各々患者さんの状況に沿った最善の医療(オーダーメイド医療)を行います。
下垂体疾患の治療実績と治療体制
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脳神経外科医 山田正三の下垂体疾患治療実績
現在までに約2300例以上の下垂体疾患の手術を行ってきました。
(下垂体疾患の手術を週6~9例、2011年は年間312例)

◆下垂体疾患の短期治癒率は86%、 下垂体疾患の長期治癒率80%◆

中でも特に治療の困難なホルモン産生腫瘍の治療を多く手がけ、成長ホルモン産生下垂体腺腫が原因の先端巨大症あるいは
巨人症といわれる疾患の手術をすでに800例行ってきました(本邦で最も多い一施設)(全国から紹介されています)その短期治癒率は86%、長期治癒率80%
(一般脳外科医の治癒率40~50%)は、本邦は勿論、世界の専門医 の報告でもトップクラスの治癒率です。


(最も良いアメリカの下垂体専 門医の治癒率が短期84%、長期78%と報告されている)。また必須のものではありませんが、手術用ナビゲーション、
内視鏡、エコー、ドップラー装置など最新の機材を術中充分に駆使し、より安全でかつ根治性の高い手術を常に心掛けております。

その他の最も治療に難渋することの多いクッシング病や、最近薬物治療が主体となり手術することの少なくなった
プロラクチン産生腺腫などの疾患も数多く手がけてきました。

新たにまた予後が不良で現在でも手術が最も効果的なクッシング病の手術は既に200例を越え、微小腺腫の長期治癒率は94%となっており、
本邦ではもちろんのこと、世界の専門医の報告の中でもトップクラスの治療成績です。これらの手術を顕微鏡、内視鏡はもちろん、外科用ナビゲーション、
マイクロドップラー、術中眼球運動モニターリングなどを使用し手術をより確実にかつ安全に行うための最善の努力をしています。その他、薬物無効なPRL産生腫瘍や、
まれな疾患であるTSH産生腫瘍(過去65例の手術例)などの腫瘍も手がけています。
またいわゆるホルモンの過剰産生を伴わない、非機能性腫瘍は既に1000例を越す手術実績があります。
これらの腫瘍は原則一度の経鼻手術で全摘出することを基本に治療を行っています。しかしこれらの腫瘍は時に巨大であったり、
浸潤性であったりと一筋縄では行かないものもわずかですが(5%程度)あり、このような難治性の下垂体腫瘍には既に概説したように拡大経鼻法や
近年我々が本邦で広く行う様になった経鼻手術と開頭術を同時に行う手術など患者さんの状況に即した手術方法を選択しています。

また通常の大きな非機能性腫瘍はほぼ全例で一度の経鼻法で全摘出することを基本に治療を行っております。
更に極めて大きな浸潤性の下垂体腺腫(巨大浸潤性下垂体)では近年経鼻法と開頭法の同時手術を開発施行し良好な結果を得ており、
新たな難治性巨大下垂体腫瘍の治療戦略となっております。一方、
通常開頭術にて治療を行う下垂体の上方に位置する頭蓋咽頭腫でも当院では
約9割の症例で拡大経鼻手術にて経鼻的に腫瘍の切除を行っています。


下垂体腫瘍・下垂体疾患治療体制
(多方面からきめ細かに治療していく体制)
◆
下垂体疾患の治療方針の決定、術後管理、術後フォローアップ◆
◆
内分泌・小児内分泌を専門とする医療チームとの連携◆

ご挨拶のところでも述べましたが、下垂体疾患の治療方針の決定、術後管理、術後フォローアップなどはたとえ下垂体を専門とする
脳外科医であっても脳外科的知識のみでは十分な治療を行うことは出来ません。


たとえば子供さんでは成長や二次性徴の問題など、極めて専門的できめ細かな管理と指導、時に薬物治療などが必要となります。

この点当院では平成6年秋から内分泌センターを設立し、患者さんを全人的に多方面からきめ細かに治療していく体制を更に強化いたしました。

すなわち全身のホルモンの状態の把握と適切な治療や指導には、下垂体を専門とする内分泌科医(責任者:竹内靖博部長)が、

また小児では小児内分泌を専門とする医師チーム(責任者:伊藤純子部長)が
我々外科医と協力しつつ治療にあたっています。
そして個々の患者さんに最善の治療を行う事(いわゆるオーダーメード治療)を常に心掛けて診療にあたっております。)


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