もうどう犬について

2002年、日本盲導犬協会 神奈川訓練センターの見学会へ私達親子は参加させていただきました。
以下の内容は、小学3年生の娘が夏休みの自由課題としてまとめたものです。

   もうどう犬のれきし
  1. もうどう犬のはじまりは、ドイツでせんそうがあった時、せんそうで目が見えなくなった人のために、もうどう犬になるためのくんれんをはじめた。
  2. 昭和14年に、ドイツから4頭のもうどう犬がきた。そして、昭和32年には、日本人がくんれんした、さいしょのもうどう犬「チャンピー」がたんじょうした。そこから、もうどう犬のくんれんがはじまった。
   もうどう犬の一生
  1. ブリーディングウォーカー(はんしょく犬ボランティア)やくんれんセンターで生まれた子犬
  2. パピーウォーカー(子犬いくせいボランティア)へやく1ねんかんあずける。これは、 しょうらい、もうどう犬として、家ていのなかで生活するためにひつような生活ルールやマナーを身につけさせるためと、人 間にたいして、しんらい感や安心感を持つ人間がすきな犬になってもらうため。
  3. くんれんセンターで10ヶ月のくんれんをして、もうどう犬にむいているかはんだんする。
  4. ごうかくした犬は、もうどう犬として、やく8ねんかん活どうできる。
  5. 10さい(人間でいうと56さいくらい)でいんたいする。
  6. リタイヤウォーカー(たいえき犬しいくボランティア)のかていでのこった時間をのんびりとすごす。
 くんれんしのスケジュール
 8:00   犬の食じ・犬のトイレ(しゅくちょくたんとう)
 9:00   くんれんし うちあわせ
   9:30   犬のくんれん・しせつ内そうじ・犬の手入れ
 13:00   くんれんしのきゅうけい
 14:00   犬のトイレ・犬のくんれん
16:30   犬の食じ・犬のトイレ
18:00   ぎょうむしゅうりょう
20:00   犬のトイレ・トイレそうじ(しゅくちょくたんとう)
21:00   しゅうりょう 
  もうどう犬めいれい用語
命令語 いみ 命令語 いみ
ワン/ツウ トイレ よって みちはしによれ
シット すわれ ゲート もん・かいさつ
ダウン ふせ ドアー 出入り口
ウェイト まて チェアー いす
ヒール 左につけ ゴーゴー 早く
カム こい スロー ゆっくり
アップ 立て バック もどれ
グッド よしよし ストップ 止まれ
ノー いけない フェッチ もってこい
オーケー 命令のかいじょ アウト 出せ
ゴー 進め ステイ 長くまて
ストレート まっすぐ キップ けんばいき
ライト 右へ バス バスてい
レフト 左へ おうだん おうだんほどう
カーブ だんさ カド まがりかど
アップカーブ 上りかいだん エレベーター エレベーター
ダウンカーブ 下りかいだん エスカレーター エスカレーター
ハウス へやの中のもうどう犬のいばしょ
 もうどう犬とあるいている
       ユーザーさんのお話
うれしかった事
  • ふつうの生活ができる。
  • もうどう犬をつれていると、あんぜんにあるける。
  • 何十年ぶりに1人で買い物ができてうれしかった。
こまった事
  • 電車の中で、子どもたちがもうどう犬をさわったり、おかしをあげる。
                                                       (日本盲導犬協会資料より引用させていただきました)


この他にも、日本盲導犬協会のHPではたくさんの資料が載せられています。
盲導犬について、視覚障害について、知識や理解が深まれば幸いです。
是非、ご覧ください。







2003年8月、我が家は日本盲導犬協会神奈川訓練センターのパピーウォーカーとして
盲導犬育成のボランティア活動に参加させていただくことになりました。
パピーウォーカーを始めた頃の様子を書いた娘の作文です。

                           
                           「イリーナとの生活」

 
 今年の夏からパピーウォーカーという、もうどう犬こうほの子犬を育てるボランティアをやる事になりました。
10ヶ月間あずかります。

 8月9日に子犬がわたされるいたく式がありました。子犬の名前はイリーナになりました。
育て方についての話がおわり、子犬がわたされました。見た時に、「すごくかわいい」と思いました。
 それから、他の子犬たちと遊んで、車で帰りました。
車の中でイリーナはねていたので、「少し安心したかな」と思いました。
 
 何時間かして家について、イリーナをはなしてあげると、いろいろな所をクンクンと鼻でかいでいました。
しばらくはなしてあげてハウスにしまうと「ここはなんだろう」という顔をして5分くらいたったらねてしまいました。
私は早く家になれるといいなと思いました。イリーナはとっても気もちよさそうにねていました。
 
 イリーナとの初めての朝がはじまりました。
まず、ワンツー(トイレ)につれていこうとすると、じゅうたんでおしっこをもらしてしまいました。
私は、「あっ、やっちゃった。これからはすぐにワンツーさせないと」と思いながらかたづけました。
ごはんも、いきおいよく食べていたのでよかったと思いました。
 
 もともと、かっていたラブラドール・レトリーバーのななをいっしょに出すと、
イリーナは、ななの方にすぐ走っていって、ななの耳の下のへんにガブッとかみついてしまいました。
ななは、イリーナにやさしくかみました。私はそのことを、ビックリして見ていました。
でも、その後はイリーナとななでおもちゃをひっぱりあったり、おいかけっこをしたり楽しそうに遊んでいました。
私は、「このままもっと、ななとなかよくなるといいな」と思いました。
 
 3日目くらいから前より家になれてきたみたいで、おふろ場にジャンプしていったり、はしゃいで走り回ったりイリーナは
とても元気に毎日毎日遊んでいました。
 
 5日目くらいに、イリーナを外に出してあげることになりました。
でも、まだ、よぼうちゅうしゃがおわっていないので、だっこをして家の近くをさんぽしました。
少し歩いた所でイリーナはクゥーンとないていました。
私は、「イリーナ、ふあんになっちゃったのかな。」と言いました。
また少し歩くと、今度はイリーナがあばれだしてしまいました。
お母さんがイリーナをだいていたので、ぎゅっとだいてイリーナをおちつかせました。
イリーナは外にあるいろいろな物を見たり、お母さんの方を見たり私の方を見たりキョロキョロしていました。
とくにイリーナが見ていたのは他のとおりかかった犬でした。私は「犬は犬にきょうみがあるんだな」と思いました。
 
 家につくとイリーナは、つかれたというような顔をして、動き回るとまたじゅうたんでおもらしをしてしまいました。
私は、「これでも、もうどう犬になれるのかな。」と言ったら、お母さんは、「だれでも1日ではできないから毎日根気よく教えてあげるんだよ。」と言いました。私はもっとはやくトイレにつれていってあげないと、と思いました。
 
 これからイリーナとななといろいろな所に行って、いろいろなけいけんをして、人間が大好きになるようにがんばりたいと思います。