トップ5つ星CD/Sasha: Xpander EP Surfin' On Sinewaves
ライン
 Sasha
 Xpander EP
 Deconstruction
 1999
 Progressive, Breaks, Trance

2000年にリリースされた、Sashaのシングル。
シングルといっても収録時間が5曲で45分近くもあるので、実質的にはミニアルバム
のようなスタンスとなっています。
サシャについては、アーティスト紹介のページで紹介しているので、ご参考に。

で内容のほうなんですが、当時隆盛を誇っていたエピック/ユーロトランスから
ずっと先を行くトランスをやっています。ディープ&プログレッシヴな彼なりのトランスは、
いつまでたっても決して色褪せることはないでしょう。

1.Xpander (Edit)

この曲は次の曲のラジオエディットバージョンです。
ただしオリジナルが10分を超えているため、ミックスCDとかでは、エディットの方を
使われることが多かったです。

2.Xpander

衝撃の一曲。
他のトランスに比べてBPMは異常に遅いため、ミックスCDなどで使われるときはピッチを上げられてしまうことが多いのですが、トランスにBPMは関係ないということを証明してくれています。

テンポが遅い分、内容は一音一音が緻密に練られています。また構成も10分あり、
じわじわと盛り上げるあたりは、さすがの一言につきます。
いくつものシンセが重なり合ってきて、「音にハマる」ということの楽しさ(ある意味では「トランス」)を改めて感じさせてくれます。

トランス系のDJだけでなくディープハウス系のDJにも支持されたこのトラックは、
フルレングスであるこのオリジナルにおいて、最も真価を発揮することでしょう(もちろんエディットも良い出来ですが)。

個人的には、これを超える曲はしばらくは作られることはないだろうと思われます。
この曲を聴かずにいることなかれ。

3.Belfunk

こちらは前曲ほどのインパクト、派手さは無いけれども、ジワジワと攻めてくるところは
共通する部分があります。
やはり10分あります。

変わった音がいくつか使われながら前半は淡々と地味に進み、中盤でリズムが全て抜けると、寂しいメロディと共にシンセが入ってきます。
で、一気に盛り上がるのかと思いきや、そのシンセ達は消えて、その後はまた前半と同じく
最後まで淡々と進みます。

盛り上がる部分はほとんど無いんですけれども、そうした部分は前曲に譲ったというところでしょうか。
こういう曲を(もちろん他の曲も)、あの時点で既に作っていたというのは、
本当に驚かされます。

4.Rabitweed

後半二曲はブレイクスを用いた曲で、その流れはその後のシーンを予見したものと
言えます。

でこの曲は、ガビガビのシンセが出てきたり、ちょっと前のゴアちっくなメロディが出てきたりと、かなり危険な雰囲気を帯びているんですが、そこにブレイクスが絡んできます。

もう「プログレッシヴ」の一言に尽きる曲。
これも10分あります。

5.Baja

最後はテンポを抑えたブレイクス。
静かにきれいに始まって、変わった質感のリズムが入ってくるのは5分を過ぎたころから。
そこにシュワシュワしたプログレッシヴなシンセが大胆に入ってきて、派手なんだか
よくわからない内容で終了。

11分があっという間に過ぎます。 

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(Last Modified: 2002.02)
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