| トップ/5つ星CD/Shpongle: Tales Of The Inexpressible | |
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Shpongle | |
| Tales Of The Inexpressible | ||
| ソルスティス (SOLC006) | ||
| 2001 | ||
| Psychedelic, World, Trance, Dub, Breaks |
HallucinogenことSimon PosfordとTIPの創始者Raja Ramおじさんによる最強のサイケデリックコンビ、Shpongleシュポングルの2nd。
もはや他のどのアーティストでも真似できないオリジナリティを完全に確立しています。プログラミングの腕は一流のSimonと、世界中を旅し、現地での音源を蓄積してきたRaja Ramによってできた世界は、エレクトロニックなサウンドと世界中の民族音楽をごっちゃ混ぜにして、それらをダブ処理したり、好き放題やっています。文句のつけようのない出来。恍惚になるのも、リラックスするのも、踊るのも、全てはあなた次第。
9曲ありますが、一連の流れがしっかりあって、曲間も色々なSEが出てきたりして難解な部分あたりは砂原良徳の「Take Off And Landing」を思い出させたり。捨て曲ゼロ。
全ての音楽ファンが必ず聴く価値のある、数少ないアルバムの一枚。
印象的なスパニッシュギターとパーカッションから始まって、奇妙なヴォイスループ、ヒプノティックなシンセ、緻密にプログラミングされたブレイクビーツをはじめとしたフレーズ。
途中から出てくる、祈るように歌う女性ヴォーカルは、どこか陰りがあり聴く者を不思議な感覚に導きます。その後もスパニッシュギターのソロになったり、なぜかブラスセクションが出てきたり、展開も複雑を極めます。急に音が上昇していって終了。
ダブ処理されたリズムとベース、男性の祈り声、インドやアラブでよく使われる縦笛(名前忘れました)で始まって、その後も言葉では説明できないような展開になっていきます。
中盤から4つ打ちになって、グシャグシャに加工されたシンセとかも出てきてかなり危険な状態になるのですが、そこに出てくるイスラームな男声合唱団に完全にノックアウト。もう最初の2曲でこのアルバムの素晴らしさは分かるはず。
突如SEが入って終了。
タイトルがちょっと笑えますが、内容はダビーなリズムとベースに非西欧的なヴォーカルやパーカッションが乗せられた素晴らしいトラック。途中からリズムがジャングルっぽくなったり、相変わらず展開の方も素晴らしいです。ダブ度強し。
原形を留めないほどグシャグシャに加工されまくったリズムで始まって、アフリカンな女性コーラス、縦笛が絡んできます。例によって途中から色々なフレーズが加わってきて…。
なんか聴いたこともないようなブラス系の管楽器と4つ打ちの組み合わせがかなり面白い感じです。途中からサイモンお得意の三連符モードに移行していって、その後になぜかラテンハウスに(笑)。
曲のテンポは遅いんですが、様々なフレーズがどうしようもなくグシャグシャにされてて、それにダブ処理されたリズム、ベースが乗ってきて、さらにどこの言葉かも分からない男のうめき声(笑)が重なってきます。またお得意の中盤からの変化ですが、なんとドラムンベースになっちゃいます。
Shpongleのオリジナリティ、ここに極れり。
2分ほどアンビエントな曲調を通過したあと、女性が声を深く反響させながらしっとりと歌いはじめます。全体的に暗い雰囲気で、サビもありますが、なんか不思議な聴き心地。
細かい音処理が相変わらず危険なんですが、その他の曲のインパクトが強いため、なんかマトモに聴こえます。フルートのアウトロがどこまでもかっこよいです。
11分以上あるこの曲は、世界のあちこちからの空気を次々と耳を通じて感じさせてくれます。このアルバムでもっとも気合が入っていて、かつ素晴らしい内容。楽器、メロディ、ヴォーカル、リズム、ベース、フレーズのプログラミング、ダブ処理、そして次から次へと聴く者を振り回すような展開…。何から何まで文句のつけようのない、「完成」された曲。ここまで圧倒的な存在感を持つ曲は、久しぶりに聴いた気がします。
トランスとかもうどうでもよくなるくらい、全ての音楽ファンが聴くべき、名曲中の名曲。
この曲を聴かずにいるとなかれ。
前の曲で爆発したエネルギーをチルアウト。
目の前に広がるのは、異国の風景。
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