「聞こえなかったらボリュームを上げる前にアンプの向きを変えろ!」
「リハーサル時は演奏中でもPAにリクエストしよう」
「教えてTOSHIさん」ともかぶるけどリハーサルは外音とモニターの音量を決める重要な作業。
練習の場ではない(と言いながら曲の不安な箇所の最終確認をする事もしばしばだけど、、、汗)
時間が限られているからせいぜい2曲ぐらいしか演奏出来ない。
1曲終るとPAエンジニアが「モニターどうですか?」と聞いてくるハズ
そこで「もう少し自分のコーラスを返してください」なんてリクエストするわけだが
2曲目に入ってまだバランスが悪かったらどうする?
曲が終ってからではもうリクエストしても確認するチャンスが無い。
実際には「軽く確認してみて」なんて言われて1コーラス分ぐらいの演奏をさせてもらえるかもしれないが
それは特例。
では、どうするか?
曲の途中でもPAエンジニアに向かってジェスチャーで「このモニターから自分の声を上げろ」
とか「ドラムの音下げて」とかやればいい。
(改善したらOKサインを忘れずに)
これをするのとしないのとでは全然違うぞ。
不安を抱えたまま本番に突入することは避けたい、かと言ってリハの持ち時間は絶対だ。
限られた時間の有効活用を!
「理想の音色をいつも頭でイメージしよう」
自分の好きなギタリストの音、一度聞いて忘れられない音。。。。。
何でもいい、自分が目指す音色のイメージだけはずっと持ち続けよう。
これはギターだけじゃなくてどんな楽器にも当てはまる。
実は自分が10代の時にプロの金管楽器奏者に言われた言葉なんだ。
電子楽器はツマミで調節するわけだから同じセッティングなら違う人が弾いても
同じ音が出るハズ・・・・・
でも実際は人それぞれ。
ギターの場合、指のタッチが微妙な影響を及ぼしていると思う。
そこをコントロールしているのは頭の中のイメージというわけ。
「ノイズ対策にお金をかけろ」
ロックのディストーションがかかったギターはノイズとの戦いだよね。
俺が愛用してるメサ/ブギーのデュアル・レクチファイヤーはいい歪みなんだけどノイズももの凄い。
でも俺のLIVEでは曲の合間はもちろん曲中の一瞬のブレークだって完全無音になるんだ。
秘密はBOSSのNS-2
このエフェクターはとても優れものだ。
ギターから真っ先に歪んでいない綺麗な信号をNS-2に入れてギターの音の有無を認識させて
その後、アンプやディストーションにつなげる
そしてそこで歪んだ信号をもう一度このNS-2に入れて開通or不通させる。
アンプならセンド・リターンの間に入れる。
だからどんなに歪んでいるサウンドでも繊細な手元のミュート操作だけでOK
いわゆるノイズ・ゲートの不自然な音の立ち上がりやブツっと切れる問題点とは無関係。
せっかくボーカルがカッコいいMCをしていてもその後ろで「シャー」なんてノイズが出ていたらかっこ悪いぞ。
「ステージに上がる前はギターも身だしなみを」
俺はLIVEの本番前には必ずギターを乾いたクロスで磨くようにしてる。
指紋などの汚れを消すためだ。
某プロ(ソロボーカリスト)のLIVEでの事
登場した時、サポート・バンドのギタリストが黒い艶ありのギターを持っていたんだけど
ピッカピカな分、白い指紋がやたら目だってとても気になったんだ。
客としてみた場合、ステージの上の人は別世界の人であって欲しい。
それがたとえ友達のLIVEでも「ステージでは別人だった!」の方が自慢のし甲斐があるってもんだ。
それがそのプロの場合、指紋ベタベタ・ギターのおかげでとても現実的でがっかりしたのよ。
あっちの世界の人から急にこっちの世界の人になっちゃった。
それ以来、せめてステージに上がった最初の時だけはピカピカのギターを持とうと心に誓ってずっと続けてるわけ。
演奏していれば指紋などが付くのはしょうがないけどLIVE中に汚れていくのと
最初から汚れているのは全然違うと思うよ。
(1曲終るたびに磨くのはかなり貧乏くさいぞ)
ただし、LIVEを重ねていく度に付いてしまうキズは全然OK
むやみに乱暴に扱う必用は無いけど、そのギタリストの年輪であり凄みにつながっていくと思うよ。
「ギターは顔で弾け!?」
アマチュアで圧倒的に多いのが
真剣な顔して猫背になって一歩も動かずギターを弾いている人。
動くのは普段からの練習しかないので今日明日には難しいけど
猫背は日ごろから注意していれば背筋を伸ばしたままでも指板を見る事は可能。
そして表情だ。
自分の好きなプロ・ギタリストがギターを弾いている姿を想像して欲しい。
みんな情熱がほとばしってるでしょ?
