当ページ内で「*」と下線のついた単語がいくつか存在します。
これは「注釈システム」といい、Javaが有効な場合のみ
この単語の上にマウスを置くとその単語の意味がわかるようになっております。


Parsnip.
名称 パースニップ
日本名 アメリカボウフウ(防風);シロニンジン;清正ニンジン;砂糖ニンジン
学名 Pastinaca sativa
英名 Parsnip
独名 Pastinake, Pastinak, Blasterrak
仏名 Panais
分類 セリ科
寿命 二年草(まれに一年草)
草丈 50〜120cm
原産地 地中海東部からロシアのコーカサス地方
発芽適温 15〜20度
発芽時期 種まきから15日〜25日程度
開花時期
収穫時期 10月頃から、発芽から130日程度
日本への伝来 明治初年

見た目 生育旺盛な二年生まれに一年草で全株平滑。
主根は長さ45〜50aくらいで円錐形、
外皮は乳白色で脂肪光沢があり、横じわがあります。
特有の香気もあり。茎は高さ90〜130aとなり、
中空で溝がありよく分岐します。
土質によっては分岐が多く発生することもあり、
それにより商品価値が低下することも。
根葉には長柄があり、*叢生*奇数羽状複葉
長さ60aくらいに達し、小葉は3〜4対で無柄、
卵形または長楕円形、歯牙緑で多少分裂し、長さ5〜10a、
茎葉は*互生し基部は茎を抱くようになります。
花は小さく緑黄色で*複繖形花序に着き、苞を欠き、
花弁は5個で内側に巻きます。開花は夏。
種子は暗褐色で扁平、翼をもち、長さ4〜8_、幅3〜5_、
厚さ1_程度で1000粒重は2〜5c程。
実用的発芽力の保存年限は2年といわれています。発芽は遅め。
Leaves.
食用になる白い根は香りがよく、みずみずしく、甘いが、やや苦みがある。
かぶとキャベツの芯と芋を合わせたような味わいである。
学名由来 パスティナカ・サティワと読む。サティワは「栽培」の意だが、パスティナカは諸説があり、
ラテン語のpastus(食料の意)にちなみ、根が食用とになることが由来するとも、
pastinum(鍬の意)にちなみ根の形に由来しているとも言われている。
栽培品種 多肉根の長さによって長品種と短品種があり、代表的栽培品種には次のようなものがある。

“ホロー・クラウン”-[Hollow Crown]
根は長さ45a、径15aにもなり、品質良好、豊産性でもっともポピュラーな栽培品種。

“スムース・ホワイト”-[Smooth White]
耐寒性が強く、貯蔵に向く。

“オール・アメリカ”-[All America]
純白色で、甘みに富む。

Flower.
利用例 ニンジンに似た香気があり味は淡白です。
ビタミンA、Cに富むばかりでなく、糖含量が約3%と高いです。
むかしは、これからシロップやマーマレードを作り、酒を醸したと記載されており
また乳牛の飼料として乳量を増すともいわれ、葉も野菜として用いることがありました。

生で食べることはなく、煮くずれしないのでポトフなどに適している。
薄切りにして揚げ、ポテトチップのようにもします。
生では食べず、茹でてから厚めにスライスしてサラダに入れたり、
スープやシチューなどの煮込み料理に利用します。
温野菜サラダや煮込み料理に使えます。
言ってしまえばにんじんとほとんど同様の使い方ができるということです。
また、塩茹でにし、そのまま塩魚や焼き魚に付け合せることも可能です。

その他積雪寒冷地の冬季野菜として利用することもできます。
来歴 すでにローマ時代から食品または薬用として利用していたらしく、ギリシア人やローマ人が野生品を
食用にしていたかもしれないが、そのころ栽培していたという記録はない。
ドイツではライン川に沿って豊富に生育している地帯があり、この地区のケルト人は
数百年前に彼らの侵略国から持ち込んだのではと考えられている。
ドイツでは1542年すでにパースニップは立派な図に描かれている。
それから八年後に写生された絵にはドイツ名Pestnachenの名が書かれているが、
この名はローマ名のPastinacaをドイツ風に呼んだものである。
16世紀の半ばには普通の野菜となってジャガイモと同様に主要食品となっていた。
16世紀ごろのドイツのパースニップは現在の種類に似て長形のものであったという。
英国へは16世紀以前に輸入されていたし、米国へは英国移民によって持ち込まれて普及したもので、
1609年バージニア州で栽培され、それから20年後にマサチューセッツでは普通に見られるようになっていた。
また、アメリカ・インディアンの間でも広く栽培された。
パースニップの球形の品種は北米でまれに見られる。西インド諸島には1564年に持ち込まれた。

わが国への渡来は明治初年と思われ、明治6年版『西洋*蔬菜栽培法』に
パアスネップとして簡単な記事があるが、明治14年刊行の
『舶来穀菜目録』にはアメリカバウフウの名前で出ている。
また複羽逸人博士の『蔬菜栽培法』(明治36年<1903>)には洋芹の下に詳述している。
明治の中ごろには、洋芹、清正ニンジンなどの名も用いられたといわれる。
現在は英語名をそのまま用いて「パースニップ」と呼ばれることが多い。
“Pastinaca”属について ユーラシア大陸(東はウラル・アルタイ地方からシベリア南部)に12種が分布し、
自生地では標高1000b以上のところにまで生えています。多くは二年草、時に多年草。
多肉根を有する。葉は羽状複葉で互生し、*托葉はありません。花は黄色または赤色で、
頂生の複繖形花序につき、ふつう総胞や小総胞を欠く。花後、分果を作ります。

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