Jalan-Jalan di TENGANAN(トゥガナン村訪問記)


トゥガナン村での買い物やウサバサンバ(お祭り)の体験記です

←トゥガナン村とチャンディダサを結ぶ道。
広くはないが、車のすれ違いには問題ない。

トゥガナン村は、セライから車で10分ほどの距離にある村で、アタ製品やグリンシンの産地で有名な場所である。バリ島原住民「バリアガ」の村であり、高い塀により外部とは分断された閉鎖したコミュニティを形成しているが、外の人間に対しても比較的開放的で、観光客も自由に入村し見学やショッピングもできる。(但し寄付金というか要するに入村料を払う必要がある)

村の入口にある寄付金の支払場所→
現在は向かいの場所に移転し、造りも立派になっている

トゥガナンは、チャンディダサからの道の突き当たりにあり、村の入口の周りには駐車場兼広場(なんと駐車場は有料!)や数軒のアタや布を売る店がある。ここで買い物をすれば、入村料を払う必要はないが、せっかくここまで来たのだし是非入村して欲しい。

寄付金は村の入口にある支払場所で記帳(名前、国籍)の上、支払う。額は特に決まっておらず、気持ちで払えばいいようだ。ちなみに私達はセライのスタッフに相場を聞いて、毎回2人で5,000ルピア払っている。

さあ、いよいよ塀の中に入ってみよう。

←村の中心にある南北に延びる大通り

村に入るとまず目の前に、アタなどを売る店兼両替屋がある。村内の両替屋はここ1軒のみ。当然のことながら(?)あまりレートは良くなく、また買い物にクレジットカードも使えないので、ルピアは多めに持って行きたい。

村の造りは、南北に長い長方形をしており、そこに大通りが3本通り、その通りの間を数本の東西の通りが結んでいる。入口から奥を見て一番左の大通りがメインストリートで、アタ製品や布を売る店もその通り沿いに集中している。他の2本の大通り沿いにも店はあるが、一見ふつうの家のような造りで、看板の出ていない店も多くちょっとわかりにくい。

←大通り沿いには天日で乾燥中のアタ製品をあちこちで見かける。写真には写っていませんが、牛や鶏も放し飼いでそこらへんを歩いています。

 

竹製のガムランを弾くおじさん→
見ていたら弾かせてくれたが、その後、
お約束通り(?)おじさんの店(布でした)に
連れて行かれた!

村内には沢山のアタ製品や布類を売る店があり、目移りしてしまう。ただ、いわゆる観光地の店ようなしつこい客引きがないので、自分のペースでゆっくりと品物を見ることが出来てうれしい。基本的に村の人達はの〜んびりしている。

自分達が毎回顔を出す店は数店あるが、そのうちの一つが下の写真の店。日本の雑誌にも載った店で、自分達は『ヌガおじさんの店』と呼んでいる。売っているものはアタ製品。コースターから大きな壺まで、アタならここに来れば大体見つけられるはずだ。
店主のヌガおじさんは、物静かでいつもニコニコしていて、何か質問するととてもうれしそうに答えてくれる。そして、ゆっくり見てってね、って感じで、水や季節のフルーツまで出してくれる。
値段は要交渉で、決して激安というわけではないが、きっと納得できる金額で買えることと思う。

←ヌガおじさんの店。メインストリートの奥、大きな集会所の向かいにあります。入口から奥に向かって通りの右側にあります。

 

こちらは店内→
沢山のアタ製品が所狭しと並んでいます。


もちろんヌガおじさんの店以外にも、村内には沢山のアタやグリンシンを売る店がある。是非、ゆっくりと時間をかけて村内を回り、お気に入りの店、お気に入りの一品を見つけて欲しい。

←アタ製品は数日間天日で乾燥させた後、ココナツの殻を燃やしスモークする。この作業で独特の色艶と香りが付く。最近はこの香りを嫌い、スモークなしの製品も売られているが、スモークすることでアタの耐久性が高まり、長い間使用することができる。

