7月5日(土ようび)
非日常としての授業。
少し早めについて校長室で打ちあわせをしていると、ガラスごしにこどもたちがのぞきにくる。......どんな人が授業をしてくれるんだろう。事前におふれを出しておいたから、こどもたちの興味はいやがおうでもふくらんでいる。
そう、きょうは、渋谷区立加計塚(かけづか)小学校で、北九州からきた菊池省三先生に国語のゲスト授業をしてもらう日だ。
北九州の公立学校の先生が、東京の学校で授業をする。多分これは、画期的なことだ。「いろんなこどもたちを見てみたい。自分の勉強にもなるから」と正しく前向きで熱い先生と、「他校の先生の教え方も学ぼう」というこれまた正しくオープンマインドな学校との出会いがあったからこそ、実現した。ボクは、こんな、かきねを超えた交流、開かれた学び合いをすすめる「しくみ」を、ぜひつくりたいと思っている(応援してくださいね)。
さて、 ボクがあいさつしたあと、いよいよ授業がはじまる。省三先生のクラスと同じ、6年1組だ。
質問の練習。秒単位できざんでいく、スピード感ある省三先生の授業にこどもたちの集中力が高まっていく。
スピーチの練習。みんなの前で順に発表。これは、もじもじとゆずりあってしまうこどもたちの、「一歩前へ出る勇気 」がテーマ。
左から、6年1組担任 福地先生、省三先生そして.....ボク。
こどもたちは、ふだんとちがう教え方に、あきらかに高揚していた。ボクがイメージしていた通 り、省三先生は
・時間を短く区切ることで集中力を高め 、
・目的を明確にすることでモチベーション(やる気)をどんどん引きだしていく
。
そこにはゲーム性があり、終った後に、心地よい「達成感」とスポーツのあとのような「爽快感」が残ったにちがいない。こどもたちにとって、それはあきらかに「非日常体験」であった。
2003年7月5日
(代官山「おせっかい塾」 菊池 徹氏のHPより)


