第○学年 国語科学習指導案

                              指導者  菊池 省三

1.授業の意図

 本授業は、「話すこと・聞くこと」の基礎的な学習指導のあり方を提案するものである。

 具体的には、

・会話・対話の基礎となる質問を重ねる意識と技能を育てる指導のあり方。

・ひとまとまりの話ができるようにさせる指導のあり方とその発表のさせ方。

・グループでの話し合いのさせ方とその後の発表・処理のさせ方。

の3点を提案するものである。

 

 1時間の授業の中で以上のことを行うので、それぞれの基本的な指導の手順だけを示す

ことにした。だから、内容的な深まりや広がりにおいては本時では特に指導を行わない。

(時間配分は、次のように考えている。

会話・対話・・・15分。スピーチ・・15分。グループ内での話し合い・・10分。

感想・ふり返り・・5分。)

 なるべく日常的に指導しやすい形にして3つの指導の手順を示した。速成指導が難しい

内容なので、繰り返し指導する中で身につく技能であると考えている。

 

2.本時の展開

(1)       主眼

       友達と2分間程度の会話・対話をすることができるようにする。

       「はじめ・なか3つ・まとめ・むすび」の構成で、ひとまとまりのスピーチができる

ようにする。

       グループでの話し合いの仕方とその発表の仕方を理解することができるようにする。

(2) 展開

  <主な学習活動>         ※・・指導上の留意点

     質問する力を鍛える指導

1.問答ゲーム(「なぜ・・なぜなら」ゲーム)を教師と代表児童で行う。

テーマ「給食は好きですか?」

2.ゲームの仕方を知る。

1:握手をする

2:じゃんけんをする

3:勝ったほうから質問をする(2分間)

(答えるほうは3秒以内で答えるようにする)

A:○○君は、給食は好きですか?

B:ぼくは、給食は好きです。

A:なぜ給食が好きなのですか?

B:なぜかというと、〜だからです。

A:なぜ〜だったら給食が好きなのですか?

B:・・・・・・・・・・・

 (なぜ〜なぜならの繰り返し)

4:交代してゲームをする(2分間)

5:握手をしてお礼を言う

3.隣の友達と2分間ずつゲームを行う。

(4.代表の二人組みの問答ゲームを聞きあう。)

       ゲームは楽しい雰囲気で行うことができるようにする。

       「アバウト」な判定でよい。

 

◎ スピーチの基本形を教える指導

4.ゲームの感想をスピーチする。

1.基本的な構成「はじめ、なか、まとめ」でスピーチを考える。

・今からゲームの感想を話します。

・○つ話します。

・一つ目は、・・・・・・・・・です。

・二つ目は、・・・・・・・・・です。

・三つ目は、・・・・・・・・・です。

・この三つがゲームの感想です。

・(気持ち)

・次もこんな感じでがんばりたいです。  

2.隣同士で聞きあう。

3.数名を教室前に出させ、スピーチをした子どもから座席に戻る。

       1文を短くさせる。

       「ちょっとした」スピーチは、このような形で日常的に行えるように励

ます。

 

     グループでの話し合いの指導

1.各グループで「学級内で今週よかったこと」を考える。(3分間)

2.何個考えたかを発表する。

3.その中で一番よいと考えることを決め、黒板に書く。(発表する。)

4.各グループで「学級内で来週がんばりたいことを」を考える。(3分間)

5.何個考えたかを発表する。

6.その中で一番がんばりたいことを決め、黒板に書く。(発表する。)

       ※ 努力目標、挑戦目標となる「数字(個数や時間)」を示す。

       ※ 最初は「水」のように流れるように考えることを強調する。

 

     本時の感想を書く

 

「話すこと・聞くこと」の基礎的な学習指導法