵まれ充実した旅であった。特に添乗員の中尾さんはガイドの説明を省略しないで説明してくれたうえ、毎日その日の行動やガイドの説明をA4の紙2枚にぎっしり書いてくれたのは、旅行記を書くときに大いに参考になりありがたかった。旅に出る前はシリア、ヨルダン、レバノンというと少し物騒な国だという気持ちを抱いていたが、意外と落ち着いていて早朝の暗い時間に町を1人で歩いていても全然危険を感じることはなかった。「百聞は一見にしかず」との言葉を思い出した。