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2009 年頭のごあいさつ


あけましておめでとうございます。

皆様お揃いで 新しき年をお迎えのことと心からお慶び申しあげます。

会員・会友の皆様におかれましては、心のこもった手打ちそばでご家族ともどもお元気で年越しをされたものとご拝察申し上げます。

毎年、年末の新聞にはその年の主な出来事が掲載されますが、2008年は特に明るい話題は少なく、悲惨な事件・話題が多いようでした。

特に、私たちに関係の深い”食”については、昨年ほど「食の安全・安心」が脅かされたことはないほどどでした。

1月の「中国製餃子から農薬検出」に始まり、事故米の不正流出、産地偽装、賞味期限偽装、中国製冷凍インゲンの農薬検出など枚挙に暇がないほどでした。

近年、食に限らず、経済性・効率性が重視され、より早く、より安く、より効率よくが生産・流通に余儀なくされています。
環境に配慮し、無駄を省き、効率を上げることは大変重要なことであり、適切な競争はより良いものを数多く市場に供給することになり、このこと自体はこれからも重視されることです。

しかしながら、過度な競争による弊害も生じます。

まともな競争では勝てないことになると、どこかで不正が行われるのも世の常です。
会社の存続のために、生きるために、産地を偽装したり、賞味期限をごまかしたりということでしょうが、いずれ、分かることであり、それよりも、少しでも安全でおいしい食材を消費者に提供するという社会的責任意識が欠如していることが最大の問題点でしょう。

私たち消費者も、「より安ければよい」という視点だけでなく、「安全か?」「価格は適正か?」「環境にやさしいか?」など、商品を見る、選ぶ眼力を持つ必要があると思いますが、いかがでしょうか?

さらに、この息つく暇もない大競争時代に、少しでも”精神的ゆとり”が必要です。

私達のできることは、伝統食文化としての”手打ちそば”の普及活動を通じて、この、余裕に欠けた社会において、少しでも精神的ゆとりを取り戻すことにつなげることです。

贅沢な食材を使うのではなく、手間を惜しまず、心をこめて”少しでも美味しいそば”に近づける努力が、心と身体の健康に大きな力になり、精神的ゆとりが生じることになります。
そして、その喜びを多くの人々にも分かち合うために、福祉施設慰問などの奉仕活動やそば打ち教室の開講、そばまつりへの参加などを積極的に進めてまいりました。

昨年も2月に親子そば打ち体験教室、7月に日本語学院留学生そば打ち体験教室、9月に武蔵野ユートピア(老人ホーム)訪問、障害者そば打ち教室、10月にグリーンフォレスト(老人ホーム)訪問、福祉施設かやの木チャリティそばまつり、12月にウェルガーデンコスモス訪問(老人ホーム)、グリーンビレッジ(老人ホーム)訪問、上里学園(児童養護施設)訪問、ほか、手打ちそば教室は、4コースで年間96回延べ800人の受講生がありました。

また、高山村大使館「日曜庵」を毎週日曜日に開店し、一昨年の新そば祭りからのトータルでは延べ56回、5,759食(平均103食)を売り上げました。
日曜庵は多くのそばファンを惹きつけましたが、何といっても毎日曜日開催が、他の活動を妨げることにもなり、昨年末で休店することにしました。
今後は、新そばまつりなど期間限定で実施するなどを検討したいと思います。

福祉施設訪問は、倶楽部設立から延べ60施設5000人を超える実績を持ち、さいたま蕎麦打ち倶楽部の”金字塔”であり、この塔は今後とも高く伸びていくはずです。
折しも、昨年12月20日に第11回目の訪問となった児童養護施設上里学園から、子供たちと学園長の連名で感謝状をいただきました。




平成10年に初めて訪問したとき、施設は80人の子供でしたが、年々増加し、今年は130人でこれ以上は受け入れできない状況になっています。

その増加の原因の大半は、幼児虐待・養育拒否であり、いたいけな幼児が保護されてここに入所しています。
この学園は、戦後、戦災孤児の養育のために設立された施設で、その後、交通遺児や両親病死遺児などに変わって来たそうですが、最近は両親がいながらの子供たちで、何ともやりきれない気持ちです。

そのような、子供たちが、私たちの打つそばを”美味しい””美味しい”といって、沢山お代わりしてくれる様子を見るたびに、”来年もクリスマスプレゼントを持ってくるよ”と約束して11年目となりました。

いただいた感謝状は倶楽部の”宝”として道場の中央に飾り、会員は、これを励みに少しでも美味しいそばを心をこめて打つことでしょう。

さて、昨年も、会員・会友の皆さんの果敢なる段位挑戦の結果、多くの皆さんが上位段へ合格をしました。
4段に2名、三段に4名、二段に3名 初段に15名という、実に24名の合格者です。
段位認定者の詳細については  こちら )
特に、三段合格者に会友が1名入りました。会友制度創設から3年経過したばかりで、快挙と言えましょう。
会友の皆さんの大きな励みになりました。
私が常々申し上げていることですが、「段位をとるためだけに”そば打ち”をするなら、止めたほうが良い、ただ、友人たちと楽しみながらそばを打ち、自分の実力試しやより高いレベルへのチャレンジは、そば打ち技術の向上になるので積極的に挑んで欲しい。」

今年も、1月24・25日の「全麺協素人そば打ち段位認定埼玉大会」を皮切りに大きな行事が数多く予定されていますが、さいたま蕎麦打ち倶楽部の原点である《手打ちそばを通じて人の輪(和)を広げる》を再確認し、手打ちそばを通じた社会奉仕活動を中心に積極的に活動を展開していこうではありませんか!!

  平成21年元旦

                          手打ちそばを通じて人の輪(和)を広げるアマチュアそば打ち集団
                                    さいたま蕎麦打ち倶楽部
                                         会  長  阿 部 成 水

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