ピアノの虫食い

ピアノの木部は防虫加工されているのでほとんど心配ありませんがフェルト部分は虫食いになることがあります。
*木部は防虫加工以前に虫食いになっている場合もあり、そのまま製品になっていることもあります

フェルトはご存知のようにウールですから衣類の毛をかじられるような被害にあいます。
虫食いは主にピアノを弾かなくなったときにおこります。
というのも鍵盤下のフェルトなどがかじられても弾く事により鍵盤でペシ〜ンとひっぱたく事で虫が退治できるからです。


カツオブシムシ
フェルトをかじる虫は主に二種類でカツオブシムシと米粒のようなイガの幼虫です。
体長は両方とも数ミリです。
カツオブシムシは名前のとおりカツオブシの色をしていて鰹節を好んで食べるためこの名前がついたようです。


カツオブシムシ ヒメマルカツブシムシ こげ茶で丸っこい形
ヒメカツブシムシ こげ茶で細長い形
イガ、コイガ     → 色も形もまるで米粒、どちらかというとインディカ米
カツオブシムシに比べるとイガは小食ですが短期的な繁殖力はかなりあるようです。
狭い場所が好きなようでピアノの細部やフレームの隙間などに入り込みそれを取り出すのは結構時間がかかる作業です。
このような被害にあわないように定期的なピアノの点検はしておきたいものですね。

対策としてはやはり防虫剤です。
一般的にはナフタリン、パラジクロルベンゼン、しょうのう、ピレスロイド系がありますが、なるべく高い位置に置きます。
*気化した際、空気より重い成分のため


ナフタリン、パラジクロルベンゼン、しょうのうはお互い化学反応をおこしますので併用は禁物です。
ピレスロイド系はどの防虫剤とも併用可能ですがやはり単体で使用しましょう。
わたしが試したかぎりではしょうのうがかなり有効のようですが、お好みのものをご使用ください。

*ナフタリン→効果が短い。
*ピレスロイド系 →「タンスにゴン」(ゴンゴンは1年用)、ムシューダー等の無臭性防虫剤。
*パラジクロルベンゼン→発ガン性が問題になっています。