ブナ林便り

 2001年4月開始した この乱世世界史を瞥見する試みです。いま欧米中心主義の終わりを私たちは 目の当たりにしています。この世界史の転換を しかと記録に刻んでいきたいと思います。マスコミに載らない世界と日本、学校では教えてくれない世界・日本の歴史と現実。いまこそ 目を開くべき新しい世界のめざめと台頭、これから日々時々刻々の学習が必要です。一緒にこの新しい世界史を見抜く知恵と学識を創造していきましょう。
 経済成長・金もうけ至上、安保ボケ・平和ボケは、69年前の{終戦の詔書」いわゆる{ご聖断」にはじまりました。それは、東アジア・東南アジアへの侵略戦争を認めず、その侵略戦争の責任をごまかし認めない、いわゆる戦後史の始まりでした。実際は、敗戦降伏後すぐに冷戦構造に組み込まれ不沈空母の最大の属国として偽りの経済成長に酔う、そういう<終わりの終わり>の始まりでした。そして、そのことは、欧米式の近代化・殖民帝国作り の優等生だった日本が 最大最強の世界帝国になろうとしていた米国に 無謀にも挑戦し敗れ 世界を一極支配できる野蛮な米帝国の最も忠実なポチに成り下がる 終わりの終わりの 始まり でもあったのです。
 1980年代の早くから三木亘は、いわゆる近現代は軍事的・差別的・抑圧的メタ文明である欧米文明(維新後の日本はそれに倣った優等生)の一極支配、多元共存破壊のいわば闇の世界史を創ってきた、と批判し、多元共存再生の新しい世界史を夢見ました。遅れて板垣雄三は、欧米が世界に広めた近代・近代性は実はイスラームから学んだものであり、欧米中心主義の世界が潰れる今、日本はどう変わればいいのだろうかという問題を考えはじめました。華厳思想・宋学・タウヒード、いわゆるスーパーモダニティ復興という課題。そして、長野イスラム世界勉強会を創り、闇の世界史を終わらせる学習拠点づくりを試みはじめました。
 2001年以降の宗主国の末期的戦争帝国化の下、かねて構造的差別下に全島軍事基地の戦後史に苦しみ怒れる沖縄の民とともに、2011年以降、原発災害に怒れるフクシマの女(東北の鬼)とともに、われらの近代史はじめての<始まりの始まり>が開始されています。そういう<戦国乱世>にわれらは生きているのです。
 2015年,欧米中心主義の世界、そして三つの殖民国家(米・イスラエル・日本)の沈下ははっきりしてくるでしょう。その大転換に気づかず覚れぬわが国は,どういう反動に見舞われるのでしょうか。
 国民・市民の目覚めと立ち上がりを阻む,我らに根ざす欧米中心主義+日本イデオロギーの克服・脱却は,これからの困難な課題です。 その先にしか明るい未来はありません。
 3.11から4年経っても見えない現場、小出裕章さんは 大人たちは福島原発事故の責任を取れ と最終講義しました。 
 石牟礼道子さんは、3・11後、こんな句を詠みました。 / 毒死列島身悶えしつつ野辺の花 / ★ 石牟礼さんは、日本はいま、「絶滅と創成が同時に来た」時期にあると考えています。その通りです。わたしたちは存続の岐路に立っているのです。ブナ林便りでいう 終わりの終わりと始まりの始まり の 同時展開 です。

吉田悟郎
1921年2月8日生まれ。1945年から官許世界史との蟷螂の斧の戦いを続けてきました。今は16世紀以来の近現代世界の構造が崩壊しつつあります。新しい世界の目覚めが始まっています。この乱世世界史の中で日本は取り残されつつあります。
著書に『世界史学講義上下』(お茶の水書房)『自立と共生の世界史学』(青木書房)等。2016年2月95歳を迎え、ラストメッセージを発信し、,終わりの終わりと始まりのはじまりとを記録し続けています。この乱世世界史(日本史)の語り部たらんと努力しています。過去の記録『ブナ林便り・転』(孫娘がつくってくれた)と毎日の補注としてツィート[吉田悟郎pi」をあわせお読みください。

 

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★★★エキサイト 翻訳  「みんなの翻訳」
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序章 乱世世界史の今日、明日
第一章 日本列島
第二章 ハンギョレ 人民日報日本語版
第三章 にゅーす

20160702