| トップ/5つ星CD/Massive Attack: Mezzanine | |
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Massive Attack | |
| Mezzanine | ||
| Virgin | ||
| 1998 | ||
| Rock, Dub, Hip Hop |
Massive Attackの3rdです。
彼らは寡作と言ってよいほうで、これまでアルバムとアルバムの間が3年以上かかっています。普通3年もたてば音楽のシーンはガラリと変わっていることも多くて、そんな中3年もアルバムリリースをしないと忘れられてしまう危険とかはあるとは思いますが、彼らの場合は一作一作のクオリティの高さが良いので、その点は大丈夫です(Underworldとかも)。もちろんライヴパフォーマンスなどをやっているわけで、3年間全くシーンに顔を出さないわけじゃないですし。
それでこの3rdですが、ダブ、ヒップホップ、ロック…。様々な要素をブレンドして出てきたサウンドで(「トリップ・ホップ」なんて形容も…)、オリジナリティは群を抜いています。ヴォーカルものがほとんどなので、聴きやすいです。前半はパワフルなところもありますが、後半に行くにしたがって、どんどんドロドロとしたものになっていきます。
低音の効いたベース音と、エフェクトがかかりまくったリズムやらSEやらが登場して、ダークなヴォーカルが乗っかる、というもの。そこから徐々に盛り上がって言って、最高潮でディストーションギターのカッティング。ヴォーカルが戻ってくるとまたバックトラックは控え目になりますが、その後また激しくなっていって、徐々にしぼんでいくというもの。
しょっぱなから激しくかっこよいです。
ダーク&ダビーなフレーズとリズムだけで既に圧倒的ですが、そこにメンバーの3DとDaddy Gによる抑揚の無い、語りかけてくるようなヴォーカルが交互に入りこんできます。激しさは無いんですが、色々なフレーズの細かい音処理とかが大変危険で、大音量で聴くとそれだけで夢心地に。
かなりの名曲です。
アルバムで最初の女性ヴォーカルもの。心臓の鼓動音のようなキック、遠くでなっている綺麗なギターのフレーズ、ベースの代わりになっているピアノそして適度な音処理。全てが心地よいトラックと、しっとりと歌い上げるヴォーカルがこれ以上なくハマっています。後半は、この世界がどんどん広がっていきます。
アルバムで最もきれいな曲。
一転して今度はかなりトライバルな笛とパーカッションが印象的な、ダークな曲です。そこにつぶやくようなラップが乗っかってきて、地の底に戻っていくかのような妖しい雰囲気になります。脳内で何かがうごめいているかのような。
唯一のインスト(ラストは、これと同じ曲)。
どちらかというとアルバム中でインタールード的なものになっています。ゆったりとしたリズム、フレーズが繰り返されて、そこにエフェクトがかったシンセがかぶってきます。
どちらかというと暗めの雰囲気でスタートして、なんか絡んでくるような声の歌が不思議な感じ。そのまま終わるかと思いきや、間奏で荒々しく歪んだギターと、どうしようもなくエフェクトがかった変なシンセが突然出てきて、ビックリします。
静かな部分と、激しい部分が完璧に合わさった曲。
クレジットを見るとメンバーの名前がありませんが、かなりダビーな音処理が施された曲です。そこにかなり高い声のヴォーカルがかなりよい感じで入ってきます。これもやはり細かい処理がたまらない感じです。
アブストラクトなヒップホップよりのリズムとピアノのメロディがかなり冷たい感じですが、さらにそこに「Tear Drop」で歌った人がここでは一転して暗く、淡々と歌っています。歌声が時々反響したり、スクラッチがはさまれたりなど、面白い展開です。
久しぶりにメンバーが歌っています…といってもつぶやいている感じで、トラックもなんか変わったリズムで、「中二階」という意味のタイトルが示すとおり、聴いてきてなんかとても不安定な気持ちになる曲です。
やりすぎなくらいに恐い感じで歌う女声と、ぼそぼそとつぶやいている男声が交互に出てくるという、ある意味究極の作品。中盤からテンポが上がってハードなギターが顔を出し始めたり、ヴォーカルが変な反響をし始めたりして、カオスな展開を見せます。
かと思ったら、徐々にスローダウンして終了…。
5曲目とほぼ同じですが、ちょっと音処理の具合が強くなっていて、一聴して分かるHorace Andyのヴォーカルも加わっています。
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