下垂体腫瘍 脳神経外科医 山田正三
脳下垂体 下垂体について



下垂体とは脳底部からサクランボの様に茎でぶら下がって(下垂して)いる
小豆大の小さな器官です。
 
そして頭蓋底のトルコ鞍と呼ばれるくぼみに埋まっています。(図1)。 




















小さな器官ですが2つの異なる部分(組織)からなっています。 
それぞれ前葉(ぜんよう)後葉(こうよう)と呼ばれています。 
また下垂体を脳とつなげる茎を下垂体柄
を呼び、
茎は視床下部と呼ばれる脳の部分へと連絡しています(図1)。 
そしてこの下垂体は、色々なホルモンを産生する重要な内分泌器官です。 

これら産生分泌されるホルモンは
1.成長を促す成長ホルモン(GHとも言います)
2.甲状腺を刺激して甲状腺ホルモンを出させる甲状腺刺激ホルモン(TSHとも言います)
3.副腎のホルモンを分泌させる副腎皮質刺激ホルモン(ACTHとも言います)
4.男性の睾丸や女性の卵巣を刺激して性ホルモンの調節を行う性腺刺激ホルモン(LH、FSHとも言います)
5.女性の乳汁分泌を調節するプロラクチン(PRLとも言います)等があります。 

これらのホルモンは下垂体の前葉から分泌されます。 
これに対し後葉からは、バゾプレッシン(腎臓で尿の濃縮を行うホルモン)と
オキシトシン(分娩時の子宮収縮を行うホルモン)と言うホルモンが分泌されます(図1)。


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