アイオマックのメカニズム

アイオマックの構造

 アイオマックはヨウ素を強塩基性陰イオン交換樹脂に接触吸着させ、イオン交換樹脂のClと三ヨウ化物イオンI3−とを交換する過程を経て製造されます。強塩基性陰イオン交換樹脂はプラスに帯電した巨大な陽イオンの樹脂です。プラスイオンはマイナスイオンと結合し安定的な化合物を形成しますが、アイオマックはプラスに帯電した強塩基性陰イオン交換樹脂にマイナスに帯電している三ヨウ化物イオンI3−をイオン結合させ安定化されたものであり、ヨウ素が簡単に遊離することはありません。また、アイオマックは陰イオン交換樹脂の特性をそのまま引き継いでいますので、三ヨウ化物イオンI3−よりイオン化傾向の大きい陰イオンが近づくと三ヨウ化物イオンI3−と交換しようとする力が働きます。


粒の大きい方がアイオマックペレット 小さい方がアイオマックサンド



アイオマックの殺菌機能


 細菌などの生物の細胞は大量の核酸を内部に含み、表面近くには酸性アミノ酸を含むため細胞膜はマイナスに帯電した状態にあります。そこでそれらの細菌がプラスに帯電しているアイオマックに近づくと三ヨウ化物イオンI3-とマイナスに帯電している細菌にイオン交換の力が働き、I3-は直ちにヨウ素I2とヨウ化物イオンI-に別れ、ヨウ素Iが細菌などの細胞膜を酸化し殺菌効果を示します。 細菌に対し酸化作用を働かせるのはヨウ素I2であり、残されたヨウ化物イオンI-は海産物などの食物中に含まれているものと同じ形であり全く無害なものです。
 アイオマックはイオン交換のメカニズムを利用し殺菌機能を発揮しているため、交換される相手側のイオン(細菌類など)が存在しない限り、ヨウ素は過剰に遊離しません。つまり他の殺菌・消毒剤と異なり長期間殺菌機能を維持することができるのです。