スジクワガタ


 スジクワガタは普通種とされているが、多少山地性があるようで標高の低い身近な林では採集したことがない(神奈川県)。山地ではミヤマクワガタやアカアシクワガタに混ざって本種が燈火に飛来することがよくあるが、前2種のように大量に見られることは1回もなかった。

 外観はコクワガタに一見よく似るが、大型のオスでは大あご(写真右)の形が異なり、小型のオスやメスでは上翅に明らかなスジが現れることから容易に区別することができる。また小型のオスでも大あごの小歯がなくなることはなく、コクワガタとの鑑別も容易に行える。
 山梨県での観察では、コクワガタが木に開いた穴に多く入っているのに対し、スジクワガタは木の皮の裏や、浮き上がったところに多く見られた(写真左)。幼虫も状態の悪い朽ち木に入っていることが多いらしい。
 

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