 

美しいグリンシン→
大きなもので、金額もかなり高いです


それからトゥガナンといったら、忘れてならないのは「グリンシン(ダブルイカット)」 非常に細密で手のこんだ布で、1枚織るのに数年はかかるそうだ。このグリンシンを実演し販売している店も何軒かある。

メインストリートからはずれ、村の裏のほうを歩いていると、1軒のグリンシンを売る店を見つけた。何気なく中に入るとお二人の女性がニコニコと歓迎してくれる。いろいろな布を見せてもらいながら話を聞く。そのうちに二人が1冊の日本の雑誌を持ってくる。見ると、この二人がグリンシンで正装した写真が載っている。これでさらに話が弾み(片言のインドネシア語でしたが)、あっという間に時間が過ぎていった・・・

この時、ここで買ったグリンシン、今は我が家のリビングで大事に飾られている。

←このお二人に見覚えのありませんか?
別冊太陽の「アジアの雑貨を楽しむ」に載っていたクトゥさんとその娘さんです。

 

店先に干してある糸→
決して、床には直接置かないそうです


今回の渡バリではセライに宿泊したおかげで、2日間も気軽にトゥガナンに来れたが、南部のリゾートエリアはもちろん、ウブドに滞在していても、ここまで来るのは時間的に苦労が多い。それゆえ、観光客の姿もあまり多くなく、村の人達もまだまだ素朴だ。

でも、アタ製品やイカットなどの布に興味があるなら、是非とも試しに一度来てください。きっとあなたもトゥガナンの魔力に間違いなく取りつかれることでしょう。

※ミニ情報※ もうひとつのトゥガナン村って・・・・

最初は何かの勘違いでは?と思ったこともありました。
このサイトをご覧になった方から「私の行ったトゥガナンと、どうも様子が違う」というお問い合わせを頂いた時のことです。

その後、何度かトゥガナンに通ったり、バリ好きの人達と話しているうちに、実は「トゥガナン村というのは2つあるのでは」という確信が芽生えました。

そしてこの度、ようやくもうひとつのトゥガナン村を訪問する機会がありましたので、簡単にそのときの様子をご報告します。


もうひとつのトゥガナン村内部

もうひとつのトゥガナン村に行くには、チャンディダサからまっすぐトゥガナンに突き当たる道を途中で左に曲がる。(最近、曲がり角に看板ができたのでわかりやすくなった) 左折すると、道は極端に狭い山道になり、その道を5分も走ると、現れる村がもう一つのトゥガナンだ。

この村の正式な名称は、TENGANAN DAUH TUKAD と言い、和訳すると「西の川沿いのトゥガナン」となる。
本家のトゥガナンのような塀はないのだが、村の入り口に人がいて、外国人が到着するとガイド役のように現れ、いろいろと説明を始める。

←村の入り口にあるアタ製品の店。品揃えはまずまずというところ。ざっと見た感じここ以外にアタの店は見かけなかった。
(もしかすると他にも村の奥にあるのかも)

村の入り口にあった記帳所兼寄付金支払所→

本家と同じく村に入るには寄付金を払う必要があった。
せっかく払ったので、そのガイドとともに少し村の中を歩いてみたが、静かで素朴な小さな村で、やや俗化したといわざるを得ない本家に比べると、とても落ち着いた雰囲気に好感が持てた。
本家と同じく、グリンシンを織り即売している店もあり、なんとそこで日本人女性が住み込みでグリンシン修行をしていて驚いた。1年間滞在するのだそうだ。

そのガイドの話では、本家で売られているアタやグリンシンはこちらの村で作ったものを持ちこんでいるということだが、実際のところはまあ話半分というところだろうか。
逆に本家のほうで、こちらとの関係を尋ねると、昔はともかく今は特に関係はないとのことであった。
わかりやすい例えで言うと、この二つの村の関係は、「横浜」と「新横浜」のようなものであろうか? え、余計わからなくなったって!!

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