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XドリームはJan MuellerとMarcus C Maichelというドイツ人コンビによる、硬質でテクノからの影響が深くみられる、サイケデリックトランスユニットだ。
90年代初頭から活動を開始し、Organic Noise、C.O.P、The
Deltaといった数多くの変名も含めて10数枚のシングルと「We
Created Our Own Happiness」「Tiop To Trancesylvania」とアルバムを2枚発表。当初はトランシーでありながらも、テクノ寄りのサウンドが評価を得る。
その後徐々にトランスサウンドに傾倒していき、TIPから3rdアルバム「Panic In PAradise」をリリース。よりトランシーなこの作品は現在ほどハードなものではなく、エピック系のコンピレーションにも収録された朝方系とも言われた美しい名曲「Rain」は多くのファンに支持されている。
3rdアルバムを発表後、彼らはトランスレーベルの名門Blueroomと契約。そして数枚のシングルの発表後、97年に歴史的大傑作(過言ではない)「Radio」をリリース。テクノ色が再び強くなり、リズムもよりタイトに、ハードになったこのアルバムはゴアトランスという様式美を追及するあまり発展性のなくなってしまったスタイルからの脱却を志向したものであり、当時のDJ達には一部を除いてあまり理解されなかったが、その後のトランスのテクノ化、ミニマル化を予見した独創性、荘厳性に富んだものであった。このアルバムはレーベルの力もあって世界的に有名となり、一躍彼らの手腕が評価されるきっかけとなった。
その後数々のコンピレーションに彼らの曲が収録されていくが、同時にまた多くのサイドプロジェクトでの活動もこなし、Blueroomが潰れるという憂き目に合いながらも、それぞれアルバムを発表している。2001年にはXドリームとして初ののミックスCD「Vision Quest mixed by X-Dream」が日本企画で発売される。ほとんどのアーティストをドイツ勢で固めたこの作品は、「Radio」での方向性をより一歩推し進め、さらにハードに、ソリッドに練られたトラックが中心となっている。
そして2002年Xドリーム名義としては通算5枚目となるアルバム、「Irritant」をNova
Tekkからリリース。前述のミックスCDに収められていた曲も収録したこのアルバムは、その少し前に出したデルタ(The
Delta)名義での2nd程同様、やはりテクノ、特にミニマルからの影響を強く感じるさせる作品である。その後デルタ名義でのコンピレーションCDを再びVision
Questからリリース。
2003年、自身のレーベルG+ (Gravity Plus Recorgings)を立ち上げ、シュピラリアンツ(Spirallianz)やミディミリツ(Midimiliz)として活躍しているWayan Raabe, Arene Schaffhausenらとともに本格的に活動を開始。レーベル初のアルバムリリースとなったMarcus C MaichelとWayan Raabeと Arene Schaffhausenによるプロジェクトのデビューアルバム、「Downhill / Silent City」は全面的にスローなブレイクスを用いた新境地で、これから期待される。
またXドリーム名義でもニューアルバムのリリースを2004年初頭に予定している。
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