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ニュースクールブレイクス

ニュースクールブレイクスはその名の通り「新しい手法のブレイクビーツ」という意味なのであるが、何に対して新しいのかというのは、やはり90年代中ごろから起こりはじめたビッグビートなどのブレイクビーツものに対してであろう。それらをオールドスクールとするならば、ニュースクールブレイクスは、90年代後半からのクロスオーヴァーの一環とも言える、新型ブレイクビーツミュージックである。

ただ「ニュースクール」と言うだけあり、まだはっきりとした形が完成しているわけではなく、流動的である(他のスタイルの多くもそうではあるのであるが)。以前のブレイクスと異なるのは、エレクトロに影響を受けたリズムパターンが多いことである。必然的にリズムはよりソリッドになり、4つ打ちとの相性も良くなった(この点は、プログレッシヴハウス系のDJがよくニュースクールブレイクス系を好むのと関係があるであろう)。

雰囲気に関しては、もちろん以前の通りファンキーなものやアップリフティングなものも多くあるのであるが、ダビーなものもまた多くリリースされている。この辺もまだはっきりとは形が決まっているわけではなく、そういう意味ではまだジャンルというほど固まってはいないとも言える。

既に述べたように、プログレッシヴハウス系のDJがこうしたサウンドを好み(サシャの1stアルバムはほぼ全編に渡りブレイクスであった)、またGlobalundergroundの023がジェームス=ラヴェルによる、オールドからニューまでのブレイクスを集めたもの(レフトフィールドからレイヨ&ブッシュワカまで)であることなどが象徴しているように、プログレッシヴハウスとこうしたニュータイプのブレイクスは非常に接近している。その理由は既に説明したようにリズムや雰囲気なども関係しているのだが、それ以上にプログレッシヴハウスが背負う「常に進化していかなければならない」という宿命(一部は完全にその場に留まってしまっているけれども)が、ハウスの根幹を成す4つ打ちというリズムにをも変化を求めた結果、とも考えられる。その行き着いた先が、ニュースクールブレイクスであったとも言える。

なお、プログレッシヴなハウス、トランス、ブレイクス等をただ一言「Progressive」と表現しているところも多く、Bedrockなどはまさにこれに当てはまるレーベルであると言える。

(Last Update: 2003.06)
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