2010 チームバイク No.2
レディオシャックのトレック・マドン6.9
レディオシャックはランス・アームストロングがリーヴァイ・ライプハイマーやアンドレアス・クレーデン、そしてヨハン・ブリュイネール監督といったアスタナの主要メンバーをごっそりと引き連れて立ち上げたチームだ。別府史之が加入したことでも話題になっている。
人材だけではない。ランスと関係の深いトレックもレディオシャックに供給チームを変更した。チームのメインバイクは、もちろんマドン6.9。ホイールはボントレガー、コンポーネントはアスタナ時代と同じスラムである。
マドン6.9は2010モデルで大きな変更が行われている。まずは、09モデルで不評だったフォーククラウンのカバーが廃された。ヘッドチューブとの面を合わせるために取り付けられていたカバーだが、これはいかにも不格好だったから、歓迎すべき改良点だと言えるだろう。また、エアロ形状だったシートマストが丸断面となった。エアロ形状だとサドルの左右の角度が調整できないので、丸断面にしたというワケだ。これも、実用上のメリットを重視した変更点である。
このバイク、12月に試乗してみたが、お世辞抜きでメチャクチャ素晴らしい乗り味だった。恐ろしく軽い踏み出しで、いっしょに試乗したサイクルハウスミカミの三上店長など「まだペダルに力を加えていないのに走り出してしまう」とビックリしていたくらいだ。
上りの軽快感も抜群で、特に激坂を上るのが他のバイクより圧倒的に楽だった。硬い踏み味なのに、振動吸収性もまずまず。オーベストの西谷店長もいっしょに試乗したのだが、あの辛口の西谷店長をして「あらゆる点で最高のレーシングバイク」と評していた。このバイクに乗って文句を言う人は、恐らくいないだろう。それほどまでに、素晴らしいバイクである。
ただ値段も恐ろしく高い。ボントレガー・XXXライトカーボンホイールが付いたデュラエース完成車で1,050,000円である。経済的に許せば是非とも買いたいバイクの最右翼であるが、ビンボー人の僕には絶対に買えない。
写真のレディオシャックカラーのチームモデルもプロジェクトワンの1カラーとして発売されるが、こちらはベース価格+180,000円」だそうだ(うち200ドルがガン撲滅のためにランス・アームストロング基金に寄付される)。ということは123万円! うーん、いくら素晴らしいバイクでも、買えないよなぁ。
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