自分が実際、表情を気にしながらLIVEをやるようになってわかったけど
あれは半分は演技だよ。(笑)
わざと表情を作って客にアピールしているわけ。
俺も今までのLIVEでは調子があまり良くなかったりで楽しく無い事もたまにあったけど
「楽しそうに演奏してるね」って言われた事もある。
実際には楽しそうな演技をしていたわけなんだけどね。
上手くいってないときに「マズイ」って表情だけは絶対に避けなければならない。
お客さんのそのあたりはかなり敏感だ。
反対に、体力的にはぜんぜん余裕なのにわざと「苦しいぃぃぃ」って顔をする時もあるよ。
「全力でやってるぜー!」ってアピールするためだ。
そうやって見た目で色々な変化があると演奏も上手に思えてくるから不思議だ。
おっと、俺のお客さんはこの事は忘れてね(笑)
そして可能な限り視線は客席に向けよう。
間違える心配の無い白玉音符の伸ばし部分だけでもいい。
目が合って恥ずかしいなんて思ってはいけない。
プロのコンサートに行って「○×と絶対目が合ったぁぁ」なんて自慢した経験はみんなあるでしょ?
それを考えれば結論はでるはず。
まだまだ続くぜ。。。(たぶん)
<アドバイス前の心構え>
しかし、これほど全部のバンドを細かく見てアドバイスや細かいところを指摘したり、良い部分、直すべき
<ステージ上で何を考えるか?>
またもう一つの考え方として、「本番で120%を期待するな」と言うのもある。
<アコースティック系アーティスト>
ライブ終了後の恒例のアドバイスタイムだけど、もちろん「特に必要無い」とか
「今日で終わり」「楽しんでやっているので別にいい」などの理由でそのままお礼を
言って帰って行くバンドもいる。もちろん一向に構わない。で、こっちは全バンド
チェックしているのだけど、大体T☆ROCKSに出演したいと言って来た時点、あるいは
リハ、ステージを見た時点で「これはきっと聞いてくるだろうな」とかわかるんだけど、
(実際とても多いけどね)最近ステージを見ていて「ここはそこまで真剣にやってないかもな」
とタカをくくっているとライブ終了後、「どうでしたか?」と予想に反して(笑)食いついて
来るバンドも最近多い・・・。いや、とってもいいことなんだけど、これは説明すると
実はちょっと問題があるんだな。言った通り「このバンドはそこまで真剣にやってないかもな」と
俺が思ったと言うことはお客さんにも同じように映っていた可能性が高い。それはバンド側から
したら心外だろうし、悔しいことだろう。真剣にやっているのに「適当にやってるかも」と
思われているのだから。しかしそう言うバンドは例外無く「なんでそんなに投げやりなMCなんだ?」
とか「なんできちんと丁寧に歌わない?」とか「演奏も出来ていないのに動き回ろうとする」・・・等々、
<意識改革をすればいくらでもすぐに直せる>部分を物凄くいいかげんなままステージに立っている。
それで「どうでしたか?」も何もないもんだ。まず自分達で真剣に、客観的にバンドがどう見られるか?
どう聞こえるか?おかしな所は無いか?演奏は出来ているか?VoのKeyは合っているか?・・・などなど
自分達で考えられる範囲でみんなでディスカッションして、それでステージに臨むべきである。
そこで初めて第3者(お客さん)の意見や目が肥えている人の意見などを聞いて、自分達ではなかなか
気がつかなかった事柄を聞いて大きな成長となるのではないだろうか。
部分などを言ってくれるライブハウスも少ないと思うよ(笑)。無料なんだから遠慮せずどんどん聞いて
使った方が得だぜ(笑)。上に言ったことも大事だけど、もちろん怖がらずに、また恥ずかしがらずに、
どんどん聞いていいからね。出来れば早めにバンドメンバー全員で聞いたほうがいいね。
この辺は人それぞれだけど、経験上言えることは(個人的になるけど)、まず「今やってる曲だけを考えろ」
これに尽きるね。例えばボーカリストなど立場上、進行役もこなさなければならない場合、得てして、
「次ぎのMC、何言おうかな?」とか余計なことを考えがち。もちろん余裕があれば全然おっけー。
ただ、そこまで百戦錬磨のアマチュアもなかなかいない。他のメンバーにしても「最後のキメはF#だったよな」
なんて考えていると指が勝手にF#を押さえちゃったり、2番をすっとばしてエンディングに行っちゃったりして・・。
ね?ありがちでしょ?まずは「今」、今現在を考えてそして曲に「集中」する。お客さんの動きとか
余裕がないときは気にしなくていい。「集中して曲を演奏する」、これがベスト。
もちろん余裕が出てきたら先回りして考えて、お客さんの心をリードして自分達に有利なステージに持っていこう。
練習で出来ていないことが本番でうまく行くことなど滅多に無い。(たまにはあるけど)
120%、もしくは100%を期待するから小さなミスひとつで気持ち的に崩れ、後半のステージで
尾を引く・・などのマイナス要因となる。ここはひとつ腹をくくってここまで来たらいい意味での
開き直り、80%出来れば上出来、などと考えよう。あるいはあれだけやったんだから最低限80%は
うまく行くだろう、そのくらいでいいじゃん、的に考えて自分の気持ちをリラックスさせよう。
「ひとつミスったらもう終わり」などと何も無理にプレッシャーを与えなくていい。
そしてミスをしても反省はステージを下りてからする。ステージ上では反省しなくていい。
何事もなかったかのように振舞い、そして終わってから後でメンバーに謝り、個人的に多いに反省しよう。
アコースティック系のアーティストの場合はある意味、バンドより大変だ。まず大きな音や音圧で
誤魔化すことが出来無い。小さなミスやズレ、歌のピッチの甘さなど、全部見えてしまう。
しかしそれだからこそ逆にそう言った部分が伝わりやすく、評価してもらいやすいとも言えるだろう。
歌やコーラスがうまければストレートに伝わるし、テクニック的に優れている場合も、音響的に有利な為、
より感動を与えることが出来ると思う。ただ、これもまた難しく危険な部分があることも事実で、
歌や演奏以外に「ステージング」や「立ち振る舞い」「MC」など、よっぽど工夫をしないと、
途中でお客さんが飽きてきてしまう。特にソロアーティストでアコギ、コードストロ−クが大部分な
演奏を占める、あるいはバラードが中心、1曲が長い・・など不利な条件が続くと、お客さんの集中力が
続かなくなり、話し始めたり、寝たり(笑)してしまう。バンドの場合はまだ動きがあるし、メンバーも
多いし、真中には大体ギターソロ、つまり間奏がある。1曲の中で主役の部分が色々代わって、
そのままでも始めからそれほど飽きない作りになっているのだ。その点、ギターやピアノと歌だけで
最後まで引っ張るのはこうやってあらためて考えてみると物凄く大変で凄いことだと思う。
そこで、曲や歌、コーラス、演奏で素晴らしい物を提供する・・これは絶対として、あともう一つは
やはりそのアーティストの「個性」や「人柄」もステージでは半分、もしくはそれ以上を占める場合も
あると思うので、自分をどんどん出そう。あるいはメッセージや表現したいことがあるなら言葉でも(MC)
伝えて構わない。それも個性の一つだし、何もウケることを一所懸命言わなくても大丈夫。
昔からフォーク系アーティストなど演奏よりMCの方が長い・・なんて人もいたくらいで(笑)、
そのうちオールナイトニッポンのDJやっちゃったりして、とにかくその人の個性、人間性に惹かれる・・て
場合が多々あった。もちろん音楽ありきで、ヒット曲もないのに人気があるアーティストはいなかった・・と
思うけどね(笑)。まずは音楽が素晴らしくないといけないのだけど。でもそれだけでは「面白みのないコンサート」
って言われる可能性が高いってこと。