ごんたの兄弟が2匹子供を産んだ。会社の人がほしがってたからなな3ヶ月2匹とももらわれることになり、会社につれていった。7吉をもらうはずだったひとが今更どうしようか悩みはじめた。こんな気持ちでもらわれていってもこのこは大事にされないのではないか?って思ってそのひとにはあきらめてもらい、とりあえずうちに連れて帰り里親を探すことになった。ごんたが1歳半のときだった。最初はこの小さい生き物にびっくりしていたが、そのうちずっとついてまわってた。少しでも7吉が鳴くと突っ走ってきては心配してなめてあげてた。ご飯もおもちゃもなんでも7吉にゆずってあげてた。7吉をもらってくれるって人が出てきたときにはもう情が沸きまくってて手放せなくなってた。というわけで結局うちのこになった。
 これがとっても探検?が大好きでテレビの裏やベッドの下を走り回って探っていたので、でてきたときにヒゲが全部とれてたってこともあった。ペットコンテスト佳作作品
 ごんたのときによいカメラがなく小さいときの写真をあまり撮れなかったので、思い切って一眼レフのカメラを買った。「猫を撮る為に買った」っていったら友達に爆笑された。それからというものごんたと7吉を撮りまくった。どれも同じような写真ばかりになる。それでも撮りまくって私は投稿マニアに変身した。雑誌やコンテストに応募しまくった。成績は良くて佳作どまり。今ではカメラをだすと2匹ともいや〜な顔をする。だからというわけではないが、最近は熱もさめてきて撮る回数も減ってきたかな。
 7吉はとにかく頭がいい。引き戸はもちろん、引出しまでも開けてしまう。私の言うことはほぼ理解している。「おすわり」「おて」「タッチ」はもちろんのこと、「おいで」っていうと横にきて、「コロン」っていうと言葉どおり「コロン」って横にひっくりかえる。私の行動をよくみているようで、お風呂に入ろうと着替えをとりにいっていると部屋の前で待っていて、お風呂場までしっぽをたてて先導してくれる。湯船につファンキーモンキーキャットかると水かさが増えるでしょう?それで私が浸かるまで待っててお風呂の水をガバガバ飲む。わざと浸からないでいると「早くしろ」って感じで一声鳴かれる。シャワーの時は私の手から水を飲む。洗面器に溜めてやっても見向きもしてくれない。マイクに手をかけて歌っている矢沢のように、蛇口から水を飲んでいることもある。なぜこんなにお風呂場が好きになったのかは不明である。
 ごんたの病気が発覚したとき、7吉もよく水を飲むので、試しに病院へつれていった。小さいころからよく水を飲む子だったからあまり気にしてはいなかったのだが、結果は「腎不全」だった。この子も腎臓が悪いの?と少し途方にくれそうだった。2歳で腎不全になるのもめったいにないからと先生もいろいろ調べてくれたが、原因は不明。それから1週間後7吉は全くご飯も食べず、動かなくなった。薬のせいか急に悪くなってしまったのだ。苦しそうな7吉を病院へ預けて私は泣きながら帰った。覚悟をきめておかなくてはいけないのか?もしかしたらこのままあえなくなるのではないか?2匹とも腎臓が悪くなるなんて絶対に私に原因があるのだろうって。ずっと涙がとまらなかった。次の日の朝病院へ電話したら今のところ落ち着いてますとのこと。とりあえず仕事にいき、仕事場から幾度か病院へ電話をいれた。夕方電話をしたときに、先生が「もう元気いっぱいで困ってるくらいですよぉ〜。今日お迎えに来て下さい」だって。あわてて病院へいくとなぜか7吉は濡れていた。話を聞くと、昼からドンドン元気になって、点滴のチューブをカミカミして遊んでたらしい。看護婦さんが発見したときにはそこいら中、点滴でびしょびしょだったらしい。「これだけ元気ならもう大丈夫」って言われて今度は嬉し涙を流しながら帰った。腎臓のお薬と病院食で今では数値も落ち着いてよくなってきている。いつ急変するかわからない不安はあるが、そのときに後悔しないよういっぱいいっぱい愛していこうと思う。
 ごんたのべったりとはちがって7吉はさりげなく私のあとを追いかけてる。気がつくといつも私がいる部屋にいる。私が行く部屋ごとに猫たちも移動しているのがなんともおかしいけどたまらなくかわいい。
 7吉は童顔でいつまでたっても子猫のような顔をしている。何事にも無邪気でいつまでも玉をとって遊ぶ。それにつきあってじゃらしをユラユラするのもけっこう大変なのだ。これからいつまでねこじゃらしをユラユラすることができるかわからないけど、一日でも長くそうできることを神様にお祈りしよう。
                                   つづく・・・・・
Story of Nanakichi