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”臨時ニュースをお伝えします。”
”本日、女児誘拐篭城事件が発生し、NPS那智南夢私設軍を統括する那智南夢氏は
特殊作戦部隊・Weißに対応を指示しました。”

「よしWeiß、私が指揮を執る。状況を確認するぞ。」
”行方不明の女児の捜索依頼が保護者から出されたのが昨日だ。
そして本日、捜査の中でアパートの監視カメラの映像に女児が確認された。”

「この映像だ。」
”画面左が捜索依頼が出されていた女児、
そしてその隣にいる人物が容疑者だ。
容疑者は未成年女性とみられる。
現在、着用している制服から身元を分析中だ。
この監視カメラの設置されたアパートの一室を、
容疑者は偽名を使い、借り受けていたようだ。
監視カメラの映像より、アパートを出入りする人の形跡が無いため、
即座にコンタクトを試みるが、返答は無く、こちらに応じる姿勢は皆無だ。
まずは室内の状況をより詳細に把握する必要がある。”
「観測班、何か変化はあるか?」

「こちらSamuel1。アパート東面窓、変化なし。」

「Samuel2、アパート南面窓、変化ありません。」

「相手が動きを見せない以上、状況によっては強行突入を行う。Weiß1、準備だ。」
「了解」
「Samuel1よりWeiß、」

「女児を確認した。無事だ。」
”了解した。”
「ん、女児は移動。視界より消失。」
”了解だ。”

「Samuel2よりWeiß、女児を確認。」

「更に容疑者を確認。」
”武器の所持は確認できるか?”
「… 判別不能です。」
”了解した。他に人影は確認できるか?”
「視界には女児と容疑者の2名のみです。」
”了解だ。”

「Weiß3より報告します。容疑者の身元が判明しました。
併せて家族に連絡、現時点より家族による説得を開始いたしました。」
「よし。」
『おい、聞こえてるよな!? お前、何やってんだよ!
どうしてこんなことになっちまってんだよ! どうすんだよ!
お前の趣味を笑ったりはしねぇよ、でもな、
それとこれとは別だろ! なぁ、応えろよ、』

『桐乃ぉ!』
”容疑者は高坂桐乃、中学2年生”
「学校における素行や学力に問題は無いようですが、家族の話によると『妹』に対する
異常な執着心が見られ、今回の犯行はこれに依拠するものではないかとの事です。
室内への集音探査によると、女児に危害を加える様子は無いと想像出来ますが、
訳の分からない言葉を発している他、妹、妹と連呼しているとの事です。」
「… 薬物の可能性も否定できない、か。」

”よし、WeißよりWeiß1、突入準備だ。
女児の保護を最優先しろ。”
「こちらWeiß1、準備は完了している。
指示通り、女児の保護を最優先する。」

「えへ、えへへ、妹ってやっぱりこんな感じだよね〜。
ねぇねぇ、もう一回だけ、『お姉ちゃん』って言ってくれない?w」
「お姉ちゃん、もう100回以上言ってるよ〜」
「きたー!!! 生お姉ちゃんきたーー!!!
ハァハァ、ああー、何度聞いても最高よねー!!」
バン!

「両手を後ろに組んで腹ばいになれ! 今すぐだ!」

「ちょっとあんたたち何勝手に入ってきてんのよ!
私の至福の時を邪魔してんじゃないわよ!」

「このっ! 帰れ! このっ!」
「…。」

「Weiß1よりWeiß、女児を無事に保護した。」
”了解。”

「いい加減にしときな。」

「ああー! 私の妹をどこに連れて行く気よ!
返して! 私の妹返してー!」
「あー、Weiß1よりWeiß、容疑者を確保した。」

「あぁ、私のお姉ちゃんライフが終わっていく…。
全てを捨てて手に入れたはずの、かわいい妹が…」
BAD END

「よし、状況終了だ。Weiß、皆良くやってくれた。」
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