「クアトロ白書/スージークアトロ」
スージークアトロと言えばやはり「キャンザキャン」「48クラッシュ」「ワイルドワン」
「悪魔とドライブ」などの大ヒット曲があるので、それを考えるとベスト盤もオススメしたいのだが、
このアルバムは中期のシングルカットした曲が多く入っていて、中身の充実度が高い。
1曲目の「ハートブレイクホテル」はプレスリーのカバーでこれは曲的には別にどうでもいいが(笑)、
アレンジや歌は最高である。他「やさしくスマイル」「恋はドッキリ」などヒット曲が並ぶ。
シングルカットした「スリルがいっぱい」のB面曲、「アメリカンレディ」はカントリー調の名曲で
個人的に非常に好きな曲で、中学生だった頃、アメリカ人ってこんな曲が書けるんだあ・・と思った。(笑)
ちなみに知ってる人もいるかと思うけど、TOSHIさんの右手首には☆形のタトゥーがある。これは
彼女の真似をしたものだ。あ、もちろん成人してからの話ね。1992年頃の話かな。わざわざ浅草まで行って
彫ってもらったんだ。当時はまだ今みたいに気軽にアメリカンタトゥーを入れる場所なんてなかったし、
一般的ではなかったからね。
←(クアトロ白書:ジャケット)、
右手のタトゥー写真→


「トニックフォーザトゥループス/ザ・ブームタウンラッツ」
ボブゲルドフ率いるザ・ブームタウンラッツと言っても知らない人の方が多いか・・。
世界的にヒットした「哀愁のマンディ」は、女子高生によるハイスクールの屋上からの
銃乱射事件をヒントに書いた曲。その後も「涙のダイヤモンドスマイル」など、これまた事件を
扱った曲もヒットしたが、このアルバムにはその2曲は入っていない。ヒット曲が入った次の
アルバムもオススメだが、実はこのアルバムが彼らの中でも最高傑作ではないだろうか。
当時、ボブゲルドフの才能をポールマッカートニーが大絶賛し、本国アイルランドでは
国民的な人気があった。当時はニューウェイブなどと呼ばれていたね。
今で言うとパワープップって部類に入るかなあ。ただ、ギター2本だがそれほど歪んでなく、
キーボードの割合も多い。メロディ、アレンジが並でない。
(トニックフォーザトゥループス:ジャケット)
「ゲットザナック/ナック」
♪マママ・・マイシャローナ・・・う〜ん、今聞けるとしたらエドはるみのコントのバックで
流れてるリフがそうだ。あのオクターブのリフね。あれって弦楽器初心者の人には弦跳びピッキングの
いい練習になるよ。3小節目はスライドから入るのがコツだ(笑)このアルバムはこの曲だけでなく、
他の曲もコンパクトでよい曲が揃ってる。1曲目はチープトリックみたい。確か2枚目のシングルだった
「グッドガールズドント」が好きだった。まあインパクトが弱かったから失速しちゃったけどね。
(ゲットザナック:ジャケット)
「クイーンオブノイズ/ザ・ランナウエイズ」
大ヒット曲、「チェリーボンブ」はもう歴史に残る名曲だろう。イントロの8分音符からして
理屈抜きにかっこいい。邦題が「悩殺爆弾」だぞ(笑)この曲でチェリーカーリーがランジェリー姿で
歌うのもぶっとんだが、なにより曲がかっこよかった。それに尽きるね。で、このアルバム、この曲は
入っていない(笑)すまん、「チェリーボンブ」が入っているのはデビューアルバムだ。でもこの
アルバムはなかなか強力で「クイーンオブノイズ」「ネオンエンジェル」「ミッドナイトミュージック」
など、オールドスクールながらリフ&メロもグっとくるかっこいい曲が入ってる。特に「ネオンエンジェル」
のリフがツェッペリンの「ハートブレーカー」並みのかっこよさ・・いや、マジだって!メインリフのあと、
グリスで入りユニゾンするベース、女性とは思えない力強いドラムにチェリーの生意気な(?)ボーカルが
乗って、シャッフルでぐいぐい攻めて来るベタなかっこよさ!
ま、ベスト盤もいいかもね。日本公演のLIVE録音の「オールナイトでぶっ飛ばせ」もシングルカットした名曲。
ちなみにデビュー当時は全員17〜18才くらいだった。メンバーは凄いよ。「リタフォード」「ジョーンジェット」
「チェリーカーリー」「ジャッキーフォックス」「サンディウエスト」しかし・・この頃のジョーンジェットって
歌が・・ヘタ(笑)音程が危険だ。んで、リタフォード太りすぎ(笑)。またライブインジャパンもオススメで、
レコードよりエネルギッシュで、暴力的な歌い方がかっこいい。名曲も多いよ。またギブソンサンダーバードの
ローミッドしか出てない(笑)無骨で野蛮な音が凄くかっこいい。
(クイーンオブノイズ:ジャケット)
(ライブインジャパン:ジャケット)
「天国の罠/チープトリック」
これぞパワーポップ・・って近年急に言われ始めて、やたら「サレンダー」をカバーしてるバンドが増えたね〜(笑)
俺なんかすぐにコピったぞ(笑)
当時はそんな言葉もなくって、やれ、お子様ランチなバンド・・とか、ポップシュガーとか、こんなのロックじゃねえ的な
風潮があり、あんまり正当に評価されていなかった。なぜかここ近年、急に評価が上がってきたよね。
当時から彼らの作曲センスの良さ、ボーカルの凄さ、曲のためならギターソロもいらない・・的な潔さ、など
とっくに気づいていたってーの!個人的にはこのアルバムが凄く好きなんだけど、出来れば「蒼ざめたハイウェイ」
「ドリームポリス」「at武道館」はぜひ聞いて欲しい。
(天国の罠:ジャケット)
(蒼ざめたハイウェイ:ジャケット)
(at武道館:ジャケット)
(ドリームポリス:ジャケット)
「愛しのキッズ/プリテンダーズ」
クリッシーハインド率いる、プリテンダーズは「愛しのキッズ」で日本デビュー。これが大ヒットナンバーなのだが、
イントロのギターによる非常に印象的なメロディ、そしてここが最大のポイント「ベースのランニングベース:4分音符打ち」。
これにつきる!このリズムだと普通にキックに合わせるか、ちょっとポップに自己主張して8分のランニングにするのが
関の山だろう。それがこの見事な4分によるフレージング。あまりにかっこよくて1発でやられた!曲ももちろん最高に
ポップでどこか物悲しく、暗いクリッシーのイメージ(!)に合っていてかっこよかった。女性としてはキーが低く、
ボーイッシュな声とともに、いつも前髪がまぶたの上まで来ててアイラインで目の周りが真っ黒なのもかっこよかった(笑)
ちなみに「ブラスインポケット」もヒットしたが、ニックロウがプロデュースの「ストップユアソビン」もあまりに
よい曲で、またこれもベースラインがかっこいい。この曲だけキンクスの曲。他はクリッシー&バンドのペンによる。
ちなみにそのストップ・・だが、日本のエコーズってバンドのZOOって曲がサビ後のリフレインを見事にパクってる。
STOP...STOP..って歌詞までおんなじじゃん!
(愛しのキッズ:ジャケット)
「華麗なる激情/モトリークルー」
急に81年に飛んでしまって申し訳ないのだが、これもパワーポップと言うカテゴリ、個人的には
「ポップでいい曲が入ったアルバム」に入れることが出来る名盤だと思うよ。ま、さすがにメタル寄りだけど、
いわゆるメイデンなどのマイナーキーのファストタイプの曲や、リフの組み合わせで構築するメタリカタイプの
曲ではなく、エアロスミスやチープトリックなどから受け継いだと思われるポップで耳について離れないメロ、
そこにニッキー独自のひねったコード進行、危険な匂いのするヴィンスのボーカルなど、男性の象徴であるメタルと
言うより、デヴィットボウイのようなグラムロックに近い気がする。実際お化粧してたわけだが・・。
彼らの最高傑作アルバムは、やはり誰もが認める「ドクターフールグッド」なのは俺も大賛成だが、この
ファーストアルバムも彼らの原点であり、他の消えてしまったファスト系のメタルバンドとは、そもそも原点が
違うバンドであると証明していると思う。・・にしてもこのアルバムのヴィンスの音程は怪しい・・。(またか(笑))
(華麗なる激情:ジャケット)
大体このあたりの他の有名な名盤と言えば・・(個人的だけど)エアロスミス「ロックス&ドローザライン」、
ボストン「幻想飛行&ドントルックバック」、キッス「地獄の軍団&アライブU」、
ベイシテイローラーズ「青春に捧げるメロディ&恋のゲーム」、アバ「全部」、セックスピストルズ
「勝手にしやがれ」、レッドツェッペリン「プレゼンス」、他、カーペンターズ、ジャーニー、ザ・ジャム・・
などもオススメだよ。もちろんこのほかにもたくさ〜んあるのは百も承知だけど、ま、キリがないので・・。
1977〜1980年頃の話ね。