ペルシャ・ブルータビー + チンチラ・シルバー ♀
2000.9.16〜2003.3.17
賢くて甘えん坊で優しくて素直。とにかく性格がいい。全く猫らしくなく、犬みたいに従順
特技:お手、おかわり、ヒール、カム
パチャブ・・・インディアンのカチナ祭の儀式の一つ。盆の上のコーンミールを差す。響きが楽しくて付けちゃった

TIPIの最初の仔で、KACHINAのお兄ちゃん。唯一無事に体重100gで生まれてきた。
当時NAVAJOはまだ避妊手術前で元来母性本能が強かったため、乳母のごとく世話をしてた。
なんと出産経験もないのに、お乳を出してPACHAVとKACHINAに与えることも!
獣医さんに伺うと、飲ませても問題ないけど栄養は無いと教えて頂き、TIPIも受け入れているようなので自由にさせてた。
でも、生後1ヶ月を迎えた頃、事故は起きた!
PACHAVを独り占めしたくてどこかへ運ぼうとNAVAJOが咥えた時にでも運悪く牙が当ったのか
生まれて間もない柔らかい喉もとの皮膚は裂け、肉が出てる!!!
ビックリして急遽病院へ行き、7針も縫ってもらう羽目になった。

抜糸までの10日間、こんな仔猫に合うサイズのエリザベスカラーがあるわけも無いので、包帯を緩く巻いて代わりにしてた。
幸い、PACHAVは元気で痛がることもまったく無かったので普段通りに過ごしながら抜糸の日を待っていた8日目、
またまた、大変なことが!!
今度もNAVAJOが緩く巻いてた包帯の隙間に舌を入れて糸を全部はずしてしまったのだ。
多分NAVAJOにすれば首に異物が付いているので取ってあげたという親心やったとは思う。
けど、糸を外され、丁寧に舐められた傷口は再びパックリと開き、再び病院へ。
もう一度7針縫い直され、抜糸まで改めて10日となってしまった・・・
二度と同じことが起きないように、今度はもう少しきつく包帯を巻いてNAVAJOの舌を阻止するしかなかった。

成長後も傷跡は残り、毛並みがそこで左右に綺麗に別れてた。
ここに『首がセンター分けの猫』が誕生した・・・

それから2年、スクスクと成長し、どんどん大きくなっていった。
体重は6kg。何よりも尻尾が立派で体長と同じくらいに長く、太さも申し分なくフサフサの毛に覆われてた。
毎日ノンキに過ごしてたのに、悲劇は突然やってきた・・・

2003年、3月15日。2〜3日前からあまり元気が無かったPACHAVが心配になり、
病院へ行ってみると「急性腎不全」と診断され、そのまま入院。
DUNKも同じ病気を患ったことがあるため、ウチにはそれなりに知識があると思ってた。
先生にも血尿の有無を聞かれたがウチは気づかへんかった。
当時、販売されたばかりの1週間取替え入らずでも臭わないというのを使用してた。
これは2段構造になっており、上段のスノコ状でウンチをキャッチし、
オシッコは下段のトレーに敷いてあるコルク状のシートに吸い取られるというものやったため、色の判別がでけへんかった。
ウチが楽するために使用したトイレ・・・ものすごく反省し、後悔したけど時すでに遅し。
でも、PACHAVはDUNKの子やし、まだ若い。
絶対大丈夫やと信じて毎日2回面会に通うこととなった。
翌日、病院へ面会に行ってみると、点滴が効いたのか元気で食欲もある。
でも血液検査の結果は「BUN」「クレアチン」ともに相当悪く、先生の表情は険しかった。

翌日朝8時半、けたたましく電話が鳴った。
病院からやった。
PACHAVの心臓が止まったので、大至急来て欲しいとのこと。
昨日の夕方はあんなに元気やったのに!?なんか信じられなくて不思議と涙は出ぇへんかった。
電話から30分後、ウチは集中治療室にいた。
目の前では先生方が一所懸命PACHAVに心臓マッサージをしてくれている。
その姿を見てようやく現実に引き戻されたウチは、ただただPACHAVに届けと名前を呼び続けるだけ・・・
どのくらい時間が経ったのか。先生がまっすぐウチの目を見て仰った。
「心肺停止から既に1時間以上が経過しています。モニターの波形はマッサージのもので、これ以上続けても生還の可能性はありません」


2003年3月17日午前9時17分
PACHAVは天使になった・・・


帰宅して暫くしてPACHAVはパパになった。
生まれたばかりの仔猫をPACHAVの傍らへ連れて行くと
まだ目も見えへん仔猫たちがぬくもりを求めてPACHAVに擦り寄っていく。
涙が枯れることはなかった。

あの日以来、肌身離さずつけてるペンダントがある。
その中にはPACHAVの牙と爪が入ってる。
虹の橋で再会できるその日までずっと・・・