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ジャーマントランスとは文字通りドイツ産のトランスのスタイルのことであるが、ドイツは元々トランスが十八番である。90年代初期のトランスの生産量は圧倒的にドイツであったし、そのクオリティも非常に高いものが多かった。そしてマイク=ヴァン=ダイク、ポール=ヴァン=ダイク、ヒューメイト、オリヴァー=リーヴ、スヴェン=ヴァスなど、この時代に活躍したアーティストの多くは、作風こそトランスから変われど、今でも第一線で活躍している(もちろんコズミック=ベイビーなどのように、「消えて」しまった人もいるわけだが…)。
そうした90年代初期のジャーマントランスと、今のジャーマントランス(というか、エピック/ユーロトランス全体と言ってもよい)は、テクノロジーの進化も手伝い、かなり中味は異なったものとなっている。初期のトランスについては別に見るとして、ここでは今のドイツのトランスを見てみたい。現在のジャーマントランスがよく雑誌などで形容されるのが「ハードな」だとか「硬質な」などといった言葉である。ドイツには昔から独特の音の雰囲気があり、キック等もドイツ産によくあるのが、叩きつけるような独特の音色である。このあたりの雰囲気は、聴いてくうちにそれとなく分かってくるものである。雰囲気がドイツっぽい、としか説明できない私の表現力の無さもあるのであるが、正直、そのボーダーラインはそれほどはっきりしてはいない。
ちなみに個人的にはジャーマントランスは現在のよりも初期のもののほうが数百倍面白かった。
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