杉並区の自然を考えながら散歩していたら、最も個体数が多い動物はヒトではなかろうかと思いました。杉並の自然の特徴は、なんといってもヒトが多くいること。これだと思いさっそく調べた結果がこのページです。
結論から言うと、杉並区の人口密度は信じられないほど高いということです。平均では1平方キロメートルあたり 15,000人ですが、高円寺周辺の密度が高いところでは20,000人を超えます。1平方キロメートル=10,000アールですから、10メートル四方に2人、平均的な小学校の校庭に70人も住んでいるのです。
もっと怖いことを計算すると、固定資産税を課税されている土地の広さで割り算すると24,000人にもなります。
とはいっても、東京都の区市町村の中では、中野区20,066、豊島区19,383、荒川区18,310 、目黒区17,392、板橋区16,333、新宿区16,330、墨田区16,136、台東区16,128、文京区16,029、北区15,875、杉並区15,590人の順で11位なんですけどね(東京都総務局統計部人口統計課 人口動態統計係によるWebデータによる)。
1.東京都各区市町村の人口密度

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ドーナツ化現象とはよく言ったものです。千代田区、中央区、港区が10,000人以下で少ないのです。渋谷区、品川区もそれに次ぎます。公的な土地が多いことや商店や会社が多いこと、地価が高いことが影響するのでしょうが、それにしてもこうしてみると驚きです。
全国平均より低いのは、檜原村と奥多摩町、そして島部です。
2.各都道府県別の人口密度

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47都道府県で見ると、東京 5,774 、大阪 4,658 、神奈川 3,548 が、3,000人以上で圧倒的に多く、埼玉 1,852 、愛知 1,385 、千葉 1,195 、福岡 1,040 の順に続きます。そのあとはぐっと少なくなるように思われます。
3.杉並区の町・丁別人口密度
4.どんなところが自然が豊かか
第一に自然が豊かとはどういうことなのかの定義が不明確です。動植物が住みやすいところなのか、緑が多いところなのか、人口密度が低いところなのか、それとも人間が生活しやすいところなのか、いわゆる環境指標なるものはいろいろ考えられています。
持続可能な発展の指標に関する国内外の動向と課題 中口毅博さん
http://homepage1.nifty.com/nakaguti/work/kanjo00.htm
OECDコアセット指標の体系 環境省の資料
http://www.env.go.jp/doc/toukei/oecd.pdf
などが詳しいようです。でも、僕は、杉並の環境が悪くて自然が豊かではないと思わないのです。
「住めば都」という言葉もあります。だって仕方ないじゃないですか。こんなにたくさんの人が住んで、それも私有地なんですから。できれば、全国に分散して住むほうがよいでしょう。僕だってヒトが少ないところに仕事があればそちらに住むべきなのかもしれません。でも、現在はできない相談です。きっとみんなそうです。それなりの豊かさというのもあってよいと思います。
だったら、
- せめて、取り返しのつかないことをしないこと。
- できるだけ切り詰めた生活をすること(きっと難しいですね)。
- みんなで少しずつ環境によいことをすること。
- みんなが環境や自然についての危機意識をもつこと(これも難しい!)。
次に、何のために自然を豊かにするのかもはっきりしないというか、矛盾があるのではないでしょうか。
- 人間が生活しやすいようにするため。
- 動植物が生活しやすいようにするため。
- 地球上に人類ができるだけ長生きするため。などなど
人口密度と1日付き合って出た結論はこんなものです。山に行ってそこの環境を守ることと似ていますね。
とりあえず、水と空気と土を汚さないことかな?なんてかわいいことを思っていたら、昨日は、日本産朱鷺が絶滅しました。種の絶滅を防ぐことも多分環境保護なんです。これからはそんなことないだろうと思うかもしれませんが、絶滅危惧種はかなりいるんですよね。動物にとって住む場所がなくなっているということなんでしょうか。
いつか、動物と餌の関係を調べてみようかと思います。(2003/10/